2002年03月31日(日) 割り勘

うちの姫様と無線番のおばあちゃんと話していたときの話。
そういう流れだったか忘れたが、デートの話になったのだ。
そこで、男が女におごるかおごらないかの話になった。

姫「友達(♂)と食事に行った時に、私に財布を開けさせる男はだめだよね」
ばあちゃん「そうねえ。女の子にはおごってあげないとね」

そんな会話を耳にしていて愕然とした。
おいら、女の子とのデートで、全額出してあげたことがないのだ。
勿論、ここのレストランはおいらが持つよ、というケースは何度もある。
しかし、例えば美術館とか、遊園地に行く時、全部が全部おいらが出していたか、というとそうでもない…(−−;

おいら「レジに立った時、割り勘ね、といってお金を求めることはしないけど、結果的にデートでは双方が同じように使うように考えてるんだけど、それってだめ?」

といってみた。すると
姫もばあちゃんも、だめだという。
姫にいたっては、最低だという。

そ…そうなの!!?(−−;;;;;;;;;

〜以下、恐らく世間の感覚とはかけ離れているだろうことを前置きしつつ…〜

のみに行く相手が、学生だったりした場合、確かに女の子の分全額出してあげたことはある。
でも、仮にも社会人だろ?他人におごってもらって、恥ずかしくないのか?と思ってしまう。

そもそも、おいらは物事を人に頼むのが嫌なのだ。
時間さえあれば、全部自分でやってしまいたい。
借りを作るのが嫌、と考えるおいらは、たとえちょっと人に声をかければすむことでも、全部自分でやってしまいたいとおもうのだ。
ようは、自分が割り当てられたもの、または自分がしなければならないものについて他の人間の手を煩わせるのが嫌なのだ。引け目を感じてしまう、といってもいいかもしれない。ただし、おいらの中で『これは自分の仕事だ』と位置付けられているものに限る(爆)

それは、金銭面でも同じ事。
(ゆずあってのことではあるが)うちは、親兄弟から一切援助を受けていない。
この、社会人として、一人前としてあたりまえだと思うことが、実は世の中ではあまりにできていない人間が多いのだ。
親から、兄弟からの援助なしにいっぱしの生活ができて、初めて一人前だと思っているおいらは、車を買うにしても、家を借りるにしても、親から援助は一切受けていない。受けたくない。
一応、分相応の生活をしていると思っている。
だが、中には自転車操業でサラ金会社からお金を借りまくり、最終的に親に泣きつく人間がいかに多いことか。それが、三十代〜四十代にかけてのいい大人たちがそうなのだから、ただただ情けない限り。
そんなのが親をやっているんだから、まともな子供が育つはずがない。

閑話休題。

そんなわけで、おいらは、飲みに行くときもおごりというものを嫌がる。
おごられるのは非常に嫌なのだ。
飲むくらい、自分の財力でできらぁ!と思ってしまうわけだ。
そして、相手も一人前なら、おごられることが恥ずかしいと思うんじゃないの?
だから、相手にそれと判らないように相手を立ててあげないと、とやっぱり考えちゃうんだよね。
だから、さすがにレジの前で二人財布を開けてお金をやり取りするのはみっともないとは思うけど、この店は俺が持つから、ここは君がもってね…というような暗黙の了解を相手に求めてしまう。それが良いと思っているしね。対等な立場で飲んでいるわけだし。

でも、世の中の女はおごってもらうことが当然だとおもっているみたいね。
なんか、そういうの出してやるのは癪だと思ってしまう。
おごるにしても善意でおごってるのに、それをあたりまえだと思われた日にゃ…。
だから、おごってもらうのはあたりまえ、でも、私は社会人で一人前なのよ、とほざく人間は、見てて頭にくるんだよね。
また、そういうので、『この男はダメ』といっている女ってのも安っぽいな、と思っちゃうんだよなあ。男って、そこでみるわけじゃないでしょうに。で、そういう女に限って、彼氏にする人の金銭感覚と、旦那にする人の金銭感覚が同じであっては困る、というんだよね。それはエゴじゃないかい?

もっとも、興味のある女の子を物にする為に羽振りよく振舞っといて、物になったら突然けちになる男が一番ださいかな。みっともないよ。
だれがどうであろうと、己は己で、筋を一本通さないと。
へん?ってか、頑固?

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ちなみに、姫は、
「なんちゃんみたいなのは、旦那にするといいのよ。がっちり財布の紐を硬くするから一財成せるのよ」
とフォローを入れていたようだったが、やっぱり傷ついた(−−;

女性陣、男性陣の感想求む。



2002年03月30日(土) 泥棒

本日、うちの会社の事務所に泥棒が入った。
まあ、ガス馬車御者だから、金が事務所にあると思ったのだろう。
本当は無いんだけど。
実際、何もなくなっていなかったようで、被害はなし。
ただ、事務所の窓ガラスを破られただけ。
本当は、おいらの納金のおつり、1160円があったのだけど、それはなくなっていなかった。
おそらく、うちの会社は田んぼの真ん中にぽつんとあるので、夜くれば人目につかずに仕事ができると思ったんだろうね。
そんな場所においていっていると思うほうがあまいといえばあまいけど。

しかし、何も取れなかった腹いせに事務所内を無茶苦茶にされていなくてよかった。
パソコンいじられたら、GPSが使えなくて、うちの無線番が配車できなくなっちゃうかもしれなかったから、ラッキーかもしれないけど。

みなさん、この時勢です。
泥棒に気をつけてねー。



2002年03月29日(金) ラストドライブ

今日は、デミちゃん最後の日。
思い出の●宮公園に行くという予定を立てていたおいらたちは、昨日の時点で天気が雨であることを知り、愕然とする。
しかし、最近の天気予報は、早まったり遅くなったりすることもあるので、その可能性に賭け、行ってみました。
しかし、案の定雨。

それでも、おいらたちは●宮に向けて出発。
一緒に買いものをしようと計画したのだ。
道中、デミちゃんの思い出に触れると思いきや、次に来るアコードワゴンのことばかり。
また、思い出の話が出ると思いきや、ぜんぜんでない。
なぜ(^^;
今の生活が結構一生懸命だから、というはなしもあるかな。
よく、思い出の地に行って盛り上がるのは、危なくなったカップルだという。
結局、昔の仲が良かった頃を思い出して、懐かしむということになるのだろう。
でも、今が充実していれば、そんなことはないのかもしれぬ。
結局、翌日の仕事のことを考え、あまり遊ばずに帰宅。
その後、アコードワゴンを取りに行ってからのゆずは半トランス状態だった。
あれだけの車が自分のものになることに興奮。
しかし、車体がデミちゃんに比べてでかいこともあって、運転に不必要に興奮。

まあ、あれだけ喜んでいると、買ってよかったかな、と思う。
あとは、事故だけ起こさないでくれればいいや。



2002年03月28日(木) 昨日は早出なし

前日、変な早出をやったせいなのか、今日は早出はなし。
休みの前日は、かなり早起きするのは習慣。
それがないとちょっと寂しい。
四時ごろ、いそいそと起きて、仕事行くのも楽しかったりする。
やっぱり、翌日休みだと思うからかな。
それとも、自分しかできない仕事だから、という妙な義務感だろうか。
ゆずがその都度起きているのが申し訳ないとは思うけど。



2002年03月27日(水) コーカサス

今までことごとく裏切られてきたカブトムシ。
日本産にすれば、かなりの大物であるとみて間違いない寸法の奴等ではあるが、
コーカサスのような化け物と比較するとやはり見劣りするのは仕方ない。

今日、日本産がいるほうじゃないほうの器に入れられた腐葉土に穴があいていたので
ひょっとしたら、こっちも日本産のではないのか、とちょっと掘り返してみる。
すると・・・いました。幼虫。
頭長1.5センチ。
全体は見ることができなかったが、日本の幼虫にしてはでかすぎる。
一部の寸法を見た限りでは、恐らく日本の幼虫の三周り以上はでかいはずだ。
間違いない。
本物のコーカサスオオカブトの幼虫。
120ミリ超は難しそうだが、100ミリ超は、このまま行けば確実。
しかし、奴は獰猛だ。
つまもうとしたら、目が見えないくせに牙を剥きやがった。
コーカサスの幼虫は、同じ器に何匹も飼育してはいけないという。
幼虫同士で殺しあうからだというのだが、自分の身体に触れるものに牙を剥く
習性があるところを見ると、あながち嘘だとはいえまい。

というわけで、大いに期待しておくれ。(^^
孵ったら、また報告します。
写真、アップするかも。



2002年03月26日(火) 迎車

明日の早出は、迎車メーターをいれてはいけないお客。
本当は、二キロを越すところに会社があるのだから、入れていけばいいのだが、その会社『旭○成の子会社工場』は、工場長がすごく威張る人。
「俺は天下の旭○成からきたんだ」
「ガス馬車御者なんざ、どこの会社だろうと同じだ」←お客からすればそうだろうが、それを明言するのはねえ(^^;
等と言うのは当たり前。
ついこの間、うちのハゲと課長が呼ばれ、延々と言われたそうだ。

「おまえら、うちに来るときは迎車メーターはいれてくるな」
「よそはいれてこない。入れてくるのはおまえらだけだ」
「次入れてきたらおまえのところはつかわねえ」

良くもまあ、理不尽な啖呵を切ったものだ。
もともと、迎車メーターというのは、決まりなのだ。
群馬県のガス馬車御者協会(仮称)が決めたルール。
いわば、法律なのだ。
それを破れと言う。
よそだってそんなことはしていないのに。
ようは、乗せた瞬間に740円になるのが気に入らないのだろうね。
それを課長は言ったそうだ。
すると…。

「そんなの、俺がガス馬車御者協会に言ってやる」
「旭○成が申し立てれば、そんなことは造作もない」

そんなもんでもないだろう。
いくら大手とはいえ、ただの一企業。
国家権力に逆らえるわけがない。

いやな奴は、この工場長だけなのだ。
他の人は気のいい人達ばかりなのだ。
逆らったらつかわねえ、と足元見て違法行為を強制している某工場長。
あんた、最低だよ。
前の工場長はいい人だったんだけどなあ…。

しかも、啖呵切る割に、やっぱり乗らないし(^^;



2002年03月25日(月) 死をみつめて

うちのお客の中に、パチンコ狂いのおばあちゃんがいる。
おばあちゃんといっても、かつて函館で最もお客を呼んだ経験のあるクラブのママなので、服はバチッと着こなし、またお上品である。
だが、毎日パチンコに行っては八万も十万も負けてくるので、ガス馬車御者の間では、パチンコキ●ガイだのなんだのかんだの、と罵詈雑言があふれかえっていた。
おいらは、そういうガス馬車御者の相手はしていなかった。
ただ、よく乗ってくれるお客さんだから、良くしてあげよう、とそれだけを考えていた。
どうせ、文句をいうガス馬車御者は、一日で八万もパチンコに費やせる彼女の環境がうらやましいだけなのだ。
それに対してひがみ根性を剥き出しにしているだけなのだ。

そんなある日、彼女の口から驚くべき事実を聞いた。
「私、ガンだったの」
どこのガンかは聞かなかったが、五年前に手術をして除去したはずだったらしい。
今のところ、再発する気配はないから問題ないのだろうが、ガンだと告知された時には、死を覚悟したという。
そして、ガンがなおった(と思われる)現在、彼女が自分がやりたくて仕方のなかったパチンコにはまっているのだという。
今まで、自分を律し、やりたいことをやらずに働いてきたのだ。
将来がどうなるかわからないから、今は我慢をする。
そうやって生きてきた。
だが、ガンになってはじめて判ったのだ。
未来を見つめて生きるのは良いことだが、未来に捕らわれすぎて、今を粗雑に扱うと、絶対に後悔する、と。
今を粗雑にしての未来はない。

おいらは思った。
彼女の言葉は、同時にゆずの言葉だった。

おいらが、群馬に越してくる時、チェイサーを買うといった。
中古で買っても270万。
だが、ゆずは少し考えたが買っていいといった。
確かに、おいらがずっと欲しくて、何年もお金をためて買った車だ。
十年乗るつもりだから、いいじゃん、とおいらは思った。
その熱意に負けて、買うことを許したのだと思った。

だが。
以前ゆずから聴いたことがある。
彼女の父親は、自分の好きなことをできずに亡くなった。
だから、おいらには、自分の好きなことをやって、『今』を謳歌して欲しいのだ、と。
だから、チェイサーを許し、ガス馬車御者をやることを許した。
果たして、ガス馬車御者が結果的に良かったのか。チェイサーが結果的に良かったのか。
それは将来になってみなければわからない。
だが、その将来を迎えることができるかどうか、それがまず問題なのだ。
楽しいものにせよ、そうでないものにせよ、まず、未来を迎えられるかどうかが問題なのだ。
だから、おいらもアコードワゴンを許す。大学を許す。通販を許す。
将来を迎える為の今を謳歌することを許す。
二人の今を謳歌することを許す。
お金は、未来の破滅を回避できる程度の蓄えを残しておけば良いだろう。

だが、浮気は許さん(爆)



2002年03月24日(日) 外来…

日本人なら、一度は外来品にあこがれる。
有名ハンドバッグ、有名外車、外人の彼氏彼女…。
やはり手の届かない存在だからかもしれない。
特に、外国人の彼氏彼女は手の届かない存在かもしれない。
ハンドバッグや外車は、お金さえ積めば手に入る。
しかし、外国人の彼氏彼女は、まず特殊な環境でしか手に入らない。
恐らく、その『特殊な環境』になるとしたら、以下の条件を全て(が理想だが、最低一つ満たしていても可能性はあるかな?)満たさなければいかんだろうね。

・外国に滞在したことがある(旅行も可)
・外国人の友達がいる
・外国の生活習慣を熟知している
・外国語が流暢
・外国のユーモアがわかる
・云々。

で、尾篭な話になるが、男にとって外国の女性はある意味憧れである。
外国の映画のヒロインのような金髪。
バスケットボールを二つお持ちのような豊満なばでぃ。
ちょっと大胆(?)な性格。
その他もろもろの要素はあると思うが…。
繰り返す。ある意味男は外国の女性に憧れておるのだ。
現在憧れているかどうかは別として、男なら一度は憧れたことがあるはずだ。(ちょっと断定)
しかし、上記の条件を満たす人間などそうはいない。
どうしても外国の女性と人間関係(やわらかい言い方をあえてしてます)をもとうとするなら、お店(!?)に行かねばならない。

…。
んで。
胸を高鳴らせてお店に行ったとする。
お金を払ってじゃあ、人間関係を構築しようか、となった時、部屋に入ってきたのが、日本の芸者さんだったとしたら、愕然とするでしょう。
狐につままれたと思うかもしれない。
なんであんたがここに!!?ってなもん。
たとえ、それがどんなに若村真由美のような美人であったとしても。
(あの人の芸者姿、いいよね←関係ない?)



…長い前置きはこれくらいにしておいて。
おいらは、それと非常に近い経験をしました。

おいらは、知り合いから貰った外国のカブトムシの幼虫を飼育しています。
もともと、外国のカブトムシは検疫の問題上、生きたものを輸入することはできませんでした。
ところが、規制緩和され、外国のカブトムシが日本に流通するようになったのです。
恐らく、デパートや、ホームセンターの生き物売り場の所に行けば、オオクワガタ等の日本の希少種に混じって、外国のカブトムシも売られているはずです。
生きている外国のカブトムシ。それは、図鑑でしか見ることのできなかった異形の昆虫を目の当たりにできる、昆虫好きの男の子であれば、誰しもが憧れる存在でございます。
その幼虫を貰った時は、ついに自分の手元に生きたカブトムシがくるのだと喜びに打ち震えたものでございます。
お店では実物を見ています。
しかし、売り物である以上触れることはできません。
お店にあるものは触れませんが、自分が飼っていれば触ることはできます。
その機会をついに、手に入れたのでございます。
最初に貰った幼虫は、蛹になりましたが、こちらの設備不十分で天に召されました。
その後、後に続いたカブトムシがついに蛹になりました。
そして、蛹室で、成虫になったのも確認しました。角は見えませんでしたが、足は確かに羽化し、成虫のもの。そして、お尻もオスのもの。ということは、三本以上角を持つカブトムシとの対面が可能となるのです。
いよいよ…いよいよそいつがおいらの目の前に現れるのです。
そして、ついにゆずからメールが入りました。
「カブトムシ、腐葉土の上に出てきてるよ」
おおーー!!
ついに、会えるのね。
おいらは、仕事が終わったら飛んで家に帰りました。
そして、虫かごのふたを開けます。
ごたいめーん!!

…って、あれ?

二本の角。見慣れた色に、見慣れた姿。
あなたには、何度もお目にかかってますよ?
おいらがまだ幼少の頃から、あなたのお姿は何度も拝見しております。

…ってか、なんであんたがここにおるんじゃ!!?

それは日本のカブトムシ。
決して悪いことではない。我が家にカブトムシがいる。
それだけでもおいらは満足。
でも…ねえ。
肩透かしを食ったわけではない。
大きさは立派なものだ。元気で申し分ない。
でも…ねえ。

そんなおいらの心を見透かしたのでしょうか。
カブトムシは、ぴゅっとおいらにおしっこを引っ掛けました(−−;

うちの親に聞いたところ、どうも、渡した幼虫に手違いがあったらしい。
あ、そう(^^;
ま、いいけどさ。

しかし、三月にかえっちゃって、あんたどうする気?
夏まではまだ大分時間あるよ?
夏まで面倒は見ましょう。その後は、自然へ帰るがよろしい。
とにかく長生きしてね。
せっかく生まれてきたんだしね。



2002年03月23日(土) はなぢ

最近、鼻血が良く出る。
今日も、実家にくるまで戻ったのだけど、その帰り道、サービスエリアでトイレに寄ったところ、鼻血が。
まあ、運転中に頭がのぼせているな、という感じはあったので、のぼせたのだろう、と、鼻血が止まった後顔洗ってきた。
でも、最近多いんだよね。
鼻が痒くて、鼻をかみまくると、鼻血が出る。
やばいなあ。粘膜弱いかな?
のぼせやすくもなっている気がする。
なんで?
リラックス、最近していない気がする・・・。



2002年03月22日(金) お客

この職業やってますと、いろんなお客さんに出会います。
んでもって、ガス馬車というある意味動く個室で商売するため、話す機会も多いです。

●むかつくばばあ

正確には21日なのだけど・・・。
あるお客によばれ、迎えに行く。
そこは、迎車をフルに使い切るところ。
迎車とは、お客に電話で呼ばれ、迎えに行く際に入れるメーターの種類。
前書いたと思うんだけど、初めてよんでくれる人のために解説。

通常、ガス馬車は初乗り二キロまで660円となる。で、二キロ以上になると、80円ずつメーターが増していく。
迎車の場合は、660円のままメーターが増えることはない。
ただし、二キロ以内で迎えに行った客を乗せた場合、迎えに行った距離+お客を乗せて走る距離(以後実車距離とする)が二キロを超えた時点で740円となる。
二キロ以上のお客の場合、お客を乗せてメーターを賃走に入れたらすぐに740円となる。

で、迎えに行って乗せた。
お客は二人連れのばばあ。
迎車は振り切っているので、お客を乗せてメーターを入れた瞬間に740円にあがる。
すると、一言めに
「乗ったとたんに740円になるわけ?迎えに来て740円ってのはぼったくりだわね」
かちん。
いきなりこういうことを言う客がいるというのは知っていたが、実際に乗せたのは初めて。
ガス馬車御者によっては「お客さん、タクシーってのは、ずっとこの方式でやってるんだよ。のったことないのかい?」と皮肉たっぷりに言うそうだ。
おいらは、さすがにそういうことはいえない。というのも、おいらもガス馬車御者になるまで、そういうシステムがあることを知らなかったからだ。
ただ、この業界に入ってみると、当たり前といえば当たり前。
考えても見ればそうだ。

まず、電話が入って迎えに行く。
その時点で、ガス馬車御者は、ある特定のお客のために車を走らせ、迎えに行くのだ。言ってみれば、ある特定のお客のために労力と燃料、その他を使うということなのだ。料金が発生してもなんらふしぎではない。
でも、東京に住んでいる人だったりすると、ガス馬車も流しが多いので、わざわざ車を呼ばなくとも乗れるから、そういう制度があることも知らない人がいるのも理解できるので、おいらは上記のような説明をする。

でも、その客は言いやがった。
「でも、取れる客からしか取らないんでしょ?取れない可能性もあるから、取れる客からがっぽりとる、ってわけよね。いやらしいわ」
660円くらいでがたがた言うあなたはいやらしくないの?という言葉はさすがに吐けずに乗せていた。
しばらく無言で乗せていると、ここで降ろして、という。
どうも腹が減ったので、なんか食べていくらしい。
そばにあるのはファミレスのガス●のみ。
すると、そのばばあ、吐き捨てやがった。
「ガス●はおいしくないから嫌なのよねえ・・・」
おいらに金を渡して降りていく二人組みの婆。

・・・。
嫌なら乗るなよ。嫌なら入るなよ。
あんたら、そこで働いている人に対して失礼だという感情はないのか?
手を抜いて仕事しているわけじゃないんだからさ。
別に、好きで初乗り660円で仕事しているわけじゃない。
国土交通省がそう決めたからそれでやっているだけであってね・・・。

まあ、そんなことはどうでもいいけど、
自分の行動に対し、常に愚痴ばっか言いながらやるんだと、つまらんだろ?
もうちょっと人生楽しもうという気は無いのか?
うちの喘息フィリピーナも無駄に人生過ごしてきたと思うけど、あんたらもかなーりそんしてるよね。人生。
同じことするんでも、前むきにするのと、後ろ向きにするんじゃ、だいぶ自分の感覚が変わってくると思うんだけど・・・。

世の中には変わり者が多いよね。

●女の子ドライバー

本日、事故で怪我した女の子を載せた。
彼女も、かなりの車好き。
ゆずのアコードワゴンの話をする。
すると、突然悔しがり始めた。
そんないいものがあるのなら私が買うのに。
おいおい、別にアコードワゴンがほしいわけじゃないでしょうに。
でも、いいイメージは持っていたらしい。
まあ、おいらも元々アコードワゴンは欲しいと思っていなかったけど、いい車であるとは思ってたからね。
でも、彼女の悔しがり方を見ていると凄くいい買い物をしたような気になっているおいらがいた。

・・・でも、おいら、運転させてもらえないんだよな・・・。



2002年03月21日(木) 初体験!

本日、うちのガス馬車御者の会社のそばの公民館から、お客さんが乗った。
おいらからすれば初の芸能人のお客。
しかも、ラジオでおいらは、彼の番組を実は結構耳にしている。

「うるせぇばばあ!」

でおなじみの毒蝮三太夫氏である。
いやあ、初の芸能人。
緊張しましたな。いや、ほんと。
前受けた会社の面接より緊張した。
まあ、緊張する必要もないんだけど。

実は、結構おいらこの人好き。
言葉は汚いけど、その言葉からやさしさを感じるんだよね。
ロケに見に来た口やかましい奴なんかは辛口の言葉を投げかけるけど、
それすら、やさしさを感じる。
汚いけど、人を傷つけない言葉。
彼はそれを巧みに使って、番組そのものがしらけないようにしている。
N●Kの番組だったら、おじいちゃんおばあちゃんを大切に…というよりは、半ば子ども扱いしているアナウンサーも多い。また、そういう番組は概して刺激がなく間延びしてしまうものだ。
だが、彼の言葉は見かけ上結構鋭い為、あたりの雰囲気にスパイスとして作用するのだ。
けど、彼の場合、あくまで彼ら老人達を一人の人間として見ている気がする。
毒舌だけど、人を傷つけない。
言葉のテクニック。
それを駆使して番組を作る凄腕の人。

そして、ガス馬車に乗っている間、マネージャーというよりは弟子(まむちゃんのことを、師匠って呼んでたからね)と話しているのは、自分の所属事務所の後輩たちのことだった。
彼は仕事どうしてる?彼女のあの話は上手くいっているのか?

なにかの雑誌で、まむちゃんは、ああいう番組を作っているけど、実はいい人なんだよ、と読んだことがある。
おいらも、後輩思いの良いおじいちゃんだな、という印象を受けた。

ちなみに、おいらも話しましたよ。
せっかく芸能人乗せて、話さないのはもったいないからね。
まあ、話したといっても、群馬のガス馬車事情とかだけど。
最後に、「番組楽しみにしてます」というと「あすもやるからよろしくな」といって降りてった。
そして、マネージャーさんに、ステッカーとプロマイドと、バッヂを貰った。
うーん、それはどうかと(^^;
でも、まむちゃん乗せる前に、パチンコにくるばーちゃんを乗せたんだけど、そのばーちゃんに、まむちゃんがくる話をしたら、驚いていた。
ジーちゃんばーちゃんのアイドルなのね、まむちゃん。

というわけで、今度そのばーちゃんが乗ったら、プロマイドあげることにしよっと。



2002年03月20日(水) 和製…

本日、某会社にお客さんを迎えにいった所、乗ったのは韓国人のお客さんだった。
あまりに日本語が上手いので(ちょっと敬語の使い方がおかしい所はあったけど、それでも最近の高校生の日本語よりずっと上手かった)最初は気づかなかった。
でも、服装がちょっと日本人と違ったんだな。それで、ちょっと日本の人じゃないんじゃないか、と思ったわけ。

ジャケットとパンツ。それは、日本のサラリーマンと同じ。
ただ、その柄が、どう見ても日本人のサラリーマンがお客さんのところに挨拶に行く時の服ではないような気がしたんだ。
ミルク色に深緑のチェック。
ちょっと日本人が着る服ではない。
まあ、服のことはどうでもよいのだけど…。

韓国人ということがわかってから、おいらは、しばらく彼と話す。
彼は、仕事のため、日本語を独学で覚えたそうだ。たいしたものだ。
日本語は難しい…とかの話をしているうちに、和製英語の話になった。
ちなみに知っているとは思うが、和製英語とは、英語からの借用らしく見えるが、実は英語の単語を変形、また、複合させて、日本で作った語のこと。
「ナイトショー」「スケートリンク」「ナイター」などは、実は英語の正しい表現ではないのだ。
おいらは、ちょっと気になったので聞いてみた。
日本には、和製英語があるけれども、韓国語にも、韓製英語みたいなのはあるのか?と。

あるらしい。
おいらは、殆ど韓国語は知らないので、例はかけないが、韓国人は、そういう韓製英語のことを、『コングリッシュ(Konglish)』というらしい。
とうぜん、韓国を意味するKoreaと、英語を意味するEnglishの造語。
おもわず、ほー…と唸ってしまった。
韓国でも、欧米化は進んでいるらしい。
ちょっとびっくり。
確かに、大学とかで韓国語を習っても、教えてくれるのは、文法にのっとったもの。スラング(隠語)とかは教えてくれない。
おそらく、このKonglishも隠語なのだろう。
うーん、べんきょうになるな、この職業。



2002年03月19日(火) 申し訳ないこと

客観的に考えると大した事ではないのだが、なんとなく申し訳ない気分になるとき。

友達の家のトイレで、トイレットペーパーを使い終わってしまったとき。しかも、トイレ内にスペアがないとき。
声をかけるにしても、

「トイレットペーパーなくなっちゃった…」

とはいいづらい。
十中八九、家の人は、トイレにペーパーがなかったものと勘違いする。
したがって、(ありえないことなのだが)拭かないで出てきたものと勘違いする。
では、どうやって言うか。

「トイレットペーパー使いきっちゃったよ」

これが正しい。

しかし、もっと申し訳ないことがある。
それは、友達の家のティッシュの箱を使いきってしまったとき。
決して、何枚も使ったわけではない。しかし、箱からティッシュをいちまい取ったら、後のティッシュが続かない。そのとき、一瞬ドキッとする。
やべ…使いきっちゃったか…。
おそらく、そのとき、何かしらのリアクションをしているのだろう。
友達がすぐに気づく。

「あ、ティッシュ切れちゃった?」

その後、空のティッシュ箱をいそいそと片付け、新しいのを出してくる友達に対し、なんとなく申し訳ない。
でも、もっと申し訳ないのは、そのまま新しいティッシュに交換しない友達に対し、

「ごめん、もう一回ティッシュ使いたいんだけど…」

と言うとき。
ティッシュがなくなった時に、すぐに準備しない人って言うのは、余りティッシュを使わない人が多い。
そういう人にお願いするのは、非常にやりにくい。

どうでもいいんだけど、ちょっと心痛。そんなこと、ありませんか?



2002年03月18日(月) 営業時間

昨日、あるスナックのママを乗せたとき、うちのガス馬車会社は午前2時くらいまでやってくれないの?といわれた。

確かに、普通のガス馬車会社であれば、午後十一時に終わる会社はない。
でも、実質は、午後十一時以降、仕事がある事はまれである。
ニーズはある。しかし、そのニーズが常に毎日あるわけではない。
われわれは完全な歩合給。
であれば、あるかないかわからない仕事のために、社員を拘束しておくのは正直制度的に無理がある。
また、朝七時半から、夜中の二時まで拘束しておくのは、法律的にも不可能。
あるガス馬車御者は、こういう。
「みんな根性が足りない。昔は、時間から時間まで、仕事がなくてもいたものだ」
そのガス馬車御者は、うちの会社の中では、1番まともな人だ。
でも、その人の言い分には、今回ばかりは賛同できない。
まず、歩合給だと言うことは、その仕事のみしていればいいという契約に他ならない。そして、完全歩合であれば、拘束時間はなきが如しなのだ。
元々、基本給と言うのは、いくら払うから、この時間までは、仕事がなくてもいてね。いつ仕事が出るかわからないから、という契約で支払われているもの。
しかし、それが保証されてない以上、会社に出ている必要はないのだ。
根性論で会社づとめするわけではない。その辺を、彼はわかっていない。

もちろん、会社側にも問題はある。
勤務時間にしてもニ交代、三交代にすれば済む話である。忙しい時間はわかっている。であれば、その時間に全員出勤するようにしておいて、他の、仕事があるかないかわからないときには、ガス馬車御者を休ませる。
また、社員を拘束したいのであれば、ある程度基本給を保証する。
そうすれば、仕事がないからといって、勝手にあがってしまう、ということはなくなる。
いずれにせよ、経営陣の今後のやり方が問われてくる。



2002年03月17日(日) 他の車を見てみて

今日は、チェイサーを十二ヶ月点検へ。
その間、台車を借り受ける。
その修理工場は中古車屋さんもかねている。
別の人の車をまじまじと見れるのは中古屋さんくらいのものだ。
路駐している奴を見ていたら、車上荒らしだと間違えられそうだしねえ。

色々みたよ。
・シーマ
・クラウン
・セリカ
・スープラ
・MR2
・インテグラ
・シルビア
・GTR
・インスパイア

などなど。
概していえるのは、スポーツカーのほうが、内装はシンプルだということ。
その分、セダンは内装がおとなっぽい。
おいら的には、セダンの内装のほうが落ち着いていて好きだな。
でも、セダンはスポーツカーのような性能はない。
スポーツカーは荒くれの素浪人。狼。
セダンは、壮年の紳士。羊・・・ってより、ゾウだな。

おいらの車は、セダン。しかし、性能はスポーツカーなみ。
羊の皮をかぶった狼。
やっぱ、自分の車が一番いいな、と思った日でした。



2002年03月16日(土) よっぱらい

最近、家で酒を飲むほうが、酔っ払う。
やっぱり、外で飲むと、家に帰らなきゃいかんと思うのだろうか。
量は外のほうが飲んでいると思うのだけど。
ゆずに何か言われるたびに「聞いてない!!」と怒られる。
ほえほえ・・・と、気づいたら寝てました(爆)

ちなみに、かえるちゃん、ちゃんと朝出てきました。
農作業に行くつもりだったらしい。
でも、奴は恐らく一週間以上風呂はいってないはず(^^;



2002年03月15日(金) かえるちゃん

うちのガス馬車を使ってくれるお客の中に、通称「かえるちゃん」というお客がいる。
自衛隊勤務でいたのだが、ある事故で右半身痙攣するようになり、第三種身体障害者手帳をもっているお客だ。
なぜかえるちゃんなのかというと、本名が『かおる』なのだが、酔っていて、自分のことをかえる、かえる、といっていたのだ。
しかも、この酔っ払いは、たちが悪い。ようと絡むのだ。
家の前には、トライアングルという焼酎の空き瓶が山積みになっている。三メートルくらいか。
おそらく、これらの瓶をきちっと並べて地面に植えれば、きれいな花壇になることだろう。

その、かえるちゃんの仕事が、明日のはやでなのだ。
では、なぜこのことをなんにゅうに書いたのか?
あだ名がついてて、ちょっとたちが悪い客など幾らでもいる。
問題は、早出の内容なのだ。
七時半に現着し、お客を乗せて、某市役所に行った後、駅へ送る。
これは普通だ…。
しかし、その前に、すべきことがある。

『もし、寝過ごしていたら起こせ』

だ。
どうやって起こせっちゅーねん?
クラクション鳴らすのは、住宅地だからできないし。
電話は持っているだろうが、こちらからかけて出たためしがない。
っつーことは、ノックして起こせってことか。
んなあほな。
幾らガス馬車御者といえど、モーニングサービスは承っておらんぞ。
明日、仕事になるんかな(^^;



2002年03月14日(木) 三匹が斬る

に最近ハマってます。
今は、テレ朝で十時半から十一時半まで再放送。

高橋英樹扮する『殿様』こと、矢坂平四朗。
役所広司扮する『千石』こと、久慈慎之介。
春風亭小朝扮する『たこ』こと、燕(つばくろ)陣内。
近藤真彦扮する『千両』こと、吉良右近。

細かいことは、特集ページが多々あるので、そっちを見てもらうことにして、なぜ最近ハマっているのか。
軽快なやり取りもさることながら、悪人を全員切り捨てることかな。
変な印籠で相手を威嚇し、話を終結させるのは好きじゃない。
だいたい、そんな悪さをする人間なら、印籠を見せたくらいで大人しくなるはずないしね。

もともと、おいらは、死刑擁護派。
どっちの論文も書いたことあるけど、やっぱりしっくりくるのが死刑擁護。
だって、もともと法律は、多数の人間が社会の中で、暮らすに当たってのルールなのだ。『人は人を裁けない』というのはおいらは嘘だと思う。
宗教地味たことでごまかした所で、何も変わりはしないのだ。
人が人と折り合っていくために作ったルール。そこに神を持ち出しては、話にならない。
特に、つい先日高等裁判所で無期懲役の判決が下った、妻及び子を殺した十八歳の少年の件。
おいらは、無期は甘いと思う。
もう、更生するわけないし。奴が書いている文章を読んでも、それはわかる。
更生する、更生する、といって、もし更生しなかったら誰が責任取るの?
もう一人奴に生贄をささげて、それからとっ捕まえるのかい?
おいらは、死刑判決を受けた人間は、がんがん処刑されるべきだと思う。
日本は、そういう法律なんだから。
もし、それがむごいというなら、みんな一致団結して、死刑廃止に動けばいい。
死刑が認められている国家が、死刑囚に死刑を執行しないのならば、それは職務怠慢だといわざるを得ない。

って、なんか、途中ではなしが重くなったが…ま、いいか。



2002年03月13日(水) 良い孫

本日、電話で呼ばれ、ある家に迎えに行く。
春のぽかぽか陽気のせいだろう。ガス馬車を待つおばあちゃんは、恐らく彼女の家であろううちの玄関の前にある石のところで、腰掛けて待っていた。
おいらは、到着すると、扉を開け、彼女を受け入れる準備に入った。
と、物陰から若い女性が出てくる。
ちょっと茶髪で、でも、年は25,6だろうか。パフィの亜美ちゃん似の子である(顔音痴のおいらがそう思ったのだから、よほど似ているのだろうね)。
少し様子をみていると、彼女もどうやらおばあちゃんの付き添いで乗るつもりらしい。
結局、彼女は、おばあちゃんを病院へ連れて行き、帰りもおいらが迎えに行った。
当初は、ヘルパーさんか何かだと思っていたのだけど、どうやら、本当のお孫さんみたいだった。
しかし、あれくらいの年で、おばあちゃんの面倒を見れるのはたいしたものだ。
そういう教育をされてきたというのであれば、もちろんそういうことをして当たり前なのだが、それでも、凄いよね。
ばあちゃんの病院の付き添いで、三時間も四時間もくっついているってのは、凄いこと。普通、時間があったら、友達と遊びにいっちゃったりするんじゃない?

あんまり年齢で人間の完成度を見るのは好きじゃないけど、好きじゃないといいつつ、おいらもやはり、人間の完成度を年齢でみてしまう。
普通に生きていれば、こういう経験はしてるだろうから、これくらいは分かって当然、だとかね。
でも、見方が間違っているのか、水準が高すぎるのかわからないけど、意外にちゃんとしていない人も多い。
実際、三十過ぎになっても、親の名義で借金を自転車操業的に借りるあほな人間を何人も見てきている。
まあ、年代関係なしに、親の教育で・・・という話はあるが、それでも、三十過ぎになったら、親が自分に施してきた教育について、ある程度自分で客観的に見て、正しいか間違っているかくらいの判断はできるだろうと思いたい。
極端な例だけど、例えば、幼少期に親に賽銭泥棒をしてくるように言われて(おお、まさにサッチー一家(爆))意味もわからずさせられていたけども、それが三十過ぎになって、

「親がやっていたから、そのことが悪いことだと知らなかった」

という風に主張する人間がいたとしたら、それはおいらからいわせれば、未だに親離れしていない、という気がする。
親にも問題があるけどね。勿論。

この彼女が、親の教育を受けてきたからこそそうだったのか、それとも、自分で判断してそうだったのか、はおいらには分からない。
でも、おいらは後者であって欲しい、とちょっと思うのだった。
大きなお世話だけど。

おいらに自分の子供ができたら、自分で判断できるように育てたい。
ダメならダメで、どうしてダメなのか。
常識だから、ではなくて、どうしてそのことがその時代で常識になったのか、という歴史的背景にまで迫って教えたい。
多分、こういう育て方をすると、勉強はできない子供になるだろうな。
必要な事項をテスト時までに詰め込まないといけない場合、丸暗記をしたほうが効率が良いから。恐らく、背景まで理解していたら、時間が足りないだろうから。
でも、おいらは、勉強はできなくてもいいから、筋がわかっている人間を育てたい。
そうすることで、物事の本質が理解できるようになるような気がするから。
おいら、まちがってるかなー(^^;



2002年03月12日(火) 職業に対する怒り

最近、自分の職業に対して、怒りを感じざるをえない。

おいらが前の会社を辞めたのは、ゆずと結婚するためであるのだが、別にこっちのSEの会社を選んでも良かった。
でも、それをしなかったのは、SEと言う職業に幻滅してしまったからだった。
ガス馬車御者は、いずれ、と思っていたのは思っていたんだけど。
SEと言う職業になぜ幻滅してしまったか。
それは、納めるものが、自分が満足しないものだったからだ。
試験書を書くにしても、修正してもしきれないバグについては、試験書でその部分の記述を避ける。そのバグがメインの機能に何らかの影響を与える場合は、注意書きで、この手順で作業を行なった場合は、必ずハングアップするので、祖の操作はしないでください、と注意書きを打つ。(メーカーのマシンを買ったときに、注意書きを注意して読んだ人ならば気づいたことがあるかもしれない。)
つまりは、お客様が要求した通りに作れていなかったにもかかわらず、納期なので納めてしまった、と言うことなのだ。
まあ、お客も、もっと勉強してくれ、と言いたいことは多いんだけど。
(仕様が変わっているのに納期が変わらないとは何事だ(−−;)

その点、ガス馬車御者の場合、出発地から目的地までお客を乗せて、その分だけの運賃をもらうのだからまったくやましいところはない。
金額についても、もうちょっと安くしたら、お客はもっと乗るんじゃないの、と言う気はするのだが、それとは別に、自分のせいではないので、まだ気が楽だ。
…とおもったら、大きな間違い。
距離が短いと言って怒り出すガス馬車御者がいる(うちは車庫待ちなので、自分の順番の時の仕事の大きさによって、その日の売上が左右される)。
客がおじいちゃんおばあちゃんだからといって、相手を舐めきり、横柄な態度をするガス馬車御者がいる。
お客が酔っ払っていれば、遠回りをしてメーターを出すガス馬車御者がいる。

ようは、自分の儲けにならないことはしないということだ。
たとえ、仕事を最後まできちっとこなさなくとも。

これでは、某ムネオのことを悪く言えるはずもない。
ムネオのことを悪く言うガス馬車御者を見るたび、怒りを覚える。
おまえら、もう少しまともに仕事せんか、と。
それは、ガス馬車御者に限らない。
仕事が減っているのに、「自分は固定給だから、仕事があろうがなかろうがどっちでもいい」と思っている事務職。
客に喜んでもらう、と言う本質を忘れ、己の利益に固執する経営陣。

それは、あらゆる職業でもそうだと思うんだけど、なんとかならんのか?
手術の際に、お金を持たせないと、わざと失敗する医者。
入札の際に賄賂を要求する町会議員。

おいらがまちがっているんだろうか。
そうかんがえていると、まともに生きているのが馬鹿らしくなる。
今の、若者と呼ばれる世代が(おいらも十八だから若いのさ(爆))やる気をなくすのもわかる気がする。
どうやったら、この怒りは収まるのか。
誰か乗り越え方を教えてください。



2002年03月11日(月) 二年ぶりの再開

今日、おいらはお休み。
で、今日は新宿で飲み。(ゆずはお仕事(^^;)
二年ぶりの友人との再会なのだ。
一人は、アメリカでヘリの免許を取りに行ったつわもの。
そして、免許を取って戻ってきた。
免許をとった後は、北海道で農作業に従事するそうだ。
おいらより凄まじい人生を送っている人がいるとは(^^;

いろいろ聞いてみると、アメリカ人という人種は、とにかく勉強はしないらしい。
しかし、自分の好きなことに対しては、専門家もはだしで逃げ出すほどに詳しいようだ。
いってみれば、オタクの集団。
自分が好きなものについては、凄くのめりこみ、それ以外の常識は皆無。
しかし、そういう人たちでも、日本のオタクのように決して不潔で危ないイメージは与えない。
本人たちのせいもあるだろうが、それ以上に周りが彼らの個性を認めているのだ。
それは、俗に言う島国根性と大陸性の気質との差だろう、と話していて結論に至った。

結局のところ、アメリカ人は、人種のるつぼであり、明らかに見た目が違う人間も多い。そのため、差別の内容は容姿的なところに行く。だから、あまり内面的なところまで差別が行かない。そこまでやらなくても、人は人を差別することができるからだ。
それに対し、日本は、とにかく内面で差別したがる。
学歴でもそうだし、職業でもそうだし・・・。
内面で差別をしなければいけないのは、外見が差がないから。
若干差が出てくるのが容姿だが、それもたいした問題にはならないだろう。
内面の差別が大きいからこそ、差別される対象は陰に篭る。
それが、日本のオタクを怪しい集団にしているのだろう・・・と言う風に思っている。
おいらはね。

でもね、オタクってことは、熱中できるものがあるってことで、ある意味うらやましい。
あとは、その他のものに対しても興味を示せれば、魅力ある人間になることだろう。
もし、何事にも熱中できないとしたら、それはかわいそうなこと。
生きている楽しみが何もないのだから。

などと、そんなことを話していたら、時間が過ぎてしまった。
二年あわないだけで、話す内容は一杯。
でも、その人とあえるのは、今度いつになるかわからない。
今度会うときは、一日時間とらなきゃダメかもね。



2002年03月10日(日) 自信

おいらは、これは他の人には絶対負けないというものは持っていない。
しかし、負けたくない、というものならばもっている。
それが、圧倒的なアイデアであり、文章力であり、構成力なのだ。
でも、実力は伴っていないのだけど。

ついこの間、山奥大学のゼミの飲み会の帰りの電車の中で、小説を読んでいるにいちゃんがいた。
横から覗き見。

すると・・・文章的にも稚拙。何を書いているのか分からない。
通して読んでいないから、面白いのかも分からない。
でも、プロになっているということは、面白いということなのか。
一体どうやればプロに慣れるのか・・・。通信教育では、いいものが見つからない。
だれか勉強方法を教えてくれ・・・。



2002年03月09日(土) 本日閑

土曜日。仕事などあるわけがない。
ということで、今日は日中からマイチェイサーを大掃除。
無茶苦茶いい天気だったのも、掃除を後押し。
洗車した後、きれいにワックスがけして、中を掃除機で掃除。
速度メーターなど、濡れ雑巾できれいにこする。
で、二時間みっちりと掃除。まあ、途中休憩でほかのガス馬車御者としゃべっていたりしたけど。
その後爆睡(−−;
仕事はやっぱりなかった。
でも、何とか水揚げ一万円はいったけどね。

と、途中、無線機が故障。
GPSは、パソコンと、無線機、マイク分配器、マイクという設備でできている。
突然、本社から各ガス馬車への無線が使えなくなったのだ。
逆に、ガス馬車から本社への声は聞こえるのだが。
で、おいらの出番。
仕様書もない中、試験をしながら、故障部分を特定。
問題は、マイク分配器にあったので、応急処置的に、マイクを無線に直接つなぐ。
それによって、警察無線が入ってきたときに、自動で切り替わらないという欠点はあるものの、業務に支障はなかった。
作業内容を、GPSシステムを納めた会社に報告すると、ほぼその判断で間違いないとのこと。
で、月曜日に、マイク分配器の新しい奴を納品しに来ると言う話で、一応決着した。
まあ、土曜日で仕事がなかったから良かったものの、もし、平日だったりしたら、たいへんなことになる。
本社以外は、全部無線で仕事を回すから、本社から各車両への無線が届かなければ、仕事はまるでこなせないことを意味するのだ。
ハゲ!運行管理者なら、休日でもこいよ(▼▼メ)凸



2002年03月08日(金) 久しぶりの飲み会

本日、山奥大学のゼミの飲み会がありました。
新宿のムラサキにて。

4年ぶりに会うメンバーは…かわってね〜(^^;
誰一人として変わってね〜(^^;

だが、変わっていないのは、見かけだけ。
みな、すさまじい経験をしてきているようだ。

カード会社に勤めている連中は、保険業務に異動になって、完全歩合。
契約が取れなければ、給料はない。
さらに、契約を取ってきても、1年の間に解約されてしまったら、ペナルティがつくらしい。
いままで、契約して、すぐに解約してもいいから、というやり方で成績を上げていたのが、通用しなくなったらしい。
とてもではないが、安定した生活は望めない。

N○Kにカメラマンとして就職した者も居る。
かれは、アフガニスタンで画像を取ったり、ハワイキラウェア火山の特集を取ったりしているらしい。
たまに、N○Kの番組のエンディングテロップに名前が出ているというからビックリ。
彼も、命をはって仕事をしている。

かとおもえば、プー太郎で1年以上過ごしている奴も居た。
学校の講師になっている子もいた。今度の高校は、埼玉でも一位、二位を争うほどのでたらめな高校の講師になるそうで、今から嘆いていた。
会社を辞め、就職活動でハローワークにいったはずが、ハローワークに就職してしまった子も居る。

おいらがいたゼミだ。
一筋縄でいくような輩がいるはずがないのだ。

おいらも、某N○Tデ○タCを男版寿退社をし、まったく生活したことのない土地でガス馬車御者をはじめた、と言う意味じゃ、彼らに負けていない(^^;
なんの自慢にもなりはしないが。

こんどはいつやるのだろう。
今度は、奴らはどうなっているのだろう。
おいらも、更にあっと驚くような人生を送っているだろうか。
安定や、当たり前は望まない。
人生謳歌してやるぞ。



2002年03月07日(木) 仕事

最近、やはり、景気が悪いせいかお客が居ない。
前前から、繁華街にのみに行くお客が減ってきていることは気づいていたが、個々にきて、会社関係の仕事も極端に減ってきた。
つまりは、営業などで会社周りをすることがなくなってきたのだろうか。
おいらが住んでいるところは、自動車の普及率が全国でも一位、二位を争うところ。
当然、その近所の住民は、限られたときしか乗らないが、逆にその地の人間ではない人間がくれば、ガス馬車に乗らざるをえない。もよりのJRの駅に出るために、乗らざるを得ないのだ。
おいらたちの会社のメインの顧客が、実はそれである。
一発5000円相当の仕事を四回やれば二万円。
折半だから、一万円が手元に来る。
となると、四回人を乗せただけで、日給一万円以上になるのだ。
…一見おいしいように見えるこの仕事、仕事がないと、致命的になるという意味では、かなり水物。

景気が悪いよなあ。
原因はわかってる。
人が金を使わないから。
人が金を使わないのは、将来に保証がなくなっているから。
もう、自分たちだけ、暴利をむさぼれば、OKな時代はもう過ぎたんだけどね。
圧力かけている場合じゃないよ。
圧力かけるなら、金を公正に使うように圧力かけてよね。
宗男君!



2002年03月06日(水) 通信教育

前回投稿した作品が落ちて、約十日。
さすがに、ダラダラ話を作って投稿して…の繰り返しでは、
結果が出ないと判断。
通信教育で、小説として読みやすい文章と言うものを習えないか、と決意。
しかし、通信教育講座を探しても、該当する奴はないねえ。
マンガ講座はあるのに、どうして小説講座はないのだ?
もちろん、マンガ講座で教えるのは、漫画の書き方であって、面白い話の作り方、とかではないと思うのだけど、文章の書き方だって、そういうのがあっていいと思う。
表現力とかね。とりあえず、基礎を押さえて、それからオリジナリティを出していきたいと思うのは、おいらだけでしょうか。
とりあえず、雑誌パラよみしているけど、そういう講座見つかりません。

なんかいい通信教育ないかなあ。



2002年03月05日(火) おいしいコーヒー

本日お休み。
午前中は、ゆずが出席する結婚式の下見を敢行。
道が分からないというので、事前にルートを走ってみたというわけ。
別に難しくはないが、覚えられたかどうか不安なので、三十分近くでつく道のりを一時間ちょっとの時間をみさせることにする。
着いていても駐車場にいれられない可能性もあるしね。こんでて。

その後、高崎線某駅に出かける。
というのは、高崎線沿線某駅構内にあるAZという駅ビルの中にSTARBUCKSというコーヒーショップがあるから。
まあ、有名らしいこのおみせ、おいらはしらなかった。
そこで、モカとドーナツを食す。
コーヒーがうまい。
しかし、うまいだけではない。
コーヒーだけのせいかは分からんが、とにかく癒された。
あたまのなかのもやもやが、全て流される感じ。
ここまでの癒しは、ちょっと経験したことがない。
ゆずも、おいらの表情を見て、「そこまで癒されたの?」と聞くほど。
春の陽気+コーヒー+チェイサーでのドライブ・・・と要素は色々あるだろうが、
癒しの効果は、なんにゅうを書いている今まで続いています。
おいらたちの家のそばにあったら、間違いなく毎日かような・・・。



2002年03月04日(月) シフト

うちの所長、つるりんは、万人が万人認める無能所長。
奴のあほな振る舞いは、思い出されるだけでも以下のとおり。

・自身がガス馬車御者でありながら、社長に取り入って、自分だけ固定給にしてもらっている
・ガス馬車御者が仕事がなくて、車庫に何台もガス馬車が止まっているのにも拘らず、自分も順番を取って、自分の順番がきたらそのまま仕事に出てしまう(つるりんは、固定給。おいらたちは完全歩合)
・事故が起きても、十時まで絶対に出てこない(奴の勤務時間は午前十時から午後十一時まで)
・ガス馬車御者からのつるりんへの苦情を全部自分で止めてしまう
・ガス馬車御者が勝手に帰ったりすることを含めて、ガス馬車御者そのものを管理し切れていない
・所長としてのプライドはあるらしく「俺のやり方が気に入らないなら、やめてもらってかまわない」とほざく(別に社長から全権委任されているわけではない)

このつるりんが、あるとき、突然シフトを変えると言い出した。
しかも、3/21からだとほざく。
じゃあ、こういう風にシフトを変えるよ、というモデルはあるのかと尋ねると、ないという。
んじゃ、いつできるのか、と聞くと、わからん、という。
それでいて、3/21に、良くシフトを変えるといえるな。
3/20に、「じゃあ、明日からこのシフトでやるから」というつもりか?この禿は。
社員だって、会社の予定だけを考えて生活してるわけじゃないし、普通の社会人なら、一ヶ月以上あとの予定だってきまっとるわ。
そういうのを無視して勝手にきめるんかい?
これは、上司としての適正の有無以前の問題。
シフト変更するなら、モデルを提示するのは一ヶ月以上前なのは、社会人としての常識。
五十歳にして、一体何を学んできたんだろう。
おいらは、こんな奴の下でしごとしなきゃいかんわけ?
社長、お願いだから、つるりんを何とかしてくれ(−−;



2002年03月03日(日) おめでとう?

本日ひな祭り。
しかし、ひな祭りの挨拶はなんだろう?

正月は「あけましておめでとう」
クリスマスは「メリークリスマス」
大晦日は「良いお年を・・・」

などとふと思った。
因みに、今日の晩飯は散らし寿司。
でも、おいらは、酢飯が苦手。
だから、寿司が苦手。
刺身は好きなんだけどね・・・。
時価ウン百円のトロ、シャリなしで食べると、うまいんかな?
酢が嫌い・・・というより、単純にすっぱいものが嫌いなんだろうね。
夏みかん、はっさく、グレープフルーツ・・・
すっぱいものきらい。食べたくない。



2002年03月02日(土) 再度敗北

以前お話のあった企業、今度はこちらからアプローチしてみたんだけども、再度敗北。
もう、縁がないとしかいいようがないっすね。
書類だけ見て、はいさようなら、なんだから。
とりあえず、かつて話をもってきてくれたその会社の子会社の人に結果報告。
ま、いいけどさ。
福利良かったから行きたかったけど。
最終的な目標はそこじゃないし。
でも、転職完了しないと、原稿の勉強させてもらえないんだよな…。
あと、群馬を根城にしている会社はどこかあるかな。

どーでもいいが、履歴書送り返してくれるのはいいんだけど、卒業証明書も返してくれないかな・・・。
また再発行依頼するの、大変なんだからさ。



2002年03月01日(金) 祝、蛹化

かつての蛹死亡事件から約三ヶ月。
うちにいた大きな幼虫達の姿が見えなくなりました。
げんきかなー、ほじくろっかなーと、悩みに悩んでいたこの数ヶ月。
掘らなくて良かった。
ふと逆からケースを見てみると、二匹とも蛹に…。
しかも、もう大分オレンジになっていた所を見ると、昨日今日蛹になったわけではなさそう。
元気に育ってね。今度こそ。


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彩葉 [MAIL]

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