鶴は千年、生活下手

2010年05月23日(日) 前を向くこと

先週の個別面談。
交流学習は今のところ朝の会だけだが、時間になると自分で準備
して一年一組の教室に行っているようだ。
で、今後の交流はできれば音楽の授業を一緒に受けさせてあげた
いと希望を伝えた。
じっと座っている授業では、おそらく1時限はもたないと思われ
るうえ、興味の無いものは聞いていられないからだ。
その点、音楽ならば興味を持ちつづけていられるだろうし、音程
もしっかりしていてすぐにメロディーを覚えられるので、ついて
いけるかなと思ったのだった。ピアニカもそこそこ弾けるし。

国語や算数に関しては余り心配していない。
算数の計算ドリルは既に1冊終えてしまったし、字を書くことも
最近ではとてもおもしろがって楽しく練習をしているらしい。
一番うろうろするのが体育の時間らしい。
みんなと一緒に何かやるという団体行動がとれない。
体育館には誘惑がいっぱいなのだ。
マットの方ばかり行ってしまいがちなのだとか。
それは仕方ないなと思った。
だって、それがもぐちゃんなのだもの。(笑)

それから、対人関係の学習がもっとも大事。
みんなと遊ぶのはいいが、遊びの中に自分中心のルールを勝手に
作って持ち込んでしまうとのこと。
ああ、そうそう、思い当たる。
うちで遊んでいても勝手にルールを作ったりする。
自分で思い描いた計画(予定)の通りにならない時に、大泣きし
たりパニックになったりするところは、家での対応の仕方などを
先生とよく話し合ったりした。

全体として、もぐちゃんはほんとに障害が軽い方なのだなと実感
することが多い。
それでも、できないことはたくさんあるが、少しずつ小学生とし
てのレベルを上げていっている様子に、子どもの能力の高さをも
実感するのだ。

「悲しいことばかりり考えているから悲しいことが起きるのだ。
 もっと前向きに楽しいことを考えなさい。」
夫と一緒に住み始めた頃、悲観的になりがちだったわたしによく
言ってくれた言葉である。

どんなことも、前向きにとらえていれば、物事は少しずつでも、
前向きに進むらしい。



2010年05月14日(金) 遠足だい!

おたふく風邪の治癒証明書は、5月1日に5月3日付けで書いて
もらった。
やっとこさお出かけを許可されたもぐちゃんが最初に行ったのは、
サイゼリヤであった。
念願のピザを食べたが、母としては食べられなかった期間があっ
たので半分で充分だろうと思っていたが、四分の三を食べた。
案の定、その後で買い物をしている最中に吐いてしまった。
予想はしていたので、ちゃんとポリ袋を持っていたから床に吐い
てしまうことは避けられたが、息子の吐瀉物の入ったポリ袋を持
ったままトイレまで早足の父と母であった。
ちょうど余分だなと思っていた分量を吐いたあたり、本当に具合
が悪くて吐いたのではなく、単なる食べ過ぎなのがよくわかる。
わたしも小さい頃はよく食べ過ぎて吐いたものだ。(苦笑)
「吐くまで食うな!」と怒られた子ども時代のわたし。(涙)
翌日は、父と二人でカッパ寿司に出かけたり、家でホットケーキ
パーティーをしたりと、寝込んでいる間に種隊と思っていたもの
を一つずつクリアして行ったもぐちゃんなのだった。

ゴールデンウィーク明けに学校に復帰して、今週は元気に通って
いるが、今日は遠足である。
小学生になって、遠足も電車を使う。
ほんの4駅の乗車区間だが、電車好きのもぐちゃんは、もううれ
しくてしかたがないのである。

遠足は学年全員で行くので、今日は支援級の担当の先生とともに
一年一組の一員として出かけた。
もぐちゃんは、「今日は一日、一年一組なの?」ときいてきた。
そうだよと答えると、朝からずっとなの?と再度きいた。
「う〜〜ん、朝はいつも通りで、出かける時から一年一組だよ。」
と答えた。
ふ〜〜んと、納得した様子だったが、いつもは朝の会だけ交流級
に行って、お勉強は支援級に戻るんだよと教えられているので、
今日は一日勉強は無いよというと、じゃあずっと交流級の一員で
いられるとうれしかったのだろう。

そんな様子を見ていると、やっぱりみんなと一緒がいいに決まっ
ているよなあと、少し複雑な気持ちになった。
が、少しずつ一緒にやれることが増えていけばいいのかなと思い
直している。
今日はこれから個別面談がある。
どんな授業で交流学習ができるのか、すべきなのか、担当の先生
とよく話し合って来ようと思う。

それにしても、雨にならなくて良かったね、みんな!


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市屋千鶴 [MAIL]