鶴は千年、生活下手

2003年08月31日(日) 比較的長い

昨夜、夫の帰りはまた夜中なのだろうなとぼーっとしていたら、
22時頃に帰ってきた。
いつもより2時間早い帰宅。
生協のキャベツたっぷり餃子を焼いて食べた。
わたし自身、昨日は摂取カロリーが少なめだったので、付き合う
ことにしたのだった。

それから今日の昼過ぎまで、まったりとゆったりと過ごした。
比較的長い時間、べったりくっついていたことになる。
特に家事もしないで、自分の朝ご飯だけ食べた後、昼まで夫の隣
でごろごろしていた。
今日は、夫の目覚めも良かったみたいでうれしい。

日曜日くらいは、ゆっくり寝かせてやりたいのはやまやまだけど、
9月に入ったら、いろいろやってもらわなくてはいけないことが
あるので、起きたらちゃっちゃと動いてもらわなくては。

会社の上司に、妻の妊娠・出産を報告するタイミングについて話
ながら、ヨーカドーに買い物に行った。
10月には、仕事のきりが着くはずだから、その頃かなぁ。
産休というか、育児休暇(目標4週間)の相談をしておかないと
いけないし。
夫は、ずっと休んでいないのだから、それくらいもらう権利が有
ると息巻いている。
が、まずは、9月24日に休みをもらう相談だな。

本当は、相談しやすい上司は、すぐ上の課長ではなくて、その上
の部長なんだけど、直接部長に相談するわけにも行かないか。

そんなわけで、相変わらず部屋は引っ越してきた当時とあまり代
わり映えしないまま暮らしている。
ああ、今日で8月も終わり、引っ越して三か月も経つのになぁ。

 重たくて持てないものをそのままに暮らした日々はもう昔だが
                          (市屋千鶴)



2003年08月30日(土) 休日出勤の朝

昨夜、22時ごろ、夫から電話が有って、今日も帰れそうにない
と言われた。
翌朝に乗り換え駅で待ち合わせして、朝ご飯を一緒に食べようか
などと相談し、わたしは23時40分頃には床についていた。
そしたら、また電話が有って、なんだか帰れそうだから帰るよと
言うので、小躍りしながら起き上がり、約一時間後に帰って来る
夫を待った。
もちろん、喜々としてもぐちゃんに話しかけながらだ。

そんなこんなで帰ってきた夫は、汗くさかったがいつものように
お帰りのハグをする。
そして、最近の恒例となったもぐちゃんへの挨拶。
帰って来ると、「いい子にしてたかね?」というのが口癖だが、
それはもぐちゃんに対してではなく、わたしへ言葉だ。
わたしは、家事を思い通りにできた時には「うん」と応え、そう
でないときは、「だめだった」と答える。
それが短い夜の二人の会話に始まりだ。

今日は、少し遅めに家を出ると言うことで、昼前に着けばいいや
というくらいだった。
朝食はいつもより少し遅いくらいの時間に起こして食べさせ、そ
の後で二度寝する夫に、今日はわたしも一緒に二度寝した。
休日の朝は、朝食はわたしだけで、その後に寝ている夫と一緒に
寝てしまうことはあったが、今日みたいなのは久しぶり。
食後の二度寝の後の目覚めは、いまひとつだ。
なかなか起きられないものだ。

それでも、予定より30分くらい遅れて家を出て行った。
今日も帰りは夜中だろうなぁ。
そうして、また半分以上寝ている休日が始まるのだ。
今週は完徹が一度あったから、きっといつもより寝てるのだろう。

もぐちゃんの名前、とうとう二つにしぼられた。
男の子の名前しか考えていないが、ほんとにそれでいいのか。

 世の中に溢れる名前のその中で君の名前は君だけのもの(市屋千鶴)



2003年08月29日(金) 最後の夏空

天気予報で、今日は最後の夏空だと言っていた。
9月になったら、いくらお天気が良くても、もう夏空とは呼ばな
いのだろう。
すごぶるいいお天気だった。
最後の夏空でも、ちょっと暑すぎるかなと思って、外出はお休み。
洗濯日和だもん。

小中学生の頃、夏休みは8月20日までだった。三週間ちょっと。
8月10日が中間登校日だった。
東京のいとこ達は、8月いっぱい休みだったのが羨ましかった。
その分冬休みは長かったが。
高校の頃、夏休みは7月20日頃から8月25日頃までだった。
35日間。とはいっても、ほとんど夏期講習の毎日たったのだが。

上京してから、三学期制の専門学校の夏休みが8月いっぱいだっ
たり、電車の中で見かける学生さん達の姿を通して、いつの間に
か夏休みは8月いっぱいということに慣れきっていた。
田舎だったらお盆が過ぎたらもう学校だったんだよなぁと、ふい
に思い出したりする。
ふるさとでは今年、夏空は無かったのではないだろうか。
日なたと日かげの強烈な温度差や、いたいほどの日差し。
日本一の高温を記録した土地なのに、そういうものがなかったと
したら、ほんとに寂しい夏だったろう。

夫はおそらく明日も仕事だ。
わたしは毎日、ことあるごとにもぐちゃんに話しかけている。
これまではただの独り言だったものに、相手ができたということ。
夫にいない寂しさは、もぐちゃんと話すことで軽減されている。
もぐちゃんを相手にしていると愚痴は言わないから。

 夏空の思い出だけをたずさえて薄い青空眺めておりぬ(市屋千鶴)



2003年08月28日(木) お下がり

昨夜、夫はいつもよりも30分ほど早く帰ってきた。
といっても、夜中の12時になんだけど。
で、朝は九時過ぎまで寝ていたのかと聞いたところ、ずっと起き
ていたのだという。
ただ、電話に気付かなくてでなかったのだということだった。
ねぼすけだと思い込んでいてごめんね。
今朝はいつもどおりに起きて出勤して行った。
どうやら、締め切りを勘違いしていたメンバーが一人いたらしく、
その帳尻合わせのために今週はきつくなりそうなのだとか。
また今週末も、土曜日は出勤決まりだなぁ。
まあ、二十人いれば、そういうのも一人くらいはいるものか。
それにしても、がんばれっ、とうちゃんっ!
(でも、あんまり無理しないでちょうだい。)

午後、従姉から電話が有った。
下の娘の新生児の頃の衣類があったので、お下がりで良ければき
れいにして送ると言ってくれた。
おそらく我が家では、わたしの体のことを考えると二人目という
ことはないと思われるので、少しでもいただけるのはうれしい。
ちょうど、冬に産まれた娘さんのものなのだけど、その頃は男女
の区別もないようなものなので、ありがたくいただくことにした。

わたしは小さい頃から大きかった(笑)ので、ほとんどお下がり
をもらえたことがない。
ほんの小さい頃だけなのではないだろうか。
三歳ですでに小学生用のセーターを着ていたと言われているので、
多分その頃が最後なのではないかと思う。
本当は、従姉達や姉からのお下がりに憧れた。
なぜなら、新品を買ってもらうのは農家では大変なことだったし、
年相応にかわいらしいものなどはサイズ的に着ることが出来なか
ったから、従姉達のかわいい服が羨ましかったのだ。

今でも、洋服をもらって着るということには、憧れが有る。

 大人用の洋服を着た小学生 バスで大人の料金を出す(市屋千鶴)



2003年08月27日(水) 対象年齢

今日は、姉と「踊る大捜査線2」を観に行った。
チケットを買った時に、席が指定される方式。
そこそこいい席だったが、まわりは子どもばかりだった。
右横には少女達、左横には少年達、前は少年少女、後ろは小さい
子どもを連れたお母さん達。
小さい子どもよりも、左横の少年達(三人)の方がうるさかった。
なんといっても、ストーリーについて来れない。
映画を見ていればわかることでも、三人であれこれと話す。
いや、だから、それはみてればわかるとこでしょ。
と、おばさんは、言いそうになったよ。
少年達は、小学生か中学生かわからないくらいの年齢。
物語の伏線とか、話の展開とか、まだまだな感じだった。
家庭の中でテレビを見ているような感覚なのかなぁ。
年齢制限は無いけれど、理解できる精神年齢と言うものが、ある
程度はあるのかもしれないと思った。

ちなみに、食べていたマクドナルド商品の容器(飲み物や食べ物)
は、足下に押し込んだままで帰ったようだった。
一番いいとこで、みんながしーんとしている時でさえ、ああだこ
うだと話していたしなぁ。

やはり、夏休みが終わってからの方が良かったかなぁ。
映画そのものは、とても面白かったんだけどねぇ。
室井管理官が最初に出てきたシーンでもぐちゃん反応。
SATの出番が多くて、うふふ。

チケットを買ってから上映時間まで、マタニティウェアと靴を購
入し、食事をした。
スカートと違って、ズボンは太腿がきつくてなかなか合うものが
なかったのだが、ジャージみたいなのがあって、はきやすかった
し家でも着ていられるので、それにした。
まあ、妊婦体操用だから。(笑)
靴は、やはり大きなサイズのものでないとだめなので、なかなか
ないのだが、希望通りのものがあった。色はまあまあだけど。
靴は予算よりも高かったのだが、ジャージは姉が買ってくれたの
で、その分高くてもOKなのだった。
映画の後、姪と待ち合わせして、お茶を飲んでから帰った。

昨夜、夫は泊まりだったので、着替え(靴下やシャツなど)を渡
そうと思って家を出たのだったが、携帯電話がつながったのは、
電車の乗る直前だった。
姉と映画を観ようとしていたのは、夫の会社への途中駅。
会社から、10分も有れば到着するところだ。
だから、そこの駅のホームで手渡そうと思っていたのだったが、
連絡がついた時に、着替えはしないでこのままでいるよとの返事。
家を出る前に電話した時に、ちゃんと出てくれれば良かったのに
と思うが、それほども荷物でもないのでまあいいかとあきらめた。
おそらく、九時過ぎまで寝ていたのだろう。しょうがない。

そんなこんなを姉と話しながら食事をし、姉達がわたし達の子供
をとても楽しみにしていることを実感した。
姪や甥の小さい頃の話なんかも久しぶりにしたしねぇ。
楽しかったからか、それほど疲れは感じていなかったのだが、家
に帰って夕飯を食べた後で、寝てしまった。(笑)
「トリビアの泉」を見たさに起き出すわたし。

次に観たい映画は、「英雄」と「トゥーム・レイダー2」。
今度は夫と行きたいけどなぁ。

 誰でもが観られるけれど誰でもが理解できてるわけではなくて
                          (市屋千鶴)



2003年08月26日(火) 毎週水曜に

九月には、相模原市の「ハロー・マザークラス」という初産婦と
その家族のための講習会がある。(母親学級・父親学級)
わたしの二十週代が、この九月の開催日とぴったり。
毎週水曜日で、四回。
一回目は妊婦体操をするので、動きやすい格好でと言われた。
もう、はけるズボン(表現古い?)がない。
ウエストもストレッチで、2サイズ上のものを捨てずにとってい
たので、それをはいていたのだが。
なんとかしなくちゃ。
四回目が、病院の三回目と重なってしまうのだが、夫にも沐浴の
体験をして欲しいと思い、9/24は休めるかと聞いたところ、
何とかなるだろうということだったので、病院の三回目を変更か
キャンセルして、こちらに参加しようと思った。

九月の第二週は、月曜日に病院の母親学級二回目、水曜日に相模
原市の母親学級二回目、金曜日に内科診察と産科検診、日曜日は
ぷらむ短歌会と、一日置きに出かけることになった。
出かけるといってもほとんどは相模原市からでるわけじゃないの
だが、今の自分としては予定がたくさん入っている感じがする。

今週は、明日の水曜日に、姉と映画を見に行く。
姉の透析は、火曜日・木曜日・土曜日。
金曜日はボーリングの日。
姉の都合のいいのは水曜日が多い。
明日は雨模様だけれど涼しいらしいし、映画を見るにはもってこ
いかもしれないな。
いっしょにズボンや靴も買いに行こう。

先週末の金曜日から四日間続けて駅前まで出ているので、駅前ま
での距離は楽になった。
先週の金曜日は久しぶりに歩いたし、駅まで夫と一緒だったので
がんばっちゃったりして、ちょっとハアハアしてたんだけどね。(汗)
あんまり暑い時に出歩くと腎臓に悪いから、内科の先生にもあま
り疲れ過ぎないようにと言われているし。
涼しくなる夕方に、散歩するようにすればいいんだよなぁ。
でも、今日はお休みの日にしたのだった。(笑)

「ハロー・マザークラス」、楽しみだ。

 母親の実感なんていうものは言われて気付くものではないが
                           (市屋千鶴)



2003年08月25日(月) 夫の不思議

日曜日の午前中のこと。
少しばかりへこんでいたわたしは、寝ている夫のそばでぶつぶつ
言っていた。半べそ状態であった。
ほとんど目を開けずに夫はわたしにどうしたと訊ねた。
わたしはへこんでいる状況を伝えたのだが、なぜへこんでいるの
かわからないと夫に言った。
相変わらずほとんど目を開けないままで、夫はこれこれだからだ
ろうと言った。
その内容が、そうか、そうだったのかとわたしに気付かせてくれ
る内容だった。
へこむ理由がわかってしまえば、納得して浮いて来れるのだ。

夕方、夫にそのことを話すと、あんまり覚えていないと言う。
恐るべしわが夫。
半分以上寝ている状態であっても、わたしのことをなだめる術を
使いこなすとは。(笑)

いつも感じることだが、夫のわたしへの接し方には感心する。
わたしの気性は激しい。感情の起伏もわりと大きいと思う。
短気である。自分が許せなくてヒステリーを起こしたりする。
夫に出会うまでに付き合った男達は、わたしのこの気性について
来れないばかりか、めんどくさくなるらしかった。
たぶん、自分の分からない(気が付かない)理由でヒステリーを
起こす女なんて、かなり面倒だと思うのだ。

そんなわたしと、同棲し、結婚し、これだけ穏やかに暮らせてい
るということは、やはり夫の力が大きいのだと思う。
わたしのことを年上だとか全く考えていなくて、ただ素直にわた
しの行動を見て反応しているだけらしい。
たとえば、小さい子どもの行動に対するものだったり、ペットの
行動に対するものだったりと、およそ男から見た女への対応では
ないかもしれないが、その素直な受け取り方と分析と反応が、わ
たしを穏やかにする秘けつなのだろう。

まったく、不思議な人を夫にしたものだ。
同じようにオタクチックな二人だが、根本的なところは決して似
ていなくて、それでも何となく理解できる。
昨日は、わたしの夫がこの人でほんとに良かった、と強く感じた
一日だった。

わたしから夫への一言は、「三年寝太郎でなかったらなぁ。」
夫からわたしへの一言は、「ときどき猪突猛進になるのがなぁ。」

気をつけます、はい。(笑)

 気が付けばいつもあなたは微笑んで我慢するなと見守っている
                          (市屋千鶴)



2003年08月23日(土) 活動時間

どうやら、もぐちゃんの活動サイクルがつかめてきたようだ。
一番動くなぁと思うのは、16時台と17時台。
それから4〜5時間ごとに動いているような感じがする。
22時前後に動いていたし、夜中の2時頃にも動くし。
朝は寝てるから分からないけど。(笑)

今日も夫は出勤していった。
いつもより2時間くらい遅い出だしで、帰りはいつものように遅
いらしい。  がんばれーっ!

夕方、きわみちゃんからの電話を合図に、冷凍で届いたずんだ餅
を常温で戻し始めた。
それから約1時間半後くらいして、駅前のスーパーで合流。
買い物をしてから我が家にて餅を食べながら、あれこれ話した。
両親が大きいのだから、もぐちゃんが大きいのは当たり前だよね
と言われた。(笑) そりゃあ、そうだ。
22時頃、きわみちゃんはタクシーで帰って行った。
今日も一日、勉強やジムでがんばってきたからと、帰りは贅沢を
するんだって。ほんとにお疲れの様子だった。
仕事も毎日遅いらしいし。  がんばれーっ!

高校野球の決勝は、常総学院と東北高校。
一応は東北高校を応援していたのだけれど、常総学院だって応援
したかったし、どっちが勝ってもいい試合だった。
みちのくへの優勝旗はあともう少し。 がんばれっ、みちのく!

男の子の名前を考えてみたりする夜。

 トマトはねおやつだからとかごに入れる多分一日2個のペースで
                          (市屋千鶴)



2003年08月22日(金) 見えてしまったもの

今日は、産科の検診と内科の診察日。
1.産科 超音波検査。
2.内科 診察前検査(採血、採尿)
3.産科受診
4.内科受診

2の内科の診察前検査の採血と採尿。
これで、尿は出し切ってしまったさ。
それから産科で採尿検査。  もうでないよぉ・・・・
が、根性で少量出す。なんとか検査できる量だ。
それから計測室で体重と血圧を測る。
体重は先月とほぼ同じ。よしっと小さくガッツポーズ。
血圧計に右腕を入れろと書いてあるが、右手は採血した方の腕だ。
看護師さんに聞いたら、張っていた脱脂綿をとって絆創膏に張り
替えてくれたので、右腕で血圧測定。
めちゃ高いので、びっくりする。150/90だと。
そんなばかな、毎日測っているがそんなに高くはないぞ。

それでも、その数字を母子手帳に記入して検診の順番を待つ。
いつものように内診。子宮頚がんの検査の結果は問題なし。
全体に特に問題はないですけど今日は血圧高いね、と言われた。
この後の内科の診察でも測ってもらいますからと言って、診察室
を出た。 もう12時半。

それから内科に行くと、10分ほどの待ち時間で呼ばれた。
産科でイライラしていたので、そのことを内科の先生に告げる。
病院=病気の人がいるところ、という意識が有るわたしにとって、
産科で小さい子どもが騒ぐのは我慢できないことなのだった。
名前を呼ばれても聞こえないことさえある。
内科の先生に、お子さんが生まれたら受け取り方が変わりますよ
となだめられたりしたのだが、よその子でもうるさくなくなるの
だろうか。
産科でなく他の科の待合室ならば、病人がいるのだから静かにし
てほしいと言えるのだが。

最後に、産科相談室にて助産婦さんと話をした。
超音波検査の結果を教えてくれた。
その検査の際に、技師さんが見えてしまったからと性別欄に丸を
つけていた。
28週でもう一度超音波検査するので、それでもっと確実になる
とは言われたのだが、何となく予想していたとおり男の子らしい。
頭の大きさや、足の長さ、推定体重などを説明してもらい、うち
のもぐちゃんは平均より大きいらしいことが分かった。
会計を終えて、薬(重曹)をもらった時は、すでに14時20分。
帰宅したのは、15時過ぎだった。もちろん、昼食は病院で。

次回は、三週間後。24週で早産の検査をする。
内科も同じ日にしてくれた。今度は内科が先で産科を後にする。
それだったら、尿検査もちゃんと出るだろうし、血圧も内科では
こうでしたと言えるから。(笑)

帰り道、夫に携帯メールでそのことを報告。
「ちーちゃん似だな」という返事が来た。
そうか、男の子ならやはりわたしに似るのだろうか。
それとも、大きな赤ちゃんだからわたし似だというのだろうか。

なんだか、男の子ということが当たって妙に嬉しくて、姉にまで
電話をしたりした。(笑)
姉は、「見えたからって最後まで分かんないわよぉ。」と笑って
言った。

 超音波画像の中で手を振っているのは君の大事なものか(市屋千鶴)



2003年08月21日(木) 高校野球と昼寝

買い物に出かけるタイミングを逃した。
お天気だからと待ちかねたように洗濯をしたのだが、どうも雲行
きが怪しかったのだ。
にわか雨が心配で、昼寝もろくにしていないのだ。(小心者)
そんなわたしが、歩いて買い物に出かけられるわけが無い。

洗濯物を取り込んだと思ったら、雷の音がした。
雨も少しだけ降ったようだった。あぶなかった。
夕方になって空がきれいな色になっているなかを、コンビニまで
牛乳とサラダを買いに出た。

それにしても、我孫子にいた時に比べると穏やかな天気だ。
激しい雷雨というものもなく、雷の音が聞こえてもびくびくした
りはしなくてすんでいる。
我孫子では、数年前の雹に打たれてぼこぼこになったままの車が
よく走っていたものだ。

ぼけっとした一日。(いつもどおり、か。)
この分だと、夕食後に寝てしまいそうだ。
明日は通院の日。何を着て行こうかなぁ。

高校野球の放送を見ていると、おそらくその応援のリズミカルさ
によるものだと思うが、眠くなってしまうことがある。
特に若い頃、夏休みに帰省しているときなど、高校野球を見なが
ら昼寝していたものだ。
なにしろ、山形代表は一回戦で負けてしまうので、その後の試合
というのはただの一ファンとして見ているだけだからだ。
それにしても、高校野球はサッカー以上に目が離せない。
ちょっと目を離したすきに逆転、なんてことはしょちゅうあるし、
プロ野球と違って攻守交代が早いから、知らぬ間に攻守が入れ替
わっていたりもするからだ。

東北地方の高校は、応援したくなる。
宮城代表と青森代表の試合は困った。
隣の県のよしみで、やっぱり宮城代表を応援した。
残念ながら負けてしまったが、山口代表だって応援したい。
我孫子にいたころに茨城県の人達と仕事をしていたからか、茨城
代表も応援したい。
この先は、やはり宮城代表・東北高校の応援だろうか。

 スタンドの声援を子守唄にして若かりし日の夢を見ている(市屋千鶴)



2003年08月20日(水) きばっちゃだめ

昨夜、トイレでがんばってしまったので、なんとなくもぐちゃん
の動く位置が下の方に行ってしまったようで、どきどきした。
あんまりきばっちゃだめだよねぇ。ごめんね、もぐちゃん。
その後、ゆっくり横になってもぐちゃんの位置がいつものところ
に戻るのを待った。
寝る頃には、いつもの位置でもそもそと動いていたからひと安心。

こんなことじゃあ、やっぱり長時間の外出は心配である。
何がって、自分自身の行動が。(汗)

今日はいつもどおりに動いて掃除したら、汗びっしょりだった。
このところずっと涼しかったから、汗もあんまりかかなかったの
で、汗びっしょりというのはとても久しぶりな感じだ。
妊婦の汗っかきを甘く見ていたね。
体重そのものは経験したことのある体重なのだが、汗のかき方は
その当時のそれ以上である。
家の中ではノーブラ主義(若い頃から)なので、汗をかくと胸の
谷間と胸の下が汗びっしょりになる。
胸の下にタオルを挟みたくなるくらい。(笑)
本来の夏の暑さだったらどうだったろうかと考えると、冷夏で助
かったというべきか。
農業のためには冷夏じゃ困るのだが。

九月の三連休に、姉達は山形に行くのだという。
姉の中学校の同窓会が有るから、この時期にしたのだそうだ。
九月は、秋田の従弟のところで二人めが産まれる予定。
ただでさえ大きいお嫁さんの妊婦姿、どんなだろう。
姪は、それを見るのが楽しみらしい。(笑)
姪は自分の叔母(わたし)が大きい人だと思っていたから、それ
以上に大きい秋田のお嫁さんの写真を見た時から、実際の姿を見
たいと密かに思っていたらしい。なんてことっ。(笑)
ほんとはわたしも行きたいので、ちょっと羨ましい。

とにかく、きばりすぎないように気をつけなくちゃ。

 届かない宅配便はふるさとの冷たい夏の不作の便り(市屋千鶴)



2003年08月19日(火) 加減

昨夜、銀行時代の先輩から電話が有った。
昔お世話になった上司が三人、今年定年だということだった。
それでご苦労様会をやるのだけれど、参加できるかと。
場所は目黒で、駅からバスに乗るらしい。
自宅からの所要時間は、確実に一時間半以上かかるとみた。
さらに、今週の金曜日だという。

金曜日は、内科の診察と産科の検診の日。
二つの科を掛け持つと、どうしても終わるのは13時過ぎになり、
帰宅するのは14時過ぎになる。朝は8時過ぎに家を出る。
それからひと休み(二時間くらいかな)して、また出かけること
になるのだろう。でなければ、ずっと出かけっぱなしか。

他に何も無くて夕方から出かけて行くのならまだなんとかなると
思ったのだが、朝から一日中出かけることになると考えると少し
不安なものが有って、申し訳ないなと思いながらお断りした。
妊婦だという報告だけしておいてくださいとお願いした。
夫にも話したが、やっぱり朝からでかけっぱなしというのは心配
だって。

お勤めしている人からみれば、なんてことは無いのかもしれない
けれど、今のわたしにとっては結構疲れることなのだった。
それに、宴会に行っても飲めないし食べられないしじゃあねぇ。

自分一人の体の時は、宴会用に二、三日前からカロリーを調整し
たりして飲みに行っていたのだけれど、今はそういうわけにも行
かないしと、いろいろと断念する理由を考えて自分自身を納得さ
せている感じかなぁ。

他にも、本当はやりたいけど、ちょっときついかなぁとも思って
いて、だからできないように理由を考えてるっていうことはある
と思う。
若かったら、多少無理かなと思っても実行の方に向かったのだろ
うけれど、これが年をとるということか。

まあ、肉体的な己の限界を知ってるってことでも有るのかなぁ。
加減を知ってしまうというのは、ある意味切ないことなのかもし
れない。

 後悔をしたくないから我慢する理由は君だと胎児に語る(市屋千鶴)

本当は、まだ迷っている。



2003年08月18日(月) はたして代休は

先週末も、土曜日に出勤した夫。
昨日の日曜日は、まあ寝ること寝ること。(笑)
午後1時まで寝ていて、昼ご飯を食べてしばらくしてまた寝た。
午後3時から午後8時まで。いや、まったくよく寝る。
まあ、わたしもつられて昼寝を二回してしまい、夜はなかなか眠
くならなかった。(二時間ずつ、二回)
二人とも寝たのは3時過ぎだった。(漫画を読んでたのだった。)
そんなわけで、日記に書くようなことも無くて。(笑)

週末の二日間とも休めたのは、いつ以来だったか忘れてしまった。
夫は、SEになってから残業代がつかない。
せめて休日に出勤した分だけでも、代休が取れるようだといいの
だが、制度的には問題なくても作業的に問題が有るらしい。
まだ当分の間、早く帰って来れるようにはならないだろうなぁ。
本当に会社と自宅の往復だけの毎日。
それも、毎日江の島線の終電というところがつらい。

ソフトウェア開発というものは、中長期的なスケジュールで進む
ものだから、最初からスケジュールがきつい場合は最後まできつ
いということになる場合が多い。段階的にリリースがあるし。
しかしながら、今回のプロジェクトは前回のプロジェクトの続編
というもので、どちらも同じようにきつめのスケジュールらしい。
それに続けて携わることになったのだから、一年以上こんな感じ
でいい加減いやになるだろうなぁと思う。
きれいに波があるほうがどれだけ楽かねぇ。

出産する頃には、すっかり一段落しているはずなのだが・・・・

知り合いの日記を読んでいて、物書きというのは大変なものだな
とか、どこからが物書きというのか、お金を貰えるようになった
らなのか、自分でそう思えるのならそうなのか、などなどいろい
ろと考えてみたりする。

 自分にはない才能と欲望を持つ人だから目が離せない(市屋千鶴)



2003年08月16日(土) 一人で笑う

毎日、ほとんどの時間を一人でテレビを見ているわけなのだが、
そうやっている時に、べらぼうに面白い場面を見てしまったりす
ると、一人で大笑いしてしまう。
今日も、「めちゃイケ」のNG集を見ていて大笑いしてしまった。
どこがって、カナブンが矢部さんの顔面中央にとまった瞬間だ。
いやぁあ、笑った笑った。
思わずもぐちゃんに、突然一人で笑い出してごねんねと謝ったり
して、それがまたおかしくて。

今日は、どういうわけかやけに眠くて、午前中と夕方に寝てしま
ったのだった。

昨夜、少しだけ早めに(23時頃だった)帰ってきた夫。
二人で日曜の朝のテレビアニメ「金色のガッシュベル」の話をし
ていたら、原作の漫画が読みたくなったらしく、ゲームや漫画を
売っているお店(すぐ目の前に有る)に行ってきた。
そこは、24時まで営業している。
で、お目当ての漫画は無かったのが、面白そうだと言って買って
きたものが本当に面白かった。
少年サンデーコミックス「史上最強の弟子ケンイチ」。
これの1、2巻を買ってきたのだった。
わたしも今日読んでみたのだが、実に面白い。
早く続きが読みたーい。何巻まで出てるんだろう。
夫が帰ってきたら、聞いてみようっと。

たぶん、夫が面白いと思っているポイントと、わたしが面白いと
思っているポイントは、少しだけずれているのだろうと思う。
その一番のポイント以外は多分同じところで笑ったりしていると
思うのだが。
主人公の発言とかで感激したことをストレートに伝えるわたしと、
そういうことはあっても素直に言わない夫の違いだとは思うんだ
けどねぇ。(笑)
あっ、でも「アイアン・ジャイアント」を見た時には、二人とも
同じシーンで泣いたんだっけ。感想も同じだったなぁ。

 満面の笑顔で話す君だから僕も笑顔で応えてしまうよ(市屋千鶴)



2003年08月15日(金) 人の数だけ

昨日、今日とよく雨の降ること。
明日もまだ降るらしいのだが、わたしの住んでいるところは、川
からも遠いし崖も無い。
相模川の河岸段丘の中段の上くらいになるのだったかな。

北里大学病院からは、小田急相模原駅行きのバスも出ている。
13日の母親学級の帰りにこのルートで帰ってみた。
バスの所要時間が約20分、徒歩で15分と予想以上に近いこと
が分かった。
次の検診は、小田急相模原まで歩いてバス1本で行ってみよう。

「金八先生6」を見ている。上戸彩が出ているやつ。
本放送のときは見ていなかった。
金八先生の息子の幸作君が悪性リンパ腫になってしまったのだが、
数回見ただけで見なくなっていた。
校長先生が変わって、他の先生方とかなりぶつかってしまうのが、
見ていて我慢できなかったのだろうか。
この再放送では、じっと見てみようかと思っている。

今回のサブタイトルは「同性愛と異性愛」。
金八先生は、人の数だけ愛の形が有ると言う。
愛と言うと恋愛を思い浮かべるのが思春期だろうが、幅広い愛の
形を知っていかなくてはならない時期でもあるのだろうと思った。
知っていくと言うよりも、気付いていって欲しいと言った方がい
いだろうか。

16時過ぎ、夫から「今日はよく降るね」というメールが届いた。
「一日降ってるね」と返事をした。
夫のわたしへの愛情は、男女の愛をもうとっくに越えているよう
な気がすることがある。(いつもじゃないが。)
なんていうか、男女の愛というより、すでに家族愛というか。
妊娠する前も、もうそのようだった気もする。
もぐちゃんとセットになったわたしに注がれる愛情は、ますます
家族愛としての割合が増えたようにも思え、それがけっして嫌で
はないということは、わたしもそうだということだろう。
それが夫婦から家族になるということなのか。
時折、大きくなった胸をつっつきたくなるところを見ると、女と
して見てくれているところもちゃんと残ってはいるようなのだが。

わたしの身内は皆、夫のことを優しい人だと言う。
表現するのは下手だから気の利いたことは出来ないのだが、どう
やらにじみ出ているらしい、(笑)
男の子だったら夫のような男性に育って欲しいと思う。

もぐちゃんに語りかける。
「おかあさんとおとうさんがもっともっと仲良くなるために、
 もぐちゃんを授かったのかもしれないねぇ。ありがとう。」
って。

時々、どうしようもないくらい夫のことが好きな自分に気付く。

 寝る前のほんのひとときそばにいるだけでいいからそれでいいから
                          (市屋千鶴)



2003年08月14日(木) レジ袋の力

昨夜のNHK「試してがってんスペシャル」。
レジ袋の力を知って驚いた。
番組の直後に姉の家に電話したら、見ていたかと聞かれた。
もちろんだと答え、今後の子育てにレジ袋を活用することを宣言
したりした。
あんなに夜泣きがぴたっと納まるなんてねぇ。(ふむふむ)

今朝、寝起きの夫にお腹を触らせていたら、ポコッという感触を
味わうことができたようだったが、三年寝太郎の寝起きはどこま
でが起きているのか分からない状態なので、実感としてどうだっ
たのかは今夜まで不明。
よたよたと出かけて行く夫。
今度の土曜日がリリースの日なのだ。(ソフトの締め切り)
毎日帰りの遅い夫だけれど、最近は少しだけわたしの方に余裕が
出てきたので、夜に困らせることは少なくなったと思う。

今週は、月曜、水曜と出かけたのだけれど、人間、人と話さなく
ちゃだめだなぁと久しぶりに実感した。
世間一般といってしまってはいけないのかもしれないが、わたし
の場合は話すことが大事なのだと思った。

パートの仕事を辞めて四か月。
とてもよくしゃべる仕事だっただけに、ギャップは大きい。
例年だったら今頃やっと忙しさが納まってきたわねと話し合うよ
うな、夏が勝負の職場だっただけに、ぼーっとしている夏は久し
ぶりなのだった。(今夏は涼しくて仕事が少なかったかなぁ)
それに、引っ越してきたということは、知り合いも少ないわけで。
まあもともと近所に友人とかがいたわけではなく、会社での人間
関係だけだったのだけど、それでも一日中誰とも話をしない日が
続くのは、自分自身不思議である。

ただ、この日記という文章を書く習慣を手に入れていたことは、
かなりの助けになっていると思っている。
言葉を忘れないですむからね。(笑)

昨日、「海の近くに来ています。」という人からハガキが届いた。
「もぐちゃん、元気?」という書き出しを読んで、もぐちゃんの
由来を話したらどういう反応をするかなと夫は笑うのだった。
ああ、人には言えない・・・・ (きわみちゃんは知ってるけど)

 ひとしきり動きを確認した後の昼寝は妙に起きられなくて(市屋千鶴)



2003年08月13日(水) 母親学級1回目

今日は、病院の一回目の母親学級だった。
栄養の話、薬の話、分娩の話などなど。

最初にビデオを見たのだが、お腹の中であかちゃんが育つ様子を
見ることができた。
産まれた直後のあかちゃんのシーンになったときには、涙が出そ
うになって、恥ずかしかった。
お腹の風船が大きく膨らんで、その中であかちゃんがのびのびと
動き回ることができると、筋肉の発達も良くなるし、そのために
もお腹を締め付けてはいけないのだと説明していた。
そうなんだね。
腹帯も、ゆったりしたものにしておいて良かったなぁと思った。
気が付いてみると、けっこう動いてるものだから。

途中からは三〜四人のグループで話をしたのだが、わたしのいた
グループは三人で、三人とも初めての妊娠だった。
一人は18週、わたしは20週、もう一人は21週と、週数はま
ちまちだったが、疑問に思うところとかはみな同じようなこと。

胎動を自覚したのは、わたしだけだった。
というのも、11日に姉と話をしてこれがそうだったのかなとは
思っていたのだが、昨日の夕方、横になった休んでいる時におな
かをさすっていたら、ポコッと手のひらに感じたものが有った。
ああ、やっぱり今までこれかなと思っていたのは、胎動だったの
だと思った。

というような話を他の二人にしたのだが、18週の人はまだだと
思うけど21週の人もよく分からないと言っていた。
21週の人は、これまで体重の増加が無いのだという。
つわりもまったく無かったらしい。
なんて羨ましいんだ。わたしなんてもう4キロも増えてしまった
から、これ以上太らないようにと言われているのにとつぶやく。

今回、一緒だった妊婦さん達は、おそらく二回目以降も一緒だ。
21週の人と、「次は9月8日ですね、じゃあそのときにまた。」
と挨拶をして別れた。
彼女も高年齢出産だと言っていた。(超高年齢出産だって。)
おそらく、年齢もそれほど離れていないだろう。
初めての妊婦仲間、かな?

夫と参加するつもりだった一回目だったが、ご主人が一緒なのは
二組だけだった。
思ったより少ないのは、保健所主催の両親学級とは違うからか。
夫が帰ってきたら、報告しなくては。(笑)

 「動いたよ」との報告に返事有り「キックなのかな?パンチなのかな?」
                          (市屋千鶴)

たぶん、どっちもだと思うんだけどねぇ。
夫が帰って来る夜中にはあんまり動かないから、休日の夕方にで
も夫に触らせてやろう。



2003年08月12日(火) 船の歌

だめだめだ〜ん、な今月の「ぷらむ」の歌。

行きはフェリー帰りは青函連絡船 十四歳の我を忘れず(市屋千鶴)

船頭の唱う舟歌 寝たきりになりて久しい叔父を思いぬ(市屋千鶴)
(舟歌=最上川舟歌)

ふるさとに工房を持ちて倒れたる叔父の花瓶に生花を挿せず(市屋千鶴)

1首目。
十四歳は自分にとっては人生の分岐点だったから、この年の修学
旅行は忘れられないものだった。
転校する前の大事なイベントだったし、初めて船に乗ったことで
もあったし。
ストレートに修学旅行という言葉を入れてしまえれば良かったの
だが、どうも上手く出来なかった歌である。

2首目、3首目。
この「叔父」は三男である。父の下の下。
叔父は、民謡が好きで民謡歌手としてレコードも出していた。
父の兄弟姉妹は、みな歌がうまいし、手先が器用である。
父のすぐ下の叔父は民謡を唱い三味線を弾く。
一番下の弟は、なんとか刺繍(よく知らない)というのをやって
いて、生家には大きな虎の刺繍や花の刺繍が額に飾ってあった。
姉妹達は歌もうまいし、編み物や洋裁や和裁が達者である。

この歌の「叔父」は、民謡は趣味が高じたものだが、本業として
ガラス陶芸というものをずっとやっていた。
東京でときどき開かれる個展を見に行ったりもしたことが有るが、
ふるさとに工房を持ったということを知ったのは、叔父が倒れた
ということを知ったのとほぼ同じ時期だった。
それきり、寝たきりの状態なのだという。

叔父からは、くすんだ橙色の丸い花瓶をもらった。
それはわたしが十五歳の誕生日で、祖父のお葬式の日だった。
その頃はまだ修行中だからと、どこにも名前は入っていなかった。
何もしてやれないが、記念に持っていてくれと言われた。
寝たきりの叔父を思うと、枯れてしまう生花は挿せなくなった。

船の歌と考えた時に、やっぱり思い浮かべたのは、「青函連絡船」
と「最上川の舟下り」だった。
「最上川の舟下り」と言えば、「最上川舟歌」がうかび、民謡を
唱う叔父の姿が思い出された。
そして、その思いは、手もとに有る橙色の花瓶に及んだのだった。

思いが強すぎる時、それをきちんと整理してから短歌に作りなお
さないと、今月の歌のようなひとりよがりな歌になってしまう。
まあ、締め切り当日に、ばたばたと作ってること自体に問題があ
るということは、もうとっくにわかっているのだけれど。(笑)

「ぷらむ短歌集1」をじわじわと読んでいるのだが、今のわたし
が二十首作るとしたら、どういう一連になるのだろうかと思った。

 お祭りの席ではいつも唱いあう親族の中わたしも唱う(市屋千鶴)

初めてお祭りの時に唱えと言われてわたしが唱ったのは、秋田民
謡の「どんぱん節」だった。その次は、「真室川音頭」だったか。



2003年08月11日(月) お墓参り

今日は、姉と義兄と、母のお墓参りに行った。
といっても、現地で待合せなのだが、わたしが出遅れてしまい、
到着した時には、もう掃除が終わってしまっていた。ごめん。

先日購入した「お墓参りセット」を持って行った。
ライターが中にセットされていて、お線香に火をつけやすいよう
に朝顔状になっている代物。
お参りし終えて、「お墓参りセット」はわたしよりも姉達がもっ
ていた方がいいだろうと、義兄に渡した。
うちは、夫が喫煙家だから、ライターでなんとかできるけど、姉
の家では喫煙者がいないので、ライターもないしね。
お線香入れもついていて、自宅からお線香を持って来られるし。

霊園の坂道を上っていると、汗が胸の間にたまるのが分かる。
マタニティーブラは、もう汗でびっしょりだった。

会った途端にいきなりわたしのお腹に手を当てて、動くのかもう
と訊ねた義兄。
まあ、25年以上の付き合いだし、血のつながった兄みたいなも
のだからそれも許せるけれど、夫が見ていたらびっくりしたかも
しれないなぁと思って、心の中で笑ってしまった。

ひとしきり、子どもの話などして、帰りには三人で食事をしなが
らさらに身内のあれこれを語り合ってきた。
身内同士、仲はいいのだけれど、それぞれにあれやこれやと事件
が起きている模様。
暑気払いを八月中にやるべきかどうか、叔母に聞いてみることに
なった。もう一人の叔母は、今アメリカなんだけどね。

 動いてもなかなかわからないものと姉も同じでほっとするとき
                          (市屋千鶴)



2003年08月10日(日) ぷらむの日

今朝も、お湯はすぐに水になってしまった。
メーター部のエラー表示は同じまま。
8時半にガス屋さんに連絡したら、9時過ぎに来てくれて、すぐ
に原因が分かった。
うちのメーターには、ガス圧を調整するために、外気圧を測定す
るための穴が空いているのだそうだ。
ほんの小さな穴なのだが、どうやらそこに虫が卵を産んでしまっ
たらしくて、外気圧の測定ができない状態になっていたそうだ。
それで、提供するガス圧を決められなくて、エラーになったと。
ガス屋さんが、針金のようなものでその穴をつっつき、修復終了。
めでたく給湯もガスレンジもOKとなった。ふ〜ぅ。

なんだかんだしているうちに、支度が遅れてぎりぎりの時間にな
ってしまったため、南大沢公民館には、2時に到着。
お茶当番なのに、みなさんすっかりお待ちで、学習室の鍵はもう
他の方が受け取ってくださっていた。申し訳ない。
多摩センターでの乗り換えがぎりぎりなので、もう一本前の電車
に乗らなくてはならないようだ。走れるならOKなんだけどね。

今回は、東先生も遅れていらして、汗が引くまでの間、ぷらむの
短歌集の紹介やら、「回転ドアは、順番に」の紹介やらがあり、
わたしは「ぷらむ短歌集1」を購入し、「回転ドアは、順番に」
にサインしていただいた。
「ぷらむ短歌集1」は、わたしが参加する前に着手されていたも
ので、わたしの作品は掲載されていない。
手に取ってみるときちんとした作りになっている上に、20首ず
つというみなさんの作品が読めて、うれしい。
池田はるみさんと東先生の批評・解説が興味深いし、会員の方が
書かれたエッセイもある。
電車の中で、エッセイ部分をぱらぱらと読んだが、作品の方はま
だ読んでいない。家でじっくり読むことにしたいと思った。
この20首を作った時のことを、みなさんに聞いてみたいものだ。

さて、今月のお題は「船」。
三首ともだめだめだ〜ん、と思っていた通り、どうもいまひとつ。
詳しい内容は、火曜日に。

そうだ!
私信
  川口さ〜ん、お茶とお菓子代、渡し損ないました。
  すみません。来月、金額を教えてくださいねー。



2003年08月09日(土) 台風と小僧

小僧って、別に誰って訳じゃないんだけど。(笑)

今日も、夫は強風の中、出勤して行った。まあ、昼からだけどね。
昨夜、寝る時に、少し寂しいよと夫にしがみついて甘えてみたり。
やくざな仕事ですまんなぁ、と言う夫。
SEをやくざな仕事って言われてもねぇ。(笑)

八月、九月はまだまだ忙しいらしい。
来週の病院での母親学級も、休めなくなったらしい。
まあ、四回目(入院と分娩の説明)の時だけでも一緒に行ってく
れればいいかと、納得することにした。

台風の影響なのかどうか、昼頃にシャワーを浴びようとしたら、
途中で水になってしまった。
肝心なところは洗い終えたところだったので、まあよかったのだ
けど、強風で消えたのかと思って、風が納まるまでそのままにし
ておいた。
夜になって、夫がシャワーを浴びようとしたら、水だと言うので
そうだそうだと思い出し、ガスメーターを見てみた。
エラー表示が出ていたので、復帰作業をしてお湯を出してみると、
やはり途中で水になってしまう。
二回挑戦したが、同じ結果だった。
明日、ガス屋さんに連絡しなくては。



2003年08月08日(金) 試合順延

甲子園。今日の第4試合を予定されていた、羽黒VS岩国。
羽黒高校は山形代表。
一回戦で一勝もしたことがないのは、山形県だけらしい。
今年はどうなんだろうか。明日、がんばってねー。

「回転ドアは、順番に」の出だしの部分を、夫に読ませてみた。
夫は、短歌はこそばゆいから駄目だと、常々言っているのだが、
この歌集は、物語になっているので、二人の出会いのところだけ
でも、見せたかったのだった。
この二人のキャラクターを、絶対に面白いと思ってくれるはずと。
案の定、夫は、二人のキャラクターが面白いと思ったらしい。

まあ、短歌を読んで欲しいとは思っていないので、それ以上は、
期待していない。夫は、読むだけで照れてしまうのだ。

最近、よく戦っている夢を見る。昨日の朝も、そうだった。
さすがに毎日ではないが、なぜいつも戦っているのだろうか。
胎教に良くないものばかり見ているということなのか。
しかし、いつも誰かを守りながら戦っているというのもどうか。
守られたりする夢を見たことが無い。
いつも、わたしが誰かを守っている。
やむを得ずであっても、戦っている。
しかも、戦いながら、どこかを目指しているのだ。

仕事をしている時は、よくそういう夢を見た。独身の頃ね。
が、結婚してからは、戦う夢を見る時は欲求不満のことが多いね
と夫に言われた。
何か、不満を抱えているのか、わたし。

一人でいる時間が長いことが影響しているのか。
もう一年以上になるが、昨年のGW明け以来、平日は23時前に
夫が帰ってくることはほとんどない。数回だけ。
一人で戦わなくてはならないと、そう思い込んでいるのだろうか。

もっと、ほのぼのした夢を見たいのになぁ。

 いつもいつも何かを守っていることが生き甲斐なのか夢の中でも
                           (市屋千鶴)



2003年08月07日(木) 届いたもの

昨日の日記で、塩分0.35グラムオーバーと書いたが、朝食の塩分
を二人分のまま計算していたことに気付いた。
というわけで、実際は5.85グラムだった。(笑)

今日、嬉しいものが届いた。
一つは、注文していた歌集。
「回転ドアは、順番に」と「ラインマーカーズ」。
前者は、すでに一度読み終えたのだが、何度でも読みたいような
気がする。もっと何回も読んでから感想を書きたい。
「ラインマーカーズ」は、じわじわと読んでいる。

もう一つは、きわみちゃんからの暑中お見舞い。
月末月初、彼女の仕事はべらぼうに忙しいのに、暑中お見舞いを
書いてくれたのが嬉しい。ありがとう。(^_^)

わたしは、梨などの果物を買ってしまうと一気に食べたくなって
しまう、という悪い癖の持ち主である。
昨日配達された梨だって、昨日のうちに2個、今日2個、食べて
しまった。(しくしく) 夫よ、すまない。
アスパラだって、一度にたくさん食べてしまう。
好きなものを、一度にいっぱい食べたいというのは、子どもの頃
からの悪い癖で、口の中いっぱいに好きなものを頬張るのも好き。
だから、みかんは一房ずつではなく、二〜三房ずつ口に入れる。
夫から、「美味しいものは味わって食べなよ」といつも言われる。
ん〜〜、なかなかこの癖は直らない。
子どもと食べ物の取り合いをするようなことにならなければいい
のだが。(笑)

そういえば、甥が小さい頃、一口ちょうだいといってもらったら、
その一口の大きさに、愕然されたことがあったなぁ。
「おばちゃん、一口大きすぎるよぉ。」と半泣きだったっけ。(汗)
ちなみに、義兄は、握り拳が口に入りそうなくらい。
姪は、口の大きさが義兄に似てしまったのか、赤ちゃんの頃には、
指しゃぶりではなく、拳しゃぶりしていた。

 一口の大きさだけは負けないと家族でこぶしを口にしてみる
                          (市屋千鶴)



2003年08月06日(水) パンよりご飯

塩分のことを考えると、断然、パンよりご飯だ。
というようなことを実感した本日、塩分0,35グラムオーバー。

明日の方が天気がいいからと、今日は洗濯をせずに、相変わらず
ぼーっと暮らしている。
夫以外で話をしたのは、COOPの配達の人だけだ。

ほとんどの思考は、テレビに誘発されてやって来る。
ニュースだったり、ワイドショーだったり、金八先生スペシャル
だったり。
ほんとにわたしはテレビっ子だ。
夫は、わたしと付き合うまでは、ほとんとテレビを見なかった。
最近では、それなりにテレビを見るようになったので、わたしの
影響が大きいのだろうか。

最近のニュースで気になるのが、犯人の年代。
こんなことやるのは、若造だろうと思っていると、高齢の女性で
あったり分別の有るはずの壮年だったり。
犯罪をグループ分けして、当たりが付けられなくなってきた時代
ということなのだろうか。
小遣い欲しさに盗むというのは、若造のすることだったはず。
なのに、小使い銭程度のお金を盗むために相手を傷つける犯人の
年齢が案外高いのには驚かされる。
逆に考えれば、若者は小遣い程度のお金は、なんとか稼げる状況
にあって、年齢が上がるほどそれが出来ない状況であるというこ
となのだろうか。

働きたくとも働けず、背負うものだけ大きくて。
そんな、やむにやまれぬ人ばかりではないような気がするのも、
最近の特徴なのか。

ぼーっとニュースを見ていても、なんだか悲しいような空しいよ
うなニュースが多いなぁと思わずに入られない。

ぼーっと暮らしていけるようになった今のわたしには、所詮分か
らないことも有るのだろうけれど。

 トーストと牛乳という朝食が普通になれぬ個人的事情(市屋千鶴)



2003年08月05日(火) 雷嫌い

やっぱり、千葉県北西部は雷が多かったんだと実感した。
今日の夕方からの雷雨は、千葉県ですごかったみたいだ。
わたしも、我孫子にいた頃の体験上、パソコンは立ち上げず、手
もとに懐中電灯とラジオを用意していたのだけれど、今のところ
はそれほどでもないので、日記を書くことにした。

いや、ほんと、雷は大嫌いだから。
しかも、我孫子にいた頃は周りに高い建物がなかったし、避雷針
なんかどこに有るんだろうという状態だったので、毎回ドキドキ
していたのだった。
今はね、すぐそばに少し高いマンションが有って、そこに避雷針
がついているから、なんとなく安心している。
まあ、基本的に外に出ているわけじゃないのだから、心配しなく
てもいいということはわかっているんだけど、嫌いなものは嫌い
だから仕方が無い。

ネットでお目当ての歌集を購入した。
いつ、届くかなぁ。楽しみ。

他には取り立てて何も無い一日。
ああ、「大奥」を見ていて、うるっときたっけ。

今日は、短歌なし。



2003年08月04日(月) 喫煙権

昨日の夜中のこと。
わたしが寝てからしばらくして、夫は玄関前でタバコを吸ってい
たのだが、その煙が裏のというか斜め横の歯医者さんの二階の窓
から入ってしまったらしく、なんだかけむいわねと言われたのだ
とか。
それで、たばこを吸っていますと声をかけたら、煙が入ってくる
のですみませんが、と言われたらしい。

今朝になってその話を夫がするので、禁煙を勧めたのだがその気
はないようだった。
夜は、玄関前ではなくアパート横の駐車場辺りで吸うことにする
と決めたのだそうだ。
家では吸わないって決めてしまえばいいのにと言ってみるが、夫
は喫煙権を主張するのだ。(汗)

などなど考えながら洗濯も済ませ、お昼は何にしようかと考えて
いたら、夫から電話が有ってお使いを言い付かった。
OAタップの6個口以上のを2個買っておいてくれと言う。
できれば6個より多い方がいいって。
普通は6個だから、近所のコ○マ電気には無かった。
夫は、できれば町田のソフマップまで言ってくれと言うので、昼
ご飯を食べてから出かけた。
ウエストも伸びるストレッチパンツは今日洗濯してしまったから、
スカートだ。というわけでむだ毛処理もしたさ。

よっこらよっこら出かけて行ったが、日傘を入手していなかった
ので、行きは暑かったー。
我孫子では帽子をかぶっていたのだけど、帽子は似合わないから
日傘にしたらと夫が言うので、日傘を買おうと思っていたのだ。
あっちーっといいながら町田まで行き、ソフマップで商品を確認
してから、夫に電話してどの種類にするかとか相談し、7個口の
を2個無事購入。
夫からは、町田までよく出て来れたねーっと褒められたりして、
おこちゃま扱いかぁ。(笑)
帰りに婦人服売り場で、アンサンブルやTシャツを買って、さら
に下の階で日傘を買って帰ってきた。

本屋にも行ってみたが、お目当ての歌集は無かった。
ネットで購入した方が手っ取り早いのかなぁ。
今日は、町田で帰りに寄れる所しか行ってないからなぁ。
明日あたり、もう一度相模大野の本屋に行ってみようか。

銀行の時の同期に宛てた暑中見舞いが、転居先不明で戻ってきて
しまった。
別の友人に聞いても、引っ越したことは聞いていないそうだ。
いったい、どこいったのさーっ、香ちゃーん。

 行き先の決まらぬハガキを手に取れば宛名の文字が滲みはじめる
                          (市屋千鶴)



2003年08月03日(日) 夏らしい

夏らしいお天気のなか、居間以外を開け放って数時間。
洗濯ものは、物干竿でぐるんぐるん。
あまりの勢いに、乾いたものから取り込んでしまった。

本屋まで歌集を買いに行くのもあきらめて、夕方までテレビを見
て過ごしたあとで、夫とヨーカドーまで行ってみた。
新生児用品を夫と見たり、おもちゃ売り場を見たり。
夫は、これからは堂々とおもちゃが買えるなと笑った。

お腹が空いていたからか、食べたいものをかごに放り込むように
して買い物を済ませた。(夫に指摘されてしまった。)
桃と梨で悩む妻。トマトの個数で悩む妻。
イカフライは美味しかったよと報告する妻。
夫はグリーンカレー、妻はカレーリゾッテ。
塩分をチェックしながら、カレーを買う夫婦。
やっぱりたくさん種類が有って、買い物が楽しいねと言う夫。
やっと生卵を買うことができた。

帰宅して、二人で夕食の準備をした。
餃子を焼く妻に、トマトのチーズ焼きを作る夫。
餃子は、お酢とラー油だけで食べた。結構美味しいのだ。
トマトのチーズ焼きはぐずぐずになってしまったが、やはり美味
しかった。

食後、パソコンを立ち上げ、うんうん唸りながら八月の歌を考え
てメールで送った。だめだめだぁ〜ん。(しくしく)

今日は、穂村弘さんと東直子さんの歌集出版記念のトークショー
とサイン会の日だった。
行きたかったけれど、週に一度の夫と居られる日を優先したかっ
たし、こんな暑い日に青山まで行ったら、プチ切れてしまいそう
なので、行かなかった。
歌集は今週中に入手して、「ぷらむ」の日にサインを貰おうっと。

 新生児用品売り場のわくわくを君にも感じさせたくて行く(市屋千鶴)



2003年08月02日(土) 今週も

夫は、今週も休みは一日だけとなった。
今日、昼に出勤して行ったのだった。
昨日、今日と、お腹がガスで張っている感じでいまひとつ。

朝は曇りだったが、お昼近くになってとってもいいお天気になっ
たので、厚手のものだけ洗った。
スタートが遅かったし、かがんだりするとぐへっという感じだっ
たので、一回しか洗濯しなかった。

昨夜、姉に電話して、お墓参りの相談をした。
まだ、予定は決まっていないとのこと。
いつも、少し早めにお墓参りしているんだよね。
それと、「踊る大捜査線2」を一緒に見に行こうという相談も。
姪が彼氏と行くのでなければ、三人でというところまで。
姉の透析の日は、火曜、木曜、土曜だから、それ以外の日。

夫がいない日中、スター・チャンネルの「猿の惑星」を見ていた。
2000年のやつで、吹替え版。
午前中は、FOXーTVで「13ウォーリアーズ」を見ていた。
昨日は、「ブリジット・ジョーンズの日記」を見た。
映画ばっかり見ている気がするが、それほどでもないのかなぁ。

夫が出がけにこんなことを言った。「出世するぞー。」
わたしには最初、「摂生するぞー。」と聞こえたので、出てきた
お腹を気にしているのだなと思ったのだが、もう一度聞いてみる
と「出世」だった。
どうしてか聞いてみたら、なんとなく、だって。
部長に、そのうち課長とかになるんだから、お金のことも考えて
仕事してくれと言われたらしい。メンバーの残業が多すぎるって。
この仕事の難しいところだと思う。
ちゃんと終わらなければお金はもらえないし、予定通りに進める
には残業だって必要だもの。
スタートが遅かったのだから、残業しなくてはならないのは当た
り前なんだけど、予算管理は難しい。
どうしても、プログラマーから上がった人は、ちゃんとしたもの
を作るのを最優先に考えるから、予算は二の次になりがち。
手なんか抜けないものねぇ。
スケジュール調整の難しさは、交渉力の問題でも有るのかもしれ
ないけど、最後の最後が決まっている仕事に、交渉の余地がある
とは思えないしねぇ。やっぱりむずかしい問題だと思う。

なんて、久しぶりに仕事のことなんか考えてみたりしてね。
自分も同じような職種の人間でなかったら、忙しさの度合いとか
ピークの大変さとか、その他諸々の微妙な部分とか、わからない
だろうと思う。
夫が、なぜ毎日夜中まで仕事をしているのかわからなくて、ただ
帰りの遅いことを責めるだけの妻になっていたかもしれない。
話も通じるし。
今は話を聞いてあげるくらいしか、手伝えないから。

がんばれ、とーちゃんっ!

 差し当たりふらふらしないようにすることがわたしのサポートだから
                          (市屋千鶴)



2003年08月01日(金) 一騎当千

最近、ケーブルTVで、たしか地上波でもコマーシャルしている
はずだが、8/16公開の映画「英雄(HERO)」。

この予告映像の一部に「3000人の兵でもかなわなかった3人」
というような台詞が有って、この言葉を見ると「一騎当千」とい
う言葉が思い出される。
そのままずばりの言葉では有るが、実際にそういう場面を見るこ
となどまずできないので、映像で見るのは楽しみだといえる。

「一騎当千」といえば。
マニアックな話題になるのだが、漫画の「シャドウ・スキル」を
思い出す。(月刊「アフタヌーン」連載中。)
クルダ傭兵王国の修練闘士(セヴァール)という武術の達人が出
て来るのだけれど、その仲間達が敵と戦うシーンで使われていた。
「まさに、一騎当千」。1人で1000人を相手にする。
主人公「エレ」は女性で、「影技(シャドウ・スキル)」という
名を持っていて、その彼女が育て上げた弟「ガウ」(実の弟では
ない)が、「黒い咆哮(ブラック・ハウリング)」という名を持
っている。
かなり好きな漫画の一つで、コミックスも買った。
アニメにもなったことが有って(当然のようにTV東京放映)、
見ていた。アニメになると、だいぶ画風は違ってくるのだが。
エレの生き様がかっこ良いのだ。
ガウが育っていく様も感動ものだったのだ。

この作者の絵はとても特徴的でねぇ。
別の漫画誌でセイント・セイヤを書いているのを見たのだが、や
はり車田正美(こんな字だっけ?)のものとはかなり違う。
登場人物をはっきり見せて読ませるという絵の技術は、漫画なら
ではなのかもしれないなぁと思ったり。
「シャドウ・スキル」の作者の絵は、背景の書き込みがすごくて
紙面は黒っぽい。かなりごちゃごちゃしている。
好きな作者だけど、読んでいて指が黒くなるのがどうもねぇ。(笑)

映画の予告コマーシャルからこんなことを考えたりしている一日。

映画「英雄(HERO)」。
ワイヤーアクション、CGバリバリの映画みたいだ。
見たいーっ!

 不確かな記憶の確認 4センチほどの厚さをめくる指先(市屋千鶴)

月刊誌は、分厚い。


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市屋千鶴 [MAIL]