2003年12月08日(月) |
「マトリックス レボリューション」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★☆
日記にも書きましたが、見終わった一番最初の感想は。 「これで、終わりですか???」
だってさ、なにも問題は解決してないんじゃないの? とりあえず、戦いが終わってバグがなくればいいんですか?? どうもね、機械の一人勝ちって気がするんですよね。首尾よく救世主もバグも相打ちにしたことだし。人間なんて、もともと屁でもないだろうし。 平和を約束をしたけれど、そんなのいつまで持つ? たしかに、マシンは約束を守るでしょうね。そうプログラムされたら、バグが発生するまでは守るしかない。 でも人は? きっとまた「マシンから人間の世界を取り戻すんだ!」とか言って、戦い始めるよ? マシンはそれを見越して、スミス駆除を条件とした停戦に応じたんじゃないのかとまで邪推してしまう。
「選択」もねぇ、、、 常に二者択一だものね。選択をしないという選択肢はないんですか?(笑
ま、娯楽映画ですから、あまり深く考えない方がいいような気がします。でないと、破綻しそうです。夫とも話したのですが、一見ややこしそうでも、じつはそんなに深い哲学はないのではないかと。 でも、そう思われるのがいやで、わけのわからん台詞や設定をとりあえずちりばめたんじゃねぇのか? と。←自分の使う手だから、つい邪推してしまう(笑 やっぱ、字幕は苦手です。情報量が少なすぎる。二作目でも次作ではちんぷんかんぷんだった台詞もDVDの吹き替えならわかりましたもん。 DVDが出たら、日本語吹き替えで再度見てみます。
アクション映画の第三部としては、かなり好感が持てました。 前作で長すぎて退屈だったカンフーシーンも短め。映像的にも、前作を越えよう・期待に応えようというスタッフの意気込みがスクリーンからひしひしと感じられました。うん、がんばってるよ。 第一作目で大好きだったなぐり込みのシーン。同じようなシーンを作りつつ、一作目を越えようと工夫を凝らしていましたし。 衝撃度から言えば、どうしたって第一作を越えられないとは思うのですが、それでも前作の人気におんぶにだっこはされないぞ! という心意気は買いたいところです。
そして、キアヌ君。やっぱり、お姉さんに守られていましたね(笑 彼は一応、救世主・ヒーローのはずなのですが、あの頼りなさはいったい何なんだ?(笑)。ま、そこが彼のいいところなんだけど。 トリニティも心配で死ねないよねぇ。二人が抱き合っているところなんて、どう見てもトリニティが抱きしめているもんね。 最後は一人でがんばっていましたけれど。 ぼうや、よくがんばったね、、、と思ったのはわたしだけではないはず(笑
一番かっこよかったのは、名前は忘れてしまったけれど、女艦長さん。クールだわ。彼女はかなり、好き。
が。 この映画でわたしが一番共感してしまったのは、Mr.スミスだったりします。 ゴキブリのように増殖するのはいただけませんけどね(笑
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