鶴は千年、生活下手

2004年04月30日(金) 店頭にて

ダスキンの交換に来るのを待ちきれずに、散歩に出てしまった。
早く写真の焼増し分を受け取りたかったのだ。
写真屋さんでは、まちがってキャビネ版で焼いてしまったのでと、
キャビネ版のおまけつきだった。
その上、もぐちゃん一人の写真を大きく焼いて店頭に飾りたいの
だが良いかと訊かれた。
三人の写真だったらこっぱずかしくて嫌だと断ったのだが、息子
一人の写真であればと快諾した。
近いうちに、東林間駅前の写真屋さんの店頭にもぐちゃんが並ぶ。

お金をおろしにATMに行ってみると、連休前だからか月末だか
らか、とても混んでいた。
マクドナルドで少し時間を潰して出ると、りょうくんとお母さん
に会った。
りょうくん、風邪をひいてしまったのだとか。
暑かったり寒かったりだから、無理も無いかもしれない。

それから、少しだけ遠回りして帰った。

夫は、明日から3日間は休むらしい。
その後は出勤するんだろうな。
さて、五月人形を出して写真を撮るのは、いつにするのだろうか。

 少しだけ遠回りして帰るのは君に眠りを贈りたいから(市屋千鶴)



2004年04月29日(木) 緑を愛でる日

いつもの公園に行ったら、案外人が多かった。
この公園には、藤棚が有る。
姉の家の近所の公園にも藤棚が有るが、どこもそうなのかなぁ。
小学生の男の子が二人、あの紫の花はなんだろうと言っていた。
草花にうといわたしだが、藤の花くらいはわかる。

お友達になった男の子二人(だいきくんとりょうくん)。
だいきくんとは、ポリオの予防接種も一緒だった。
どちらも1歳と少しなのだが、もぐちゃんを見ると興味深そうに
寄ってきてくれる。
お母さん達は、どちらも30歳前だと思うのだが、気さくに話し
かけてくれるのがうれしかった。
だいきくんのお父さんも仕事なのだとか。
だから、いつも通りに遊びにきたんだよねと語り合った。
もっと大きくなったら、一緒に遊んでねといつもお願いする。
二人ともバイバイしてくれるので、おばちゃんはうれしい。
その後、駅前まで写真の焼増し分を受け取りに行ったら、お店は
休みだった。
純粋に散歩だけになってしまったのだった。

「キャシャーンがやらねば誰がやる」というフレーズ。
懐かしい。非常に懐かしい。
何ゆえこれほど懐かしいのかというと、それは小学校五年生の頃
のこと。
児童会長の選挙のためのポスターを友達と作りながら、ふざけて
録音したテープに残っていたわたしの台詞。
「キャシャーンがやらねば誰がやる。おれがやるー。」
(「おれ」:方言では女性でも自分のことは「おれ」と言う。)
今でも、この録音された自分の声を思い出すのである。(苦笑)

映画、見たいなあ。

032:薬
 一日中君と一緒にいた日には薬を飲まずに眠れてしまう(市屋千鶴)



2004年04月28日(水) 雷、鳴った

午前中、洗濯物を干そうと思っていると、雷が鳴って雨。
まいったなぁと思っていると、割合すぐに天気は回復した。
が、まだ黒い雲が空の半分を覆っていた。
雲の流れを確認し、いつもの時間よりも10分ほど遅く、散歩に
でかけた。
案の定、いつもの公園には誰もいなかった。(そりゃそうだ。)

コンビニでお金を下ろして、雲行きを確認しながら帰宅。
結局、その後は雨は降らなかったし雷も鳴らなかった。
夜になって、もぐちゃんはちょっと大泣きした程度。(笑)
眠いこと、暑いこと、空腹なこと、ミルクが冷めてしまっておい
しくないこと。
いろいろ混じってしまって、もぐちゃんはどうしていいかわから
ずに大泣きしたのだった。
もちろん、わたしの対応の順番が適当でなかったからなのだが。
まずは、暑いことを解消しないといけなかったらしい。
それに気付いて対応していたら、ミルクが冷めてしまった。
それでおいしくないミルクに怒って、また泣いて暑くなる。
ミルクを作り直して、足やお尻を拭いてあげて、それから飲ませ
ると落ち着いて飲めるようになった。
対応がまずくて大泣きさせてしまったくせに、何を怒っているの
かわからないと苛立った自分を申し訳なく思った。
しばらく、そういうことがなかったからなぁ。

明日は、夫は普通に出勤だそうで、今週次第でGW後半の予定が
決まるらしい。

そういえば、昨日、山口の夫の実家から、五月人形が届いた。
夫が帰宅してから荷ほどきしたが、どうやら夫の五月人形である
らしい。
しかし夫は、見覚えの無いものもあると困惑ぎみ。
アパート暮しにはちょっと大きすぎる代物である。
おそらく、ずっと飾ってはおけないので、一日だけ飾って写真を
撮って、その日のうちにしまうことになるのだろう。
その前に、虫干ししなくてはならないのではないだろうか。

031:肌
 肌が合う人がいいわと君は言い僕のもとからすべてを奪う(市屋千鶴)



2004年04月27日(火) 4か月検診

こんな天気に4か月検診。(しくしく)
行きも帰りもタクシーを使った。

もぐちゃん、4か月と6日の体重は、7050グラム。
身長は、64.2センチだった。
首も座ったとの判断。他、異常なし。

他の赤ちゃんと比べて大きく見えるのは、頭が大きいからか。(笑)
検診に来て行ったのは、アメリカの従妹からもらった服だったの
だが、それは6〜9か月という表示が有るものだった。
胴の長さがちょうどいいようなのだ。
足は少し余るのがちょっと複雑な心境。

検診後、個別相談という形で保健師さんと話をした。
目下の悩みは、抱っこばかりしていて、自分の食事療法がちゃん
とできないこと。
やはり解決策は、おんぶしかないようだ。(笑)
それにしても、夫以外に育児の協力者がいないことや、夫の帰宅
時間が深夜であることなどを話したら、「よく一人で頑張ってき
ましたねぇ。」と言われた。 そういうものなのか。
でも、夫婦二人で、旦那さんがソフト開発なんかしている場合は、
どこでも奥さん一人で育てているようなもので、旦那さんは休日
に子供と遊ぶくらいしかできないのではないだろうか。
事実、夫の会社の人達は、どこもそんな感じらしい。

誰からも「こんにちはー」と言われると笑いかけるもぐちゃん。
「蛍光灯さん、こんにちはー」以来、「こんにちはー」で笑う。
散歩していても、「こんにちはー」と声をかけられると笑う。
おかげでみなさんに喜ばれている。ちょっとうれしい。

「ポン」と言って手のひらへパンチする遊びに、「ギュウッ」と
いうのを付け加えてみたら、ことのほか気に入ったらしく、今ま
で以上に目を輝かせてブンブンと手を振る。
なんでもパンチするようになっても困るだろうかと思ったりする
今日この頃である。(笑)

030:捨て台詞
 捨て台詞なんて吐かないはずだった彼女の写真みつけるまでは
                          (市屋千鶴)



2004年04月23日(金) 眠たい時に

最近は、「あ〜」とか「う〜」とか、あまり言わなくなった。
そのかわり、指しゃぶりが多いようだ。
ぐずる時でさえ、指をしゃぶりながらぐずるので、まるで泣く子
の口を塞いででもいるような声にも聞こえる。

おしゃべりするよりも、面白い遊びを覚えたからか。
右手をブンブンと縦に振っているので、試しにわたしの手のひら
に拳が当たるようにして、「ポン」と言ってみた。
どうもそれが面白かったらしく、何度もわたしの手のひらをバシ
バシと叩いてくるので、それに合わせて「ポン」と言ってあげる。
もぐちゃんは、楽しそうに笑いながら、何度もやっている。
抱っこして「ポンは?ポン」と言うと、右手をブンブンと振るよ
うになった。
わたしのことを、いろんな音が出せるおもちゃだと思っているの
かもしれない。(笑)

小さい鯉のぼりの吹き流しに興味津々。
風に煽られるカーテンのヒラヒラにも興味津々。
公園の藤の花は、目を丸くして見ている。
他にも、興味を持つものがたくさん出てきて、おしゃべりは少し
になったのだろうか。
おしゃべりの仕方も、だんだんと変化するものなのだと思ったり
するが、今は第3段階といったところか。
「あ〜あ」「う〜う」から、唱うような「あ〜あ〜あ〜」などに
変わり、今はキューというような、口を閉じたままでの発声にな
っている。

以前は、眠くなると普通に横抱っこしていれば寝てくれたのだが、
この頃はやけに反りたがって、普通に横抱っこさせてくれない。
そのかわり、おしゃぶりをくわえて眠りにつくようになった。
ほんとうは、おっぱいをしゃぶりたいのかもしれない。
一緒にお風呂に入るようになって2週間ちょっと。
母親におっぱいが有ることを思い出したのではないのだろうか。
母乳が出ないならば、おっぱいをしゃぶらせてもいいのかもしれ
ないのだが、もしも母乳が出て薬の影響が有ったらと心配でそれ
ができない。ちょっと悲しいね。

だから、オリジナルの子守唄を唱ってみた。
「ねんねんよ〜、ねんねんよ〜、かあちゃんの膝でねんねんよ〜」
なんだかうれしそうに笑いかけてくれた。
優しい声で「あ〜」と言ってくれたりした。
そして、眠ってくれた。
ありがとう。



2004年04月22日(木) 暑いのに

今日は、ポリオの1回目の予防接種に出かけた。
会場は近くの公民館。歩いて5分くらいのところだ。
来週、4か月検診があって、縦抱っこで行くんだろうなと思い、
今日は練習のつもりで縦抱っこで出かけたのだった。
ベビーカーの場合は施錠してください、と案内が有ったから。

ハロー・マザークラスで一緒だったママさん達もいた。
もう4か月検診が済んだ人から聞いたところでは、検診会場では
ベビーカーを受付のところに置いておけるそうなので、検診には
ベビーカーで行こうと思う。
というのも、電車を使ってもうちから歩いても同じくらいの場所
だと聞いたからだ。
それなら、ベビーカーで歩いていた方がいい。

さて、予防接種会場は公民館で、この暑さの中で、待合室で検温
し、汗だくで並んで受けた。
この暑さで検温したら、いつもより高めになるだろうにね。
いや、まったく暑いったらありゃしない。
接種後、30分は様子を見ていようと思い、縦抱っこでうろうろ
していたが、すぐに帰ってしまう人が思ったより多かった。
そんなもんなのかなぁ。

わたしの年代でも、ポリオの予防接種ってあったのだろうか。
訊こうにも、訊く相手はもうこの世にいないので、姉にでも訊く
しかないかなぁ。
姉は母子手帳をもらったと言っていたから、姉が受けているのな
らわたしも受けているはずだもの。

次は、6月の初旬に三首混合の1回目を予定している。

会場で会った妊婦中からの知り合い達が、もっぐちゃんを見ると
みんな色が白いねと言う。
そういうところは、夫に似たのだろう。
夫は、日焼けしても赤くなるタイプらしい。
我孫子に居た頃は、毎日朝日を浴びながら歩いていたので、かな
り健康的に焼けていたのだが、こっちに戻ってからは元どおりに
なってしまった。

先日、公園で会った和歌山が故郷のママさん。
お母さんがこちらに来ているのは、孫かわいさでついて来てしま
ったからだということだった。
体調が悪くて来てもらっているのでなくてよかった。
いつもの公園で会いましょうと約束して別れた。

029:太鼓
 元彼が太鼓判押すような人を好きになるわけないのにあたし(市屋千鶴)



2004年04月20日(火) 夏日

夏日である。
明日は、もう少し気温が低いらしい。

散歩から帰ってきて、肌着一枚で過ごさせていた。
我が家は、午後はめいっぱい陽が差し込むので、夕方まで暑い。
一時、台所に長座布団を持っていき、もぐちゃんと二人で避暑。
もぐちゃんを、授乳クッションに寄りかからせて、わたしは台所
仕事をすることができた。
お風呂の前の夕食の準備の時も、同じようにしていた。
頻繁に振り向き、話しかけるようにしていれば大丈夫のようだ。
これはなかなかいい思いつきだったと、一人で感心。
とりあえず、はいはいするまではこれでなんとかいけるかなと。

日曜日に買った食塩の入っていないトマトジュース、うまい。
ヘルシーミディというミディトマトも、甘くておいしかった。
暑くなると、トマトがおいしくなる。

028:着
 「着衣不要」この部屋にいる二人には隠すものなど無いはずだから
                           (市屋千鶴)



2004年04月19日(月) GW予想

帰宅途中の夫からメールが来た。
「今、帰り中。GWなさそう。」
新しい勤務地の作業は、一気に佳境に入るらしい。

GWといっても、もぐちゃんを連れてどこかに行く予定などは特
になくて、せいぜい姉の家に行くくらいである。

姉は、肝臓ののう胞に菌が入って炎症を起こし、胸が痛いし熱が
あるしで、入院している。
透析に通うのも大変そうだし、家に居てもいろいろと動かなくて
はならなくて、それも大変そうだから、入院して抗生剤を入れな
がら透析している。
本人はいたって元気なのだそうだが、大きな開腹手術を二度して
いるので、体力が落ちている時にそういうことがあり得るのだと
いうことだそうだ。
今後も、同じような症状が出たら、透析センターではなくて医療
センター(今、入院しているところ)に来るようにと言われてい
るらしい。姪の話によると。
やはり、二つの腎臓全摘と肝臓の一部切除、その後の十二指腸潰
瘍の手術と、おなかを大きく切る手術だったからなぁ。
人間の体の中は、空気に触れるようには出来ていないのだという
ことを、つくづく思う。
一度開けば、癒着するものだということも。

姉から見れば、自分の今の姿は、妹であるわたしの将来の姿であ
ると思えるのだろうか。
姉とはかなり体格も体質も違うのだが、同じように腎臓や肝臓が
大きくなり過ぎて、とってしまいたくなるのだろうか。
そういう手術をしたら、腹膜透析とかできなくなるのだろうか。
病院で、腹膜透析のことが書いてある冊子を読んだ。
いろいろ進歩しているのだなと思った。
あと10年、この体が保ってくれたら、また事情が変わっている
かもしれないな、などと思ったりもする。
楽観的過ぎかなぁ。

GWの予想から、すっかり思考がそれてしまった。

027:天国
 天国の居心地を味わったから君の思い出だけで暮らせる(市屋千鶴)



2004年04月17日(土) BS短歌スペシャル

今日のBS短歌スペシャルを見始めた時には、もう50選の発表の
少し前だった。 山寺での歌会の終わり頃から。
山形というと、やっぱりサクランボが一番浮かぶものなのか。
茂吉を詠んだ三枝さんの歌はさすがだった。
山寺や出羽も有った。
わたしならば、「つばさ」を入れてしまいそうである。
「プチ鉄ちゃん」なので。(笑)
しかし、一般の人にとっては「山形=サクランボ」なのだろうな。
などなど考えながら、もぐちゃんを抱っこしつつBSを見ていた。
50選のなかに、知っている名前を見つけて喜んでいた。
いつか、我が家でもFAXを導入する日が来たら、応募してみよう。
FAX導入が、果たしていつになるのかは不明。
このためだけにFAXを導入して欲しいとはなかなか言えないもの
だから。(笑)

夫は、今日は午後からノートパソコンのセットアップをしに会社に
行ってきた。新しいノートパソコンを使うらしい。
もぐちゃんのお風呂までには帰宅することができず、今日もわたし
と入浴。
明日は、とうちゃんと入ろうね。

026:芝
 「走りがねいいのよ、人工芝だから」わたしの恋も走らせてみる(市屋千鶴)



2004年04月16日(金) 通院日

相変わらず、2時間待ちで診察を受ける。
診察といっても、話をして、血圧を測って、検査値の説明をして、
薬のことを話すということ。
クレアチニンは、ほぼ横ばい。
蓄尿の結果、タンパク質が多すぎ。
鉄剤は、朝だけになった。
血圧の薬は変わらず朝晩。
血圧は、希望よりも少し高めで、寝不足などでも上がるので、来月
も同じくらいだったら薬を増やすことになる。
ここ数日、寝不足。

夫は、今日は14時から会議が有るので、13時には家を出なけれ
ばならなかった。
診察が終わったのは12時近かったため、病院のコンビにでお昼の
おにぎりなど購入し、もったいないけどタクシーで帰宅。
乗ったタクシーは、お客が6人乗れるというワゴンタイプ。
一人でもいいということなので、乗った。
そういうタクシーに、初めて乗った。
わたしとしては、普通乗用車のタクシーよりも乗り心地が良かった。
これなら絶対に車酔いしないなと思った。

アメリカから、お下がりが届いた。
もう小さくて着られないものも有ったが、肌着やこれからのものな
ど、大助かりである。
しかし、アメリカだからなのかどうか、首にタグが着いているもの
が多い。
無い方が着心地がいいだろうにと思ったりするが、ありがたく着さ
せてもらう予定。
柄もオシャレな感じのものが多くて、ちょっとうれしい。
当分、もぐちゃんの着るものには困らないぞ。
さて、お礼の手紙を出さなくては。(家族写真入りで。)

025:怪談
 好きじゃない怪談なんて見てるのはもう怖いものなんてないから(市屋千鶴)



2004年04月14日(水) このところ

このところ、余裕がなくて血圧を測っていない。
というのも、もぐちゃんの声がすると血圧が上がってしまうので、
ぐっすり寝ている時間でないと測ることができないのだ。
それに、血圧計の加圧の音で起こしてしまうこともある。
日中は長くても1時間寝るか寝ないかということが多く、その時間
以外はかまってくれと呼ばれてしまう。
あやすと声をだして笑うようになったので、かまうのが楽しい。

母乳をあげることができなくなってから、できるだけ抱っこをして
あげようと思っていて、すっかり抱っこ好きになってしまった。
寝る時も抱っこからだ。
抱っこしているか、一緒に遊んでいるか、寝ている時間に家事をす
るかなので、5分間の安静をとって血圧を測るのが難しい。
最近、特に日中寝ないからなぁ。
日中に昼寝をたくさんしてしまうと、夜はなかな寝ないので、夜の
血圧計測もできないことが多い。
気が付くと夜中になってしまったということも多い。
薬を飲んでいるからという安心感が、測ることを忘れさせてしまう
のだろうか。

日記なんて書いてないで血圧を測るべきだろうが、日記はパソコン
さえ立ち上げておけば、数分ずつでも書くことができるものだから。

子供の声で血圧が上がるなんて思ってもみなかった。(20は違う)

金曜日の夫の半休、大丈夫らしい。
この先も大丈夫だろうとのこと。
一日休むのでなければ、まあいいんじゃないかということらしい。
まずは、ほっと一安心。

024:ミニ
 ミニチュアの君をこの手に抱きたくて君を抱く手に力が入る(市屋千鶴)



2004年04月13日(火) 家族写真

3月28日に撮影した写真を受け取りに行った。
見開きで三人の写真ともぐちゃん一人の写真。
もぐちゃん、かわいい。  親バカである。
もぐちゃんの写真でカレンダーを作ってもらった。
それは、サービスなのだそうだ。それから、撮影した他の写真と。
サービス版のそれらは、きわみちゃんからもらった写真立てに飾る
ことにした。
写真屋さんの帰りは、ぐるっと遠回りをして帰宅。

次第に慣れてきた毎日だが、予防接種、離乳食、6か月からの病気
と、心配事はその時期ごとにあるわけで、一つ慣れればまた一つと
いう具合に一歩一歩。
一歩一歩、ということにだんだんと慣れていけばいいのだ。
あせることはないのだろう。
なにしろわたしは、自分の体のことをのぞけば、もぐちゃんに専念
できる環境なのだから。

夫は明日から鴨居(横浜線)まで通勤することになったらしい。
昼にメールが有った。
これまでも、何回か打合せには行ったことが有る場所で、これから
はそちらに常駐になるのだろう。おそらく。
心配なのは、今週の金曜日のわたしの通院日。
夫は半休をもらえるのだろうか。

023;望
 僕にはもう望むものなどないという君は手のひら冷たいままで(市屋千鶴)



2004年04月11日(日) 四月、ぷらむの日

実際に目にしたものを詠む時には、なにがしかの説得力があるもの
なのだと痛感した本日。

今日はぷらむの吟行の日だった。
わたしは、午後の互選会から参加した。
午後から参加するものは、歌を三首用意して行く。
わたしは、行きの電車のなかで三首作った。
しかしながら、南大沢の公民館に行く直前に目にしたものが印象的
だったために、一首をその場で詠んですり変えた。
その結果、次の三首を提出。

 どこから来てどこへ行くのかわからないものの集いてハルガスミをはく
                            (市屋千鶴)
 うすごろもいちまいはおるここちしてかすんだ春の空ふりあおぐ
                            (市屋千鶴)
 春風にめんとむかって行く人のひるがえるスソたくましきアシ
                            (市屋千鶴)

三首目がすり変えた歌。
公民館が入っている建物の前は、いつもビル風のように風が強い。
そのビル風のような春風にむかって、ガシガシと歩いている女性。
ひらひらしたスカートに、かっちりとした紺のジャケットを羽織り、
リュックを背負ったその女性の、風に向かう姿が印象的だった。
それを歌にしたら、こうなった。
五人の方に選んでいただいた。
「めんとむかって」がいいとか、下の句のテンポがいいとか、肉体
と物とをカタカナで同格に扱っているのが面白いとか言われた。
うれしかった。

一首目は、「はく」が「吐く」なのか「履く」なのか「掃く」なの
かわからないのがいけなかった。
きちんと「吐く」にしておけば良かったなぁ。
それでも、三人の方に選んでいただいた。
「ハルガスミ」にしたのは、その場で漢字に自信がなかったからと、
もののけっぽさを出したかったから。
「ハルガスミ」のなかに「ガス」という言葉が入っているのがわか
って面白いと東先生に言われた。
なるほどと、言われて気が付いたのだが。(笑)

二首目は、「ここちして」がどうもいまいちだと思っていたのだが、
点数は入らなかった。
しかしながら、松尾さんに「はかなくて強い」という言葉をいただ
き、ちょっと意外な喜び。
だって、わたしと「はかない」は普段はなかなか結びつかなさそう
だったから。

なんにせよ、無記名の互選会は、半年に一度のお楽しみなのだが、
こうしてみると、それぞれの好みがわかって面白い。

 どこから来てどこへ行くのかわからないものの集いてハルガスミ吐く
                            (市屋千鶴)



2004年04月07日(水) 散歩の途中で

散歩の途中で、ハローマザークラスで一緒だった方に会った。
わたしは公園から出るところで、彼女は公園に入るところだった。
ドラッグストアの帰りだということだった。
ベビーカーは彼女のお母さんが押していた。
彼女はおむつを持っていた。
なんだか疲れていそうな感じだった。
そういえば、ハガキもそんな感じがした。
この時期に、和歌山からお母さんが来ているところをみると、まだ
体調が本調子ではないのかもしれない。
散歩の後の予定が有ったので長話はできなかったが、本当はもっと
いろいろと話したかった。
携帯のメール、してみようかな。

もぐちゃんと一緒のお風呂。風呂上がりの作戦はもくろみ通り。

考えてみたら、わたしも一歩一歩、進んでいるのだった。

022:上野
 上野から北に向かって乗る電車あなたの夢は寒さに弱い(市屋千鶴)



2004年04月06日(火) 空回りする元気

先週末は、土曜日がいいお天気で日曜日が雨。
天気のいい土曜日に、あれもこれもやりたいと思っていた。
土曜日にいっぱい動いて、日曜日はぐったりしていようと思って
いたのだが。
予定はあくまでも予定であって、決定ではない。
土曜日は、夫がぐったりしていて、役に立たなかった。
午後の散歩も一人で出かけた。
写真が出来上がる日だと思ってでかけたが、出来上りの日付けは
13日だった。
13日の1が月に重なっていて、わたしは3日だと見間違えたの
だった。
笑い話にして写真屋さんを出ると、1時間くらいで帰るからゆっ
くり寝ていなよと言った手前、すぐに帰るわけにはいかなくて、
ぐるっと大回りして、きっかり1時間後に帰宅した。
しかし、夫はまだ起きられなかった。
なんだか、自分の元気だけが空回りしていた。
夫を休ませてやりたいという気持ちと、起きてかまって欲しいと
いう気持ちの葛藤。 ちょっと悲しかった。
結局、土曜日は散歩しただけだった。
その分、雨の日曜日に、夫はかいがいしく働いてくれた。

ずっとベビーバスだったが、本日初めて一緒にお風呂に入った。
出てからの、ちゃんとふけていない自分の体(大きいので拭くの
にも時間がかかるし、垂れる水滴も多い)を持て余しながらだが。

日中は、あまり寝ないうえに、すぐの呼ばれてしまうので(笑)、
なかなか日記も書けなかった。
夜になって、やっとぐっすり眠ってくれる時間になると、自分も
眠いのだった。
今日は、一緒の昼寝が少し長かったので、わたしはまだ大丈夫。

021:胃
 何だって消化してきた胃袋があなたの言葉の未消化に泣く(市屋千鶴)



2004年04月02日(金) 雨あがって

雨が上がって、陽が差してきたので洗濯物を外に出した。
風が強くて飛びそうになるところ、頃合いを見計らって回収。

今日、ダスキンさんが交換にきて、もぐちゃんを抱っこしていた
わたしは、台所に座布団を持ち出し、そこにもぐちゃんを寝かせ
てお金を払ったりしていた。
ダスキンさんが帰ってから、しゃっくりをしているもぐちゃんを
そのまま座布団に寝かせてモップのセットなどをしようとリビン
グの方に居たのだが、その時それは起こった。
もぐちゃんがひくっひくっとしたような気がして振り返ると、突
然大声で泣き出した。
何が起きたのかは、実際にはわからなかったが、推測するところ
では、しゃっくりとミルクの戻りが一緒に起きてしまったのでは
ないかと思われた。(ゲップが出ていなかったからね。)
その瞬間、のどがつまったような感じになってびっくりしたのだ
ろう。
わたしもびっくりして、抱きかかえてあやしたのだが、ショック
からはなかなか立ち直れなかったらしく、しばし泣き続けた。
何が起きたのか見ていてあげなくてごめんねと、何度も謝った。

何かが起きるのが怖いのではなくて、何が起きたのかがわからな
いことが怖いのだ。

あんまり泣いて、熱くなって、また泣いて。
一枚脱がせて、抱っこして、なんとか機嫌が直った。
その後、わたしの隣に寝かせて一緒に昼寝をした。
隣で一緒に昼寝をするのは、とても幸せな気分である。
ベビーベッドで寝かせて、隣の布団で寝るのとは大違いである。
きっと、昼寝だから余計に幸せな気分になるのだろう。

昨日は、天気が良かったので、近所の公園まで散歩した。
桜の木の下にベビーカーをとめて、「さくらだよ」と教えた。
まだわかるはずのない子に、「さくらがちるよ」と教えた。
公園から出たら、反対側の入り口から、同じようにベビーカーを
押したお母さんが入っていくところだった。
その後も、その親子と同じような道を歩いていたらしく、ひとま
わりして帰ることに、すれ違った。
もぐちゃんより、ちょっとお兄ちゃん。
お散歩ですと、言い合うわたし達。
あの公園にいけば、また会えるような気がする。

020:遊
 「遊びなら楽なんだけど」そう言えば君を許していけるだろうか
                           (市屋千鶴)


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