鶴は千年、生活下手

2006年03月15日(水) 夜泣きというより夜怒り?

日曜日の深夜に、もぐちゃんは起きて泣いた。
泣いたというよりも、怒っている感じだった。

今朝方も怒りながら泣いて起きた。
今朝は、ずっと立ったままわたしに向かって訴えるように泣いて
いた。
なんだか息子に泣きながら怒られているような気持ちだった。
しばらくわたしに向かって抗議していたが、わたしがくしゃみを
3回続けてしたら、我に帰ったようにすうっと落ち着いてきて、
抱っこするようになって眠りについた。
約45分間の出来事だった。

きっと、昨日のおやつの時間に、えびせんを無理矢理口に入れた
のを怒っているのだろう。
大好きなはずのえびせんにそっぽを向いたので、味を思い出せと
いう気持ちで口に入れたのだったが、泣くほど嫌がったのだ。
ずいぶん怒っていたのだろう。

夜泣きというより、夜怒りのもぐちゃん。
日中の行動でも意思表示がさらにハッキリしてきて、自我が強く
なってのだなと夫と話をしている。

 真夜中にすっくと立って訴える幼子の目は我を見据える(市屋千鶴)



2006年03月08日(水) 生協宅配

もぐちゃんは、生協の宅配のおじさんが来るのを楽しみにしてい
るのである。
おじさんも、自分の初孫がもぐちゃんより3か月ほど早く生まれ
ただけということもあって、もぐちゃんに会うのを楽しみにして
くれている。
このおじさんは、出産後、初めておめでとうと言ってくれた他人
である。

先週、先々週と、もぐちゃんが昼寝をしていたので会えなかった。
今日は昼寝をしていなかったが、ちょうどうんちの処理をしてい
る時に宅配の車が停まった音がしたので、急いでおむつとズボン
をはかせ、うんちのおむつを片手に玄関を開け(手は使わずに)、
やってきたおじさんに大きな声でうんちの始末をしているからと
声をかけた。
もぐちゃんは、注文票の入った袋を持って玄関まで出ておじさん
にそれを手渡し、おじさんから商品を受け取って玄関の横に置い
ていた。
米5キロはさすがに2歳児には無理なので、おじさんが玄関に置
いてくれた。
わたしが手を洗って玄関に行くと、もうすっかりやり取りは終わ
っていて、ご苦労様でしたと挨拶をするだけになっていた。

親バカだが、「ありがとう!えらいねぇ!お母さんはとても助か
ったよ。」と、抱きしめて礼を言い、ほめるのだった。
ほんとにわたしのすることをよく見ているのだなぁと思った。

こんなもぐちゃんだが、ひとつ、この関連でまいったなぁと思う
ことがある。
それは、ピンポーンと誰かがやって来ると、生協の注文票の袋を
持って玄関までやってくること。
(いや、だから、それは生協のおじさんのときだけだから・・)
そんなことはもぐちゃんにはまだわからないらしい。
一生懸命お手伝いする姿に、訪れた人も笑みをこぼすのだった。



2006年03月02日(木) 通院日

今日は通院日。
目覚しを止めて少し眠ってしまい、猛スピードで支度した。
なんとかいつものバスに乗ることができた。

北里大学病院では、外来の検査手順が今年から変わった。
というか、システム全体が変わったのである。
診察前検査で採血や採尿をすることが、以前よりも早くなった。
以前は各科の処置室で採血していたものを、中央採血室というと
ころで一括して採血するシステムになり、待ち時間がなくなった。
医師によると、検査結果が出るのも早くなったらしい。

さて、検査結果はまずまず順当なところらしい。
ただ、食事制限について少しばかり愚痴をこぼしてきた。
ストレスで食べてしまうタイプなので、なかなか上手く行かない
と告白した。
子育てのストレスもさることながら、病気そのものに対するスト
レスはもっと大きい。
何をしても治る病気ではないのだという現実が重いものに思える。
食事制限したところで、どれだけこの病気に効果があるのかとか
考えてしまったりする。
病気に対する効果ではなく、腎臓をいたわるために必要な食事制
限だということはわかっているのに、ときどきやけくそのように
食べたくなる。

それでも、なんとか踏んばっていられるのは、家族がいるからだ
ろうと思う。
特に、子供が小さいのに倒れたりするわけにはいかないと思うと、
なんとか踏み止まれる気がする。

不満や不安を告白したわたしに、検査結果の数値を示し、本人が
思っているよりもゆっくりとした悪化であることが説明された。
まだまだ踏んばれるらしいと思うと、元気が出た。
待ち時間は一番長いであろうわが担当医師なのだが、こういうと
ころや、同じ母としての相談ができるところがうれしい。

ところで、先週の土曜日、横浜まであるライブを見に行った。
久しぶりに男性の歌声で鳥肌が立った。うれしかった。

 嚢胞が無ければもっと自由だろう住みたい場所で食べたいものを
                          (市屋千鶴)


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