いよいよ誰も見なくなってしまったこの日記。 筆者のおいらですら、まったく見ていないまま一ヶ月という月日がたってしまいました。 誰も見ていないということはよいことで、自分の思った本心が書き散らせるということ。 誰も見ていない、しかし、自分がどこでも見直せる空間として使って生きたいな、ここ。
さて、異動してそろそろ一ヶ月たちます。 四月一日に異動して、事故担当になりました。 前の営業所も、前の前の営業所も事故担当はいましたが、それはそれは不安を覚える職種でした。 そりゃそーだよね。 毎日ほかの人の事故と向き合い、ほかの人がしでかしてきた失策の尻拭いをする。 正直、それ自体は前の会社でもやっていたからまったく苦にはならない。 というか、前の営業所でも、対外的なアスペルのミスはほぼすべてフォローしてきたつもりであるので、(それでもミスが出続けるというのはやつの人間性に問題あるよね。社長の前で居眠りしたりして、本社出入り禁止になったり、ほかの営業所の受け取り拒否が顕在化したり、それでものうのうと生活できて恥ずかしいという感覚がないんだから、おめでたいよね。)人のしりをぬぐうこともいやではない。 おいらが常々問題に思っていたのは、事故担当が事故に対して支払う立て替え金の件、だ。 正直、うちの財政では、たとえ十万円でも立て替えるのは難しい。 普通の会社の旅費立替というのはあるけれども、それはある程度めどがつく。けれども、事故の場合は発生すればしただけ立替が発生する可能性がある。 そんなもん正直払っていけません。 どうなるかと思ってましたが、今のところ立て替えなくきてます。 まあ、事故自体、おいらが来てから二件しか事故が起きていないので(その分もみ消しています。もみ消さなきゃ十数件に上っているはず。バンパーとかちょっとこすってきた事故とかも合わせるとね)そこまでお金が発生していないというのも事実です。
正直な事故担当としての感想ですが、今はそれほど大変だと思っていません。 確かに、朝出勤するとき、めんどくさい事故があったらいやだな、と思って通勤はしています。 しかし、事故がなければ正直やることがない。 書類を回すにしても、医療費の診療報酬明細書やら診断書やらが来ないと、支払いは回せないし、最初に動くべき案件がなければ、後は来た書類をまわすだけ。 支払いが終了し、物損やら人身やら終われば示談。 まあ、示談書の作成はまだしていませんが、そう難しいものでもないでしょう。 よっぽど前の営業所のほうがやることがいっぱいあった。 前の営業所の事故担当の処理の手伝いに始まり、帳簿やら庶務やらの自分の仕事、そしてアスペルの作業の見直し。ほかの人間が不得手としているカーナビの操作やらPC関係やら。 できないんだよ、だれも。 それもおかしいとは思うんだけど現状そうだから仕方ない。 教えても覚える気がないんだからどうしようもないよね。 上司は仕方ないとして、下に控えるのがアスペルと完全新人。 どっちに話を振っても話を振る前提がわかっていないからどうにもならない。 そうなると、自分でやるしかなくなるんだよね。 今回おいらが抜けたことで、誰がその役目を担うかみていたら、どうも折半して上司三人が対応しているみたい。 できるなら最初からやらんか。
さて、新しい営業所の様子。 いや、楽チンここにきわまれり、という感じ。 営業車の休車整理後のかぎ抜きは洗車屋さんがやってくれ、鍵のチェックは整備がやってくれる。 前の営業所はすべてわれわれがやっていた仕事。 忙しい人間にしてみれば、なかなか厄介な仕事ではある。 単純作業ではあるけれど、実はそれで一時間近く時間をとられたりするんだよね。で鍵がなくなれば探さなきゃいけないし。 当直でぼけーっとしている時間がだいぶ増えた。 やっと、少し気が楽に仕事ができるようになった気がします。 心配していた新しい営業所の乗務員さんの顔と名前が一致するかどうか、の件なんですが、思いのほかあっさりと覚えられたんでよかった。 三鷹から世田谷に移るときは、そもそもうちの会社の業務やら体制やらもままならない状態で移ったもんだから、それはそれは苦労したような印象があるんだけれど、今回の異動は、世田谷で鍛えられた分、あっさりと異動が収束したような気がします。 まずはナイト日勤の乗務員さんの顔を覚えて(四回目の当直だけど、ほぼ全員覚えた。者号と名前も一致します)さえしまえば、後は徐々に覚えていけます。 面白いもんで、爺様の顔はみんな同じに見えるんだよねえ。
そんなわけで、朝の「事故があったらいやだな」という心理的負担に耐え、出勤して初動さえしてしまえば、後は定時が来るまで仕事をゆっくりしながら待つ、という、すこし手持ち無沙汰な感が強い営業所に配属になっています。 仕事におわれて、作業の項目やら肯定やらを見直すことができないくらい忙しかった世田谷はやっぱりおかしいよね。 事務系のパートのおばちゃんがいるだけでぜんぜんはかどります。 世田谷ではそれすらこちらがやっていたから(それが当たり前だと思っていた感あり)楽チン以外の何者でもない。 どーでもいいけど、このパートのおばちゃんにえらく気に入られています。 なんでも、顔が好みで、今までいるおいらと同年代の人間に比べてしっかりしてるから、だそうですが、子持ちとなればそれくらいは当たり前だと思うんですが、いかがでしょうか。 ま、今の時代、何歳になろうが馬鹿野郎は馬鹿野郎ですから、稀有な存在なのかもしれないですな。
うちの営業所の乗務員の特徴は、本当に癖のない人たち、なんだけども、一人かねにひどくだらしないのがいます。 転勤してすぐにバンパーこすってきたんですが、金がないんで事故扱いしないでくれ、と頼まれたんですが、その後、闇金の取立てが来たり、ほかの乗務員から100万円近く借りて逃げ回ってて、今朝方一緒に闇金に全額返済しに行ったとかで、明日から乗務させてくれ、なんて頼まれてましたが、所長はさすがにイエスとは言わない。 今までの経緯があるから、金を返したといわれたって本当かどうかわからないし、もし仮に乗務して、営業者を高飛びの道具に使われてしまったりしたら、もう目も当てられません。 お金にだらしがないということはそれだけ信用がないということなんですな。 お金がない=信用がないのではなく、その結果だらしがなくなるからなんですな。 けど、この乗務員も、どうも頭が足りないみたい。 言われたことをすぐにやってしまったり、すぐにばれるうそをついてみたり。 アスペルとの共通点だと思うんだけど、障害者として認定されるレベルにまで到達していない障害者、なきがします。 人がいいとか、頭が悪いとか言うレベルでなく、もう人の話を比較検討吟味できる知能がない。これを障害といわずなんというのか。 その結果、犯罪に手を染めていく人がいることを考えると、障害者として認定することで少しでも日本の景気がよくなるのなら、ぜひとも認めてあげてほしいと思います。 そうすることで、普通の人間の労働環境が改善するなら、ね。 まあ、障害者の方を差別するつもりはないですが、やはり受け入れ態勢が出来上がっていないところで、一人分の労働力として考えられてしまって、仕事のペースが遅いやら、ミスが多いやらでその都度がみがみ怒られたり、給料泥棒だとののしられたりするくらいなら、障害者枠で働いたほうが当人も幸せなような気がします。 障害者は今でこそ認知されるようになって来ましたが、それこそ昔は障害者を出した家ということでそれだけで差別の対象になったりしたそうですから、親が隠したくなる気持ちもわからなくもない。ただ、そのいわれなき差別はないとは言いませんが、だいぶなくなってきているだけに、障害者として認定されないことの不幸を、親もそろそろ考えたほうがいいのかもしれません。 もっとも、おいらも障害者の親になったことがあるわけではないので、本当に差別がなくなった、もしくは軽減された、と断言できないところがあるわけですが。
だいぶ長くなってしまいましたが、そんな具合で何とかやっております。 新しいPCも買ったし、地デジ対応の32インチも買ったし、タイヤもパンクしたけど、ステップワゴンもミニバン専用タイヤを四本履いたから、しばらくはタイヤ交換も必要もないし。 不幸の真っ只中ながら、何とか人並みの生活をおくれているのかな。 大変だけど。
そうそう、異動と同時に事故担当になったことで、係長をすっ飛ばして所長補佐になりました。 給料が上がるかと思いきや、来月からだそうです。 まあ、うちの会社は払いが遅いから仕方ないといえば仕方ない。 サービス残業みたいなもんなのかな。 まあ、あまりに払いがよすぎて、倒産されても困るしね。 不況だ、給料がやすいだなんだかんだ言っても、存続する会社から給料がもらえるのが一番よい。 さて、どーなることやら。 またしばらくしたら愚痴とかだらだらつづろうかな。
今日から新営業所へ。 問題児から離れられるかと歓喜していたら、問題の役職になっちまった。 いつまでこの困難も続くやら。
これから、こっちは事故処理報告日記になりそうな気がして怖いよ。 共有してくれないから、ストレスがたまるわけだしね。
とりあえず、がんばってみますか。
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