鶴は千年、生活下手

2005年03月31日(木) 開花宣言

やっと東京も開花宣言がでた。
花粉症もそろそろマスク無しでよくなるだろう。
目のかゆみは、こすってしまったせいでまだしばらく続く。

花粉で過敏になった鼻の粘膜が、鼻をかんだり鼻栓をしたりする
ことによって薄くなっていて、それが気温の変化に反応するとい
うのが、わたしの場合は花粉症の終わり頃の症状である。
そうなると、外を散歩している時の方が調子が良かったりする。
建物の中に入り、体感温度が変化するとくしゃみが出る。
帰宅して装備を解き、少しするとくしゃみが出る。
布団から出るとくしゃみが出る。
この、布団から出るとくしゃみが出るという状況が終わりの合図
のようなもので、だんだんと体感温度の違いも、起床した時だけ
の反応になる。
桜が咲く頃には花粉症が納まるのは、気温が上がるからだろう。

もぐちゃんを寝かし付ける努力の甲斐有って、22時前には寝る
ようになった。
21時になると、電気を消して一緒に布団に入り、数え歌などを
歌いつつ眠りにつかせる。
大体30分くらいかかる。
朝は8時前に起きるようになった。
夫に行ってらっしゃいをするために起きるようなもぐちゃん。
午前中に散歩して、お昼を食べて暫くすると2時間くらいの昼寝
をする。
起きてから、楽しみにしている教育テレビの「いないいないばぁ」
と「おかあさんといっしょ」を見る。
その後は、わたしの夕食の準備をするそばで、うろうろしながら
遊んでいる。
夕食の約1時間後にお風呂に入り、少しすると21時になるので
就寝となる。

1歳までは、「ひよこクラブ」の付録だった「育児ダイアリー」
にいろいろと書き込んでいたが、1歳になってからしばらくは何
もつけていなかった。
1歳を過ぎて家計の見直しもしたいと思い、ノートにレシートを
貼付ける形で家計簿代わりにすることにした。
それには、もぐちゃんの記録も書き込めるようにした。
1日で1ページ。
もぐちゃんの24時間が記入されている。
最近では、もぐちゃんの記録の方が優先で、家計簿代わりといっ
ても、入出金の記録をするだけになっている。
それでも、何に使ったかが後で見られるようになっていればいい
だろうと思っている。

我が家の小さな人は、母のすることや感嘆の仕方を真似るので、
我が家の大きな人は、少しやきもちを妬いたりするのだった。



2005年03月30日(水) 立ち止まる

花粉症による目のかゆみは、くしゃみや鼻水が一段落してからも
続く。
マスクをしていれば、外でくしゃみをすることはなくなりつつあ
るが、目はかゆい。
一度でも手を出してしまうとどんどんかゆくなってしまうので、
外ではなるべく目を触らないようにする。(難しけど。)

春めいたお天気でも、必ず滑りの良い上着を着て、もぐちゃんに
も必ずコートを着せ、帰宅したらそれを脱がせて花粉ガードする。
帽子も必ずかぶるし、もぐちゃんにもかぶってもらう。
最近は、帽子を嫌がらなくなったので助かっている。

親子で他人よりも少しばかり厚着をして、片手はもぐちゃんと手
をつなぎ、片手でベビーカーを押しながら買い物に出かける。
交通量が多くなってくると、ベビーカーに乗ってもらうのだ。

そうやって歩いている時に、もぐちゃんがぴたりと足を止める時
がある。
道ばたの何かに気を取られるのではなく、前を向いてぴたりと足
を止めてしまう。
それは、前方に知らないおじさんがいる時なのである。
後ろから追い越されたり前から歩いてくる分にはまったく平気な
のだが、前方に立ち止まっているおじさんが気になるらしい。
ベビーカーに乗っている時はそんなことは全くないのだが、自分
の足で歩いている時には、少し怖いのかもしれない。
薬局のおじさんは、いつも笑顔で挨拶をしてくれるし、知らない
おじさんではないのに、今日は店の外でたばこを吸っているのを
見て立ち止まってしまった。
知らないおじさんに見えたのかもしれない。
白衣を着ていなかったからか、それとも薬局の中にいなかったか
らか。
1歳3か月の不思議。



2005年03月25日(金) 通院日

今日は通院日。
診察時間を少し遅くしてもらい、もぐちゃんを預かってもらうの
を1時間近く遅くしてもらった。
夫の出勤時間と重なってしまうのは、思ったより大変だった。
バタバタと家を出て、預けるお宅に着く頃になって、ハンカチと
よだれかけを忘れたことに気付いたが、もう戻れなかった。
予定のバスに走って乗り込んで、予約時間の少し前に到着。
受付するとすぐに診察前検査で呼ばれた。
今日は早かった。
診察室に入ったのは、先月や先々月よりもずっと早かった。
今日は、待合室も人が少ないように感じた。

検査結果は、横ばい状態。まあ、こんなもんだろう。
いつも待合室で一緒になる方は、風邪を引いて近所の医院で治り
その後にインフルエンザにかかってしまったらしい。
先週末のことだそうな。
何年ぶりかで40度近い熱を出したので、かなりきつかったわと
言っていた。
きっと最初の風邪で医院に行った時にでも移されたのねと言って
いたが、冬の間は病院に行くのにも細心の注意が必要なのだ。

今通っているのは内科専門外来というところなので、風邪をひい
ている人はあまり見かけない。
内科総合外来だと、風邪の人も多いのだろうと思う。
花粉症の薬を出しましょうかと言われたが、あと1週間くらいの
辛抱だからと辞退した。
来年は、2月のうちに出してもらうことにしよう。

思ったより早く終わったので、帰りに本屋で立ち読みした。
「小説宝石」の穂村さんと東さんの対談である。
マスクをしていて良かった。
でなければ、一人でほくそ笑んでいる怪しいおばさんになってし
まっていただろう。むふふふふ。
東先生が、突っ込んでばかりいたというこの対談は、まさにその
とおりで、結婚生活の大先輩である東先生の突っ込みが面白い。

 別々の人生同士が暮らすにはきっと何かを捨てねばならず(市屋千鶴)



2005年03月24日(木) チョコはまだ早い

昨日の午前中、子育てサロンに行ったのだが、そこでもぐちゃん
はチョコをもらって食べていた。
わたしが見ていなかった時に、民生委員の方からもらったらしい。
もぐちゃんの口から茶色い液体がしたたっているのを見て、一瞬
ぎょっとしたのである。
すぐにそれはチョコだとわかったが、1歳児にチョコはまだ早い
のではないだろうか。
少なくとも、我が家ではまだ食べさせていない。
親が食べているポッキーでさえ、チョコの部分は親が食べ、持つ
ところだけを与えているくらいだ。
(見た目はちょっとかわいそうだけどねぇ。)

いつももぐちゃんを抱っこしてくれる方に、出されるお菓子の中
にチョコというのは難しいのではないかと言ってみた。
小さい子用に、乳児用のおせんべいもあるが、お母さん達用にと
チョコやその他のお菓子も置いてある。
おそらく、もぐちゃんがチョコを指差して欲しそうな素振りをし
たのだろうが、ちょっと考えて欲しかったなぁ。
なにしろ、キューブチョコ一個丸ごと口に入れていたのだから。

他にも、工作として折り紙でメダルを作る時間が有ったのだが、
お母さん達に折り紙を配っている間、お茶の入った湯飲みや急須
が置いてある座卓の周りには、誰もいなかった。
もぐちゃんは、急須とか湯飲みとかお盆とか、とにかく触りたい
タイプであるので、すかさずそこをめがけて駆け寄ってしまう。
周りに民生委員さんがいる時は、触らないように見ていてくれる
ので、安心しておしゃべりしたりできるのだが。
折り紙を配る時間と折り紙をしている時間は、周りに人がいなか
ったので、わたしはもぐちゃんを抑えるのに手いっぱいで、折り
紙どころではなかったのだった。

子供を安心して遊ばせながら、お母さん同士のおしゃべりなどが
できるというのが、子育てサロンの目的でもあるのだから、お茶
やお菓子も有っていけないものではないが、それ以上に気を配る
ことがあるのではないのだろうか。
実際、子供を側に置いたままで、熱いお茶など持っておしゃべり
してはいられない。
まだ寝ている子ならばまだしも、ちょこまかと歩き回る頃になれ
ばなおさらである。
飲み終わった湯飲みだって、座ったところに置いたままのお母さ
んもいるし、もらったおやつを置いたままのお母さんもいる。

楽しくおしゃべりもしたいし、子供も楽しく遊ばせたい。
どこで妥協すればいいのだろうか。
仕切りたがり屋の悪い癖がでそうで困った。



2005年03月23日(水) 戦いの日々

ずっと、花粉症との戦いの日々が続いている。
妊娠する前は、つらい時は薬を飲んでいた。
妊娠・出産を経て腎臓の温存期に突入したからには、腎臓や肝臓
に負担をかけることはなるべく避けていきたいと思っている。
そのために、薬を飲むことも極力避けている。
担当医師が処方する薬には考慮をしてくれているのだから、当人
が考慮しないわけにはいかない。
というわけで、薬無しで花粉症と戦っている。
さすがに、目のかゆみには耐えられないので、目薬は時々使う。
くしゃみは鼻水は、鼻栓とマスクでなんとかしのいでいる。

しかし、鼻や目のむずむずかゆかゆがイライラをもたらしている
ことは否定できない。
そのイライラをなんとか押し殺しながらくらしているのだ。

そんなわたしの苦労は、花粉症でない夫にはまったくわからない
ことであるらしく、わたしが時おりこのイライラのために発して
しまうきつい言葉にカチンと来たりしている。
そして、そのことをわたしに言うのだが、それを聞いたわたしは
ますますイライラしてしまうのだった。

月曜日の買い物帰りもそうだった。
夫は今週から、登戸で南武線に乗り換えたところに通うことにな
ったのだが、わたしには登戸だと言っていた。
それなのに、登戸から先の定期は向こうで買うよと言うのを聞い
て、「なんでっ?」ときつい口調で聞き返してしまった。
夫は、その口調にカチンときたらしく、その先までだと言ったと
いい張り、わたしの頭が働いていないと言った。
その言葉でわたしはプチッと切れて、家までの間、口も聞かずに
ベビーカーをガンガン押して歩いた。

家についてから、わたしの気持ちを思いっきり訴えて、夫の理解
を求めた。
頭に来ていた。
何も好き好んで花粉症になったわけではない。(腎臓もそうだが。)
花粉症のイライラと生理のイライラとを、一生懸命抑えて抑えて
買い物をしていたのに、頭が働いていないとはなんだ。
花粉症の時期は、自分でもぼーっとして物事を忘れがちになるの
で本人も大変気にしていたのである。
勤務先の移転の話では、夫は確かに登戸だとしか言っていないの
である。
夫も、わたしの訴えを聞いて、そう言えば自分も登戸の先だと聞
かされたのは、先週の後半だったと思い出した。
なにさ、わたしはほんとに聞いてないんだもんねーだ。

夫にはつらい状態であることを理解してもらったので、月曜の夜
からは優しくしてもらっている。(にっこり)

こんな感じで、桜が咲くまで戦いは続く。

 懲役の一つに杉の伐採をしている国の夢を見ている(市屋千鶴)



2005年03月17日(木) 食べ方

最近の子供には「ばっかり食べ」が多いという。
それは子供だけでなく、そういう子の親も同じように「ばっかり
食べ」の場合があるのだそうな。
口の中で味が混ざるのが嫌なんだってね。ふ〜〜ん。
口内調味という言葉は聞いたことも無いんだろうね。

夫は、ご飯とおかずの減り具合を上手い具合に調整して食べる。
わたしは、おかずよりもご飯を多くかっ込んでしまう性質なので、
ご飯が先に無くなることが多い。
わたしが、ご飯が足りなくないかとか、おかずが足りなくないか
とか訊くと、その度にちゃんと考えて食べてるから大丈夫だと言
われる。
そういう夫には、「ばっかり食べ」は認められないだろうと思う。
基本的に、他人の食べ方にとやかくいう方ではないので、別にど
うでもいいのだが、自分の家族だったら嫌だろうな。

銀行員時代の同期入社の女性は、カツ丼は食べなかった。
カツ煮とご飯として食べるのである。
それに、納豆もご飯にかけては食べない。
納豆をつまんでご飯を食べるのだ。
これは、「ばっかり食べ」とはまた別の、「混ぜない派」である。
夫は、なんでもご飯に乗せて食べるタイプで、取り皿代りにご飯
に乗せるのだ。
それなのに、混ぜては食べない。
カレーも混ぜない。
納豆ご飯も混ぜない。

わたしは「混ぜる派」で、納豆ご飯も混ぜて食べたいし、カレー
も全体にかけて混ぜて食べたい方である。
夫にお子さまだからだと言われる。(ふんっだ!)

 味付けや食べ方の違いそんなものどうとでもなる10年である
                          (市屋千鶴)

今年の夏で、夫と付き合い始めてから丸10年になる。



2005年03月16日(水) バターが多かったね

すみません、うんちネタです。

ミニニンジンをバターで甘く炒めたものをもぐちゃんに食べさせ
たのは、昨日のことだった。
昨日はうんちが朝の1回だけだったが、今日は昼寝をするまでに
もう3回もうんちした。
3回目は緩いうんちで、ニンジンとバターの匂いがした。
もぐちゃん、ごめんね。
母はバターを多く使い過ぎたのだ。(しくしく)
おまけに、ニンジン好きなもぐちゃんは、いっぱい食べたのだ。
いつもはややきばってうんちをするので、見ていても今したなと
わかるのですぐ替えるのだが、ゆるめのうんちは気付かないうち
にしっかりとしてしまっていたりして、下着の足ぐりのあたりが
少し黄ばんでしまった。
今日は暖かいので、おむつを替えた後にシャワーでお尻を洗って
あげた。
ずっとコロコロかいい具合のうんちだったので、日中にシャワー
でお尻を洗ったのは、ほんとに久しぶりだ。

もぐちゃんは、眠いところをおむつ替えされて、裸んぼうにされ
てシャワーで洗われたためか、昼寝する前に少しだけぐずった。
最近は、22時前に寝るようになったので、朝も夫より早く起き
るし、昼寝の時間も早くなった。
これまでは午前中に一人の時間が使えたのだが、今は夜に寝かせ
る時にわたしも一緒に寝てしまうので、一人で使える時間が少な
くなった。

それと花粉症のために、疲れるのだろう。
医療控除申告のための書類は、国税庁のHPで作成したが、明細
書を作ろうとしたまま、手が出せないでいた。
一度に高額に出費したのではなくて毎月の積み重ねなので、明細
はかなり細かくなってしまうのだ。2年分はめんどくさい。
来年、3年分の申告をしなくては。
来年は、花粉が飛びはじめる前に明細書を作るぞー。



2005年03月14日(月) 電車の風景

昨日の帰り道、駅に着いたら路面が濡れていて、夫に雨だったの
かと訊ねたら雪だったとのこと。
今日も寒い。
昼過ぎまでは晴れていて、日が差し込むリビングは暖かかったが、
もう曇ってきてしまってまた寒くなった。

わたしは、家の中でくしゃみが出たり鼻がむずむずする時は、迷
わず鼻栓をする。
ティッシュで片方ずつの鼻栓を作ったり、面倒な時は繋げて鼻輪
にしたりする。
もぐちゃんは、最初の1日2日は面白いものを発見したという顔
で鼻栓を取ろうとしたが、それもすぐに慣れ、今では鼻栓姿の母
を見ても「またしてるのね」という顔をするだけである。

鼻栓に慣れられてしまうのもいかがなものか。

昨日、南大沢にいく途中で作った歌。
 マスクする人が仲間に見える春 帽子もかぶれば親戚気分(市屋千鶴)

小田急線の中で、隣に座った男女のこと。
 見下した物言いをする彼のよこ彼女の言葉はいつでも途中(市屋千鶴)
 謝ればそれで終わりと切り替えのできる彼氏の逆ギレ具合(市屋千鶴)

何かを謝ったらしい彼氏だったが、おそらくは字面だけの謝罪だ
ったのか、それともただの言い訳だけだったのか、彼女は彼の態
度に納得していなかったらしい。
自分の気持ちを伝えようと口を開く度に、彼の言葉はことごとく
まるで子供を叱るような問いただすような聞き返しばかり。
彼女の方は次第に何も言わなくなっていった。
彼の、彼女に対する思いやりのようなものは微塵も感じられない
口調だった。
他人事ながら、少し腹が立った。
わたしなら、こんな男とは付き合わないだろうなと思った。

そして、帰り道に作った歌。
 ルイ・ヴィトンのバッグを抱え眠る人バッグの方がしゃんとしている
                            (市屋千鶴) 
それは持ち主よりも、ずっとしゃんとしていた。



2005年03月13日(日) 女性ばかりのぷらむの日

今日はぷらむの日。

この時期の多摩方面に行くにはきちんとした準備が必要で、駅の
売店で珍しいマスクを見つけてそれを装着。
メントールとユーカリの香りのするマスク。
香りが薄くなってきたら、パンパンと叩くと香りが復活する。
かけているだけで鼻がスーッとして気持ちがいい。
おかげで、目はかゆかったが鼻は調子が良かった。
あまりの心地よさに、香り付きのことを会うひと事に話し、若い
人達にまた言ってますねと笑われた。
うれしかったんだよ〜。

わたしが参加した限りでは初めてではないかと思うのだが、今日
の参加者は女性ばかりだった。
女性ばかり、東先生を入れて6人の集まりだった。
途中で早く帰った人と入れ違いに遅れてきた人も女性で。
花粉症のせいかどうか、かなり見当違いな発想をして爆笑された。
自分でも、そう発想した後に、いやそれは違うなと思っているの
にもかかわわらず言葉に出てしまって、本当に爆笑された。

今月のお題は「器」。
 一番の苦手は器械体操と母に嫌みを言う祖母だった(市屋千鶴)

 お揃いの食器を買えば仲直りできただろうか こいもころがる(市屋千鶴)

 移植可能な臓器を持たず生きていく嚢胞(のうほう)に埋め尽くされたまま
                            (市屋千鶴)

一首目。
わたしは小学生の頃、器械体操が嫌いだった。
それと同じくらいに、母に嫌みを言ったり、母のいないところで
父の姉達と母の悪口を言っている祖母が嫌いだった。
その嫌いなものを二つ並べたつもりだったのだが、
 「一番の苦手は器械体操」と、母への嫌みを言う祖母だった
という具合に読めるということに、みなさんの意見を聞いていて
やっと気付いたのだった。
わたしの意図する通りに読み取ってくださった方もいたのだが、
それはたった一人だけで。
わたしの意図するままを読み取ってもらうには、
 一番の苦手は母の悪口を言う祖母と器械体操だった(市屋千鶴)
とすればいいのだろうが、器械体操を先に持っていきたかった。
どうすりゃいいのかなぁ。

二首目。
若い頃の恋愛は、なかなか素直になれないことが多く、自分から
距離をとってしまったりしていた。
自宅で一緒に食事をするためにお揃いの食器を買うような、女性
らしいというかなんというかかわいらしさというか素直さが有っ
たなら、あの恋は続いていたのだろうか。
一人暮らしの食事を片付けたりしていると、思い出すことが有る
のだった。
「こいもころがる」は、「小芋転がる」でも「恋も転がる」でも
どちらでもいいなと思ってひらがなにした。

三首目。
最初にできたときは、
 嚢胞に埋め尽くされて生きていく移植可能な臓器を持たず(市屋千鶴)
だった。
やっぱりこのままのほうが良かったらしい。
「器」で思い付いたのが臓器移植だった。
そういえば、わたしの臓器で移植に使えそうなものは無いんだな
あと思った。
ただそれだけだった。

帰り道、とても寒かった。
久しぶりに手がかじかんだ。
冷たい指は、目のかゆみを抑えるのにはとても効果が有った。



2005年03月11日(金) ニンジンは甘い

わたしの担当医師は、わたしの病状を見てこう言う。
「他の腎臓病の患者さんと比べると、のう胞腎の人は経過が緩や
 かですね。」と。
やはり、腎臓そのものが何か炎症を起こしているとかの場合と比
べれば、物理的に処理スペースが小さくなってしまうことによる
腎機能の低下というのとは、違いがあるらしい。

とはいっても、ここ3か月ばかり、蓄尿で測定されるタンパク質
の量も塩分の量も、オーバーし過ぎだと思っている。
なぜだろう。
冬になると、とっても米が食べたくなるのである。
それも、おにぎりとか巻寿司とか、べらぼうに食べたくなる。
それがどうやらたたっているらしい。
ほんとは、すし酢、要注意。

おにぎり、もぐちゃんも大好きなのである。
今は特に食べないものというのがなくて、わたしや夫が食べてい
るものであれば、何でも食べようとする。
ピーマンもほうれん草も茄子も豆も芋類も食べる。
大好きなのがニンジンだったりする。
わたしの作る料理のニンジンが甘いかららしい。
夫もわたしの作る料理のニンジンは甘いという。
わたしの作る田舎料理がどんどん好きになっている模様。(笑)

田舎料理だけれど、味付けは減塩の塩(ナトリウム50%減)と
減塩醤油(ナトリウム50%減)を使っているので、塩分は少な
めにできている。
ただ、味噌はそうもいかない。(茄子の味噌炒めとかね。)
汁物であれば、だしを多めにして味噌を少なくすることができる
が、だしにも塩分は含まれているのだから要注意。
我が家で多用されているのは、七味唐辛子とコショウとカレー粉
と酢である。
ただ、もぐちゃん相手にはまだ香辛料は多く使えないので、今は
薄味でちょっと甘めの味付けになっている。

とりあえず、ちゃんと育っているらしい息子。
坊主頭が、とてもいたずらっ子に見える。



2005年03月10日(木) くしゃみしてます

3月に入って、初めての日記更新である。
2月23日の春一番で花粉症のスイッチが入ってしまったので、
今週前半に春の陽気はきつかった。
くしゃみはしているし、目はかゆいし、鼻水が出ているが、その
他は元気である。
隣の母娘はインフルエンザにやられたと行っていたが、我が家は
今のところ、インフルエンザや風邪にも無縁である。

先週の金曜日の雪に時は、もぐちゃんを抱っこして玄関先で雪を
ながめた。
降る雪に手を伸ばしてみたり、手を伸ばさせてみたりした。
アパートの隣の駐車場に立てられていたモデルルームが取り壊さ
れ、先週の土曜日にはコンクリートを剥がす作業をしていた。
朝からドシンドシンという振動に起こされ(それは寝過ぎかも)、
せっかくだからと、働く重機をもぐちゃんに見せたりしていた。
モデルルームの解体のときは、最終日に交通整理のおじさんが手
を振ってくれたが、今回は誰も手は振ってくれなかった。
だが、働く重機の姿には興味津々の顔であった。
コンクリートを剥がした後に砂利が入れられた。
ローラー車と小型のユンボが片隅に置かれた。
日曜日に地面は踏み固められ、アスファルト用の機材が置かれた。
そして月曜日の昼にはすっかりきれいなアスファルト姿になり、
火曜日には駐車スペースの線引きが済んでいた。
そうして、アパートの隣は、きれいに生まれ変わって再び駐車場
になったのだった。

遡って日曜日。
3人でヨーカドーに行き、わたしだけが上の階でちょこっと洋服
を見ており、夫ともぐちゃんはエスカレータの横の長椅子で休ん
でいた。
わたしが上の階から降りて行くと、もぐちゃんはすこぶるうれし
そうな顔をして、わたしを喜ばせた。
食品の買い物をする用意をしていると、風船を持った親子連れが
通りかかった。
妹の持っていた風船はオレンジだった。
お兄ちゃんの持っていた風船は青だった。
もぐちゃんは、妹の持っているオレンジ色の風船に誘われるよう
にその兄妹のそばに寄って行ったりした。
夫がもぐちゃんを連れ戻して抱っこしていると、お兄ちゃんの方
が近付いてきた。
わたしも夫も一瞬だけ警戒したが、その男の子は自分の風船を差
し出したのだった。
触らせてくれるんだなと思って、夫はもぐちゃんの手をとり風船
をポンポンと叩かせたりした。
すると男の子は「あげようか」と言い、青い風船をもぐちゃんに
くれた。
わたしと夫はその男の子にお礼を言い、一緒にいたお母さんにも
お礼を言った。
お母さんの方が困惑顔だった。
妹がいる子は優しいねと、夫と話し合った。
夫にも妹がいる。

今日は、もぐちゃん、少し眺めの坊主頭になった。
約半年ぶりに床屋さんに行ったのだが、嫌がってしまうので床屋
さんもなかなか大変そうだった。
今度こそ、電気バリカンかス○カル、買おうかな。

それにしても、目がかゆい。


 < 過去  INDEX  未来 >


市屋千鶴 [MAIL]