★悠悠自適な日記☆
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高校時代にいつもつるんでいた友人4人でプチ同窓会をやりました。メールでのやりとりや、たまに誰かと会ったりはしていたものの、4人揃ってお話をするのはかれこれ1年ぶりになります。
居酒屋で飲み食いをしたのですが、カクテルを飲むのは実は生まれて初めてだったりします。チューハイ1杯、カクテル2杯、梅酒ロック少量。これまでチューハイは何度か(こっそり)飲んだことはあったのですが、だいたいいつも2杯飲めばもういいやと思えてしまっていました。ところがカクテルはジュース感覚でガバガバ。これまでに飲んだ事ないアルコール量だったのでいつ波が押し寄せてくるかわからないということで3杯半でやめましたが、どうやら私はアルコールにはそこそこ強いということが判明。3杯半飲んでも全然酔わないし、顔色も変わりません。私は炭酸が飲めないのであまり酒は飲めないクチだと思っていましたが、どうやら私が弱いのは炭酸だけであるようです。ビールや日本酒はちょっとまだ無理ですが。
何が嬉しいって、おいしい料理やお酒を囲んでいることもそうですが、それよりも、1年前と全然変わらない友が目の前にいること。1年前と根本的には何も変わっていなくて、喋っている内容も高校時代と全然変わらないくだらない話だったりします。高校時代より露骨で過激な内容になりましたが…笑)
だけど私達それぞれの中に、1年という時の流れはちゃんとあるわけで、新しい環境の中で新しく芽生えたものの考え方や視点を見つけてきたのです。変わらないのに、変わってる。友達のその少しの変化を見つけるこごが、私にとってとても嬉しいことで、愛しいことのように思えます。
結局そのまま勢いでカラオケをオール。実はカラオケをオールするのも初体験。よって今日は朝帰りです。散々豪遊しての帰宅だったので、とても嬉しい1日だったのに、家に入る時はちょっとスイマセンな感じでした。でもまぁ1年に1回あるかないかだから許されるかな。
2004年02月14日(土) |
バレンタイン 愛の憎悪劇 |
今年のバレンタインは家から一歩も出ませんでした。でも、皆がこぞって出かける日にわざわざ出て行くのもどうかなと思いつつ、今日はバレンタインにまつわる思い出話をしたいと思います。
私はとってもマセた子供でした。
そんなわけで、私の初恋は5歳でした。お相手はお向かいに住んでいる一つ年下のT君。あまり男の子と遊んだりしない私にとって、唯一心を許して遊べる男の子でした。私はその子のことが大好きで、毎日毎日一緒に遊びました。喧嘩をするといつも私が勝ちました。年下で、すぐ泣くし(それは私がいじめてたからかもしれないけど)、頼りないけど、いつも優しく私に接してくれる(私にビビっていただけかもしれないけど)彼のことが、私は好きでした。
ところが、そんな私にライバルが現れます。T君の家の裏に住んでいる、Kちゃんという女の子。彼女もT君のことが好きであるという情報を近所のオバチャンから入手します。
KちゃんはT君と同じ年で、幼稚園のクラスも同じ。私は焦りを感じます。KちゃんにT君を取られたらどうしよう…。でも結婚してとか、口では言えないよ…。悩みに悩んだ挙句、私は小学1年生のMちゃんに相談します。
Mちゃんは私に言います。口で言えないなら手紙にすればいいよと。私は覚えたてのひらがなで、ピンク色の折り紙に「わたしとけっこんしてください。」と書きました。しかしそれを手渡しするのもどうも恥ずかしい。結局私はT君の家の郵便受けに入れることしかできませんでした。
次の日の朝、T君と一緒に幼稚園のバスを待っていると、T君のお母さんが私に「昨日はお手紙ありがとう。」と私に伝えます。「読まれた!?」私は赤面。恥ずかしくて、しばらくの間T君の家に遊びに行くことができませんでした。しかしこのままくよくよしていてはKちゃんにT君を取られるかもしれない…。私は次の作戦に出ます。要はKちゃんがT君を諦めてくれればいいのだ。そう考えた私は、再びT君にお手紙を書くことに。「こんど、わたしとデートしてください。」今度は黄色の折り紙に。そして最後に「おばちゃんには見せないでください。」と書き添えた。
念願かなって(というか半ば私が強制的に)私とT君はデートをすることになりました。私は家にある自分のアクセサリー(のおもちゃ)で散々おめかしをして家を出ました。この日の目標は2つ。1つ目はT君と2人きりでデートをする。2つ目は、KちゃんにT君を諦めてもらう。そこで私は何をしたか。T君の手をぎゅっと握り締めてKちゃんの家のチャイムを鳴らし、Kちゃんを呼び出します。そこで私が言ったことは…
「今からT君とデートするねん。じゃーね。」
つまり私は何が言いたかったかというと、私とT君が仲良さげにしているところをKちゃんに見せつけて、あんたの入り込む余地はないのよ…ということです。(うわ私最低!)しかし結局その後、近所の子がわらわら〜っとやってきてKちゃんとも一緒に遊ぶことになってしまいましたとさ。デート失敗。
それから2年後。
小学生になってもまだT君への思いが続く私。その年、年上のMちゃんは私にバレンタインのチョコレートを一緒に作ろうと誘ってくれました。これまでT君には母が用意した市販のチョコレートしかあげたことがありませんでしたが、やっぱり手作りの方が愛が伝わるのよね…と、どこで覚えてきたのか分かりませんがそんなことを考えながらチョコレートを手作りします。丸いカタチと、ハートのカタチのチョコレートを作ったのだけど、結局ハートのカタチのチョコを渡すのは恥ずかしくて、丸いチョコだけをラッピングしてT君の元に届けることにしました。
しかしそこでも私はKちゃんの存在が気になります。Kちゃんのチョコをもらって、私のチョコをもらってくれなかったらどうしよう…。でもKちゃんからもらわないでなんて言えないし…。Mちゃんのアドバイスによると、誰よりも早くチョコを渡しに行けばT君は絶対に私のチョコをもらってくれる…と。
私はMちゃんの助言を信じ、早朝7時半にT君の家のチャイムを鳴らし、Kちゃんよし先にチョコを渡すことに成功しました。(T君の家の人に迷惑だってば!)
しかしその後私は神戸に引越しすることが決まり、T君や友達と別れるのがつらくて毎日散々泣き明かしていたのですが、引越し前日に、T君から「SAY YES」のオルゴールをプレゼントされて、結婚の約束をしました。大きくなったら絶対に戻って来るから結婚してね…と。
この話を友達にすると、あまりにものマセっぷりに信じられない!とよく言われます。その頃友達は恋愛の「れ」の字も知らなかったと。
しかし若いうちに変なことを考えすぎたせいか、今が全くダメです。退化の過程を辿っているかのごとく、男女の駆け引きができません(笑)人を好きになったりはするのですが、その後がね、動けないというか。でもそれはこの事件がというよりも、この後小学6年生から中学1年生にかけて起こったバレンタイン事件の方が色々トラウマになってるのかもしれません。今となっては笑い話ですが。まぁその話は来年のバレンタインで話すことが何もなければ紹介することにします。
しかし、ハートのチョコが渡せないとか、口で告白できないとか、言えないことは文章にしたがる傾向っていうのは15年経った今でもあまり変わってないかな〜。どうだろう?(知らんがな!)
昔から商業用コピーにとても興味があります。少ない言葉でその商品をいかに印象付けるか、見た人にどういった効果を与えるのか、そういうことをぼんやりと考えることがとても楽しかったりします。
コピーライターのお仕事にちょっと憧れていたりします。(もし何でもなれるとしたら)なりたい職業ベスト5に常にランクインです。少ない言葉を語呂よく並べ立てるだけでお金がもらえるなんて素敵!!…まぁその程度の憧れですが。「金持ちA様貧乏B様」でコピーライターの特集をやっていた時はテレビにかじりついて見てしまいました。コピーを考えるだけでなく、CMでどのように演出するかとか、セールの方法まで介入してしまったりと、結構大変なお仕事のようです。
「燃焼系」「どうする?アイフル?」「ボインな口づけ」等、全ての商品にと言ってもいいほど世の中にはたくさんのコピーがありますが、その中で最近ダントツに好きなのがピエヌの化粧品の「スマイルあそばせ?」というコピー。自分が化粧する時は必ず呪文のように「スマイルあそばせ?」という言葉が頭をよぎります。そしてその時、鏡の前で伊藤美咲のごとくスマイルあそばせてみたりする自分がいます。これは凄いことです。ここまで影響されると、化粧品を見に行った時もまず一番にピエヌの商品に目がいきます。
このコピーの何が好きかというと「あそばせ?」という言葉の中に品のある、大和撫子なイメージを彷彿とさせるところにあると私は思います。この化粧品を使えばキレイになるだけでなく、「〜あそばせ?」という言葉づかいがしたくなるような品をも与えてくれるという幻想を抱かせると。私は専門家ではないので実際のところは知りませんが、私の解釈ではこうです。
化粧品のブランドにさほどこだわりがない私でも「スマイルあそばせ?」というコピーがあるのとないのでは消費者に与える印象が全然違ってきます。言葉って凄い!コピーって凄い!商売って奥が深い!!「スマイルあそばせ?」には本当に感動してしまいました。
…と、これだけ絶賛しておきながら、私はピエヌの化粧品を何一つ使っていなかったりします。せっかくだからアイシャドウでも買うかな…。
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