期待度 ★★★☆☆ 満足度 ★★★★☆
夫お勧めの一本。 昔、ぼのぼのに出てくるしまりすくんのショー姉ちゃんに似ていると言われていました。 漫画で 「それがどうした、ばかやろー!」 というショー姉ちゃん台詞を読んで大笑いしました。わたしが使った言葉そのままなんだもの(笑 この映画でも、ショー姉ちゃんはショー姉ちゃんでした。 ショー姉ちゃん、大好き。
が、この映画で一押しによかったのは、ヒグマの大将&スナドリネコさん。 この二人の哲学的とも屁理屈的ともいえる問答がよいのです。 特にヒグマの大将の主張。 「命をかけるやつには誰もかなわない。そいつはくたばるまでまいったとは言わないからだ。もしそんなやつが森にきたら、ほかの奴も家族を守るために命をかけなくちゃいけなくなる。そんなやつらばかりになったら、世界はどうなると思う?」 「だから、俺は命をかけるような奴は許さない」 「もし、命をかけなくちゃいけないようなことがあったらどうする?」(スナドリネコさん) 「命をかけないで、なんとかする」 (注:台詞そのままではありません)
「この世には、命をかけるに値するものがあるのです」(ロード・オブ・ザ・リングより)
つい、この二つの台詞を並べてしまう。 わたしはヒグマの大将の方が好きだな。
スナドリネコさんのほうがクールで、こんなふうに飄々と生きてみたいとは思うけれど。 実写だったらこっぱずしくて聞けないような問答ですが、アニメ(しかも「ぼのぼの」)だから、逆に素直に聞けてしまう。 特になにってわけではないけれど、気軽に考えさせる映画です。
子どもには難しかったようです(笑 長女曰く 「半分ぐらい、わけがわからない」 と。まあ、そうだろうな(笑
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