MrsMの観劇日記
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2003年09月24日(水) 「pingpong」

期待度 ★★★★☆  満足度 ★★★★★

 てっきり、コメディー映画だと思っていました。
 邦画のコメディって大好きなので、かなり期待をしつつも、邦画コメディははずれも大きいので用心をして期待度★4つだったのですが。

 よかったです。
 なんといっても、スマイルくんがいい。なんてかわいいんだろう(かっこいいと表現すべきなのかもしれないけれど 笑)
 竹中コーチじゃなくたって、「My Boy」とか呼んでかまいたくなります。そして、あんなふうに淡々と逃げられてしまったら、膝をかかえてべそをかいてしまうだろうなぁ。でもって、自らの意志で帰ってきてくれたら、なにもかもを水に流して「Good」とか言ってしまいそう。
 ついでに声がいいんです。あんな声で「大丈夫だよ」って言われたら、本当に大丈夫になるのだろうな。

 と、どんどん観劇日記からかけ離れていきます(笑

 主演は窪塚主演だったのですね。わたしはなぜかウッチャン(内村光良)だとばかり思いこんでいました。だから、コメディだと思っていたのですが、でも、似ていません?
 彼もキッシュな役が定着してきたような?

 やる気がないくせに強くてコーチにもえこひいきされる天才なんて、普通だったら嫌われそうなんだけど(見ていてはらはらしてしまった 笑)、この映画ではそういうどろどろ感がなくて、そういうところもいいな。
 天才のまわりの人たちの描き方もしっかりしていて、きちんと花を持たせている。
 天才ではなくたって、みんなそれぞれの人生の主役なんだよねと思わせてくれるのが好き。



2003年09月19日(金) 「キス・オブ・ザ・ドラゴン」

期待度 ★☆☆☆☆  満足度 ★★★★☆

 じつを言うと。
 ほとんど見ていないから、ストーリーなんてわかりませんでした。
 期待度が低いことからわかるように、映画を見たというよりも、テレビで放送していたから、なんとなくつけておいただけなのです。家事をしながら、仕事をしながら、夫と会話をしながら、横目で見ていた程度。
 だって、舞台がフランスだし。なんとなく、フランス映画っぽいし(←フランス映画嫌い)
 なのに、満足度が高いのはなぜかといいますと。
 ジェット・リー。
 彼、いいなぁ。

 かっこいいというわけではないのですが(少なくとも美形ではないと思う。中国大使館の人の方が好み)、ストイックぽいところがいいなぁと思うのです。「女を買ったことがない」っていうの、信じられそうだもの。
 ハリウッドの二枚目スターだったりすると、劇中で美女とラブラブになったところで
「それってどうせ吊り橋効果ってやつでしょ? ほとぼりさめたら、他の美女に行くんでしょ? その場限りのアバンチュールでしょ?」←偏見(笑
 って感じだけど、彼だと信じられそう。強くて有能で誠実な男って最高よね。
 いつもと言っていることが違うんだけど(笑

 そうそう「英雄/HERO」は主演ですか? とにかく出演していますよね? これはやはり見に行かなくては。。。

……これって映画の感想ではありませんね?(^^;)

 鍼が武器として出てくるあたり、さすが中国3000年の歴史を感じます。



2003年09月18日(木) 「座頭市」

期待度 ★★★★☆  満足度 ★★★★☆

 いままで北野武監督作品ってよくわかりませんでした。
 どこかいいのか、わからない。ただ、ぼそぼそしゃべって、人が死ぬだけじゃない、なんて思っていましたが、今回はよかったです。
 正直、このセンスがうらやましい。悔しいぐらいなので、★5つにしてもいいなと思ったところを4つにしました(大人げないやつ ^^;)

 この映画は15R指定だということですが、やはり、目玉は殺陣かな。
 よく考えれば荒唐無稽(なはず、たぶん)なのですが、とてもリアル。
 腕は飛ぶ、指は飛ぶ、一体何人死んだんだ?(殺したんだ??)って感じですが、そんなに残虐な印象はありませんでした。かっこいいというのにははばかるのですが、見応えがあるというか、おおっ、というか(わかります? ^^;)
 やっぱ、居合いですかね。接近戦ではこれが一番強いという話も聞いたことがありますし。
 脇も人たちも無駄がないというか、一見無駄っぽくてもじつはいい出汁が出ているという感じで、そのあたりの呼吸がとてもうまいです。

 が。一つだけ気に入らなかったのは。
 とにかく、主役が強すぎる。殺陣はどれも一方的。それはそれですごいけれど、もうちょっとやりあってくれたほうが迫力があったと思うのですよね。そういう意味では見応えがなかったです。せめて浅野忠信とはもうちょっと時間をかけて欲しかったなぁ。

 噂の(?)タップダンス。
 お面を被ってのダンスはよかったです。これだけでももうちょっと見ていたかったぐらい。タップと和太鼓&下駄との相性がこんなにいいなんて。言われてみればたしかにそうなんだけど、言われるまで気がつかない、、、

 そうそう、帰りの電車の中で気がつきました。
 そういえば、主役のあなた(名は座頭市ですね?)、一体、何者???



2003年09月09日(火) 「リターナー」

期待度 ★★★☆☆  満足度 ★★★★☆

 なかなか面白かったです。
 邦画のアクションものとしては、がんばった方ではないかと。
 チャイナタウンあたり(ですよね)を舞台にすることで、非現実感も中和されているかな。
 甘いところも多々ありましたけれど。ラスト、悪役が籠もった海上要塞(?)は、なんなんだ、あれは!!と思ってしまったし。
 でもまあ、お楽しみ映画ってことで。 

 が、どうも竹野内豊ってミスマッチだわ、、、と思っていたら。
 金城武でした(^^;)
 どうりで、目が大きいと思ったわ。竹之内ってこんなにでっかい目をしていたっけ?? とずっと気になっていたのです。
 でもさ、似てない???

 宇宙人が悪者だと思っていたら、じつは。。。ってあたり、とても日本映画っぽく感じました。どさくさにまぎれて、宇宙人と心の交流をしたり、なにげに風力発電の風車が出てきたり、日本人ってそういうの、好きですね(勝手な思いこみ 笑)。

 最後、ミリは本当に未来に帰ってしまったのですね。
 わたしはてっきり、歴史が変わったことでミリの存在そのものが消えていくのだとばかり思っていました。だから、とてもせつなかったのだけど、なーんだ、生きてたんだ。


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