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海老日記
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2006年02月28日(火)
物部日記・今日は何の日? 追いコンの日

 
 今日は追い出しコンパです。

 と言っても私は車ですので飲みません。


 昨日は午前二時ごろに家に帰ったのですが、布団に飛び込んで気がつくと朝日です。でも、服は寝巻きに着替えているし、歯も磨いているみたいで、また記憶が飛んでいました。

 で、何故かスリーエフのばくだんおにぎりが机の上に。


 まさか、夜中起きて買ってきたのか?


 しかし私の家の周りにスリーエフはありません。車で移動しない限りは。


 まさか、運転したのか?

 記憶にありません。


 夢遊病でしょうか?



2006年02月26日(日)
部誌制作委員会よりお知らせ


 文芸創作サークル海老銃には色んな部署があります。
 添削会を指揮する添削向上委員会。十八禁な作品を語り合う『グラタン』。あとは個人的に脳内で立ち上げてる海老銃日記会。
 で、その一つに皆から預かった原稿を編集して印刷できるように仕上げる部誌制作委員会があるわけです。なんか去年からぶっしーずと呼ばれています。まあ、親しみやすい名前だと信じるところで本題に。


 こんにちは。海老銃部誌制作委員会 編集責任者になった物部です。
 印刷に必要なマスター原稿ができたので報告します。

 今回の部外用本『Begin−u』十七巻には最終的に八名の作品が載ることになりました。ぱちぱちぱちぱち。


 明日印刷を行うので、もしこの日記を読まれていて海老銃に興味があったりして高知大学に来ることができる人はご一報を。
 多分無料配布しまくりです。



 では、私はついさっき確認して見つけたミスプリントの訂正をするのでこの辺で。




2006年02月21日(火)
物部日記・今日は何の日? 締め切りの日


 というわけで、今日は次に出す部外誌の締め切りの日です。
 何とか作品も形にしまして(結局前後編のはずが間に合わず半分の内容です)提出できそうです。
 しかし、今回の海老銃システムとしては部員の過半数の承認を得ないと提出ができません。私の場合ボーダーまであと二つほど足りていません。ぴーんち。
 今夜の部会が勝負です。

 果たして物部三作目 掲載なるか?!




2006年02月19日(日)
物部日記・怠惰ローリングストーンズ


 記憶を失くすというのを、初めてしました。

 まあ、酔いつぶれて気がついたら部屋の中とかではありません。


 昨日の晩は大体午前二時ごろに家に帰ってきたのですが、無性にお腹が空いていまして、つい炊飯器をセットしてしまいました。もちろん、カレーです。深夜にカレーを食う準備なんて、ちょっと若さを過信している感じもいなめませんが、そこは若さゆえの過ちと思ってください。

 で、お米セットしたのです。二合ほど。お水入れてスイッチオン。これで一時間待てばほっかほかご飯のできあがりなわけですが、時間が時間だけに眠い眠い。
 いやあ、私睡眠欲と食欲に同時に襲われたのは初めてです。
 それで仕方ないので仮眠を取ろうとしたのです。昨日は布団をしまうのを忘れていたので敷きっ放し。突っ伏して毛布を被ればもう安眠モードです。



 ……いやいやいやいや! 寝たらあかんがな自分!

 ご飯が炊けると炊飯器は保温モードになるのですが我が家の炊飯器は何故か一時間保温するとご飯を壊滅的に美味しくなくさせるという怖ろしい能力を秘めています。やばい、またまったく弾力のないお米を二合食べないといけなくなる……ああぁぁぁ……。


 まあ、寝てしまいました。次に目が開くと朝日が昇ってましたから。


……嗚呼!! 台所に行きたくない。

 しかし、自分の過ちは自分で片付けなければいけません。
 私はのっそりと起き上がり、炊飯器に近付きました。

 そこには液晶に保温九時間と……あれ?





 保温されているはずなのに、スイッチが切れています。もしかして、昨日炊き忘れた?!
 蓋を開けると、冷えたご飯が。

 ???

 なんで? それに周りを見ると電気をつけたまま横になったはずなのに、豆球になっています。何故?
 熟睡したはずなのに、私は起きて行動したのでしょうか。
 ただわかることは、ご飯が炊けたあと私は保温を切って、電気を消してもう一度寝たのです。靴下を脱いで。


 起きたのに、食べなかった?




 その晩、私は一体どういう行動を取ったのでしょう……。



2006年02月17日(金)
物部日記・ちょっとあせります。

 原稿が書けません。やばいです。
 締め切りが近いというのに、まだ完結していないのです。これから今まで手直しを入れてもらったところを直さないといけないし。
 なんでこんなことになったのだろう。夜更かしたっぷりできるように昼寝したらなぜか十二時間くらい寝ちゃうし、起きてすぐになぜかモスバーガーが食べたくなって車を一時間走らせたり。僕はもうやばやばです。
 ちょっとオチつける余裕もありません。
 もし今、流れ星が流れたら僕の願いはひたすらに原稿っ原稿っ原稿っ!です。

 いや、本当は靴下に開いた穴をイリュージョンしてほしいですけれど




2006年02月15日(水)

春休みのようです…暦の上では。
どうも、
遥日創です。
わざわざ、名前入りで日記書くのは久しぶり。

さて、
まぁ…最近、アルコールに弱くなったな…と思います。
いや、飲む量は変わらないのです。
ただ、
アルコール分解速度が、遅くなったように感じます。
次の日に、残ることなんて、殆どなかったのですが、
最近は、そうでもないようです。
これからは、酒量を減らさなくては…

飲みに行くことが多くなる季節ですので、
失敗なく、楽しみたいものです。



2006年02月14日(火)
物部日記・まあ、やっぱり今日はアレですのでそういうネタを


 みなさんこんにちは。昨日あれだけ騒ぎ立てておいて結局吉野家で特盛を食べてしまったわたくしです。
 ちょっと自分にショックを受けています。


 閑話休題



 あれは高校二年生の冬のことでした。
 私は隣町の高校に電車で通っていて、その電車に学校は違うけれど電車が同じという女の子がいました。
 その子とは朝は毎日一緒で、帰りもたまに同じだったりで、適当にお喋りしたり無視したり、結構仲のいい友達でした。
 で、その子がある朝に聞いてきたわけです。
「物部君は今日何時の電車で帰るの?」
 まあ、その子はお菓子作るのが大好きでその日は人にお菓子を作って配っている話はしていたので多分、そういうものを渡すつもりなんだな。と直感で悟りました。まあ、分相応という言葉を覚え始めた私はそれが義理だとわかっているので
「いや、今渡したらええがな」
 とか言っちゃいます。するとどうも高校生がそういうもの学校持って行ったら駄目とか言うので(お前、自分も高校生なの承知してるのか?)帰りの電車を待ち合わせて乗ることにしました。
 それで夕方です。まあ、内心嬉しいものでわくわくして電車に乗り込むと、いつもの席に乗っていません。見回しても、どこにもいません。

 うん。


 あいつ、乗り遅れたな。

 結局チョコレートケーキ一片をいただいたのは二月十五日の夕方でしたとさ。

 お菓子はビターな味が好きだけど思い出はマイルドにいきたいものです。



2006年02月13日(月)
物部日記・カレーウィークの始まり


 土日を挟んだというのにまったく小説の手直しをしませんでした。さすが物部です。予想通りの結果です。


 閑話休題

 実は私、大食いです。いえ、実際の私を見たことがある人はよくわかると思いますが、大食いでないとおかしシルエットしています。大食いな上に早食いです。とかく無趣味なために食べることが人生でトップの生きがいだったりします。いや、暴飲暴食とまでは行きませんよ? 私には生活費というリミッターがありますから。
 で、常々思うわけです。どういう料理が安価で多く食べられるのか? と。私は味にほとんどこだわりません。昔から薄い味になれて生活していたせいか調味料などを入れなくても火をかけただけの肉や野菜やきのこだけで美味しくいただけます。多分、食費のほとんどのファクターは材料費にまわります。ですからできるだけ安くて量のあるものを買う傾向にあります。けれど食べるのを忘れていてキャベツ一玉を一晩で食べる羽目になったりもしちゃうわけで。

 ですから買った時はいいけれど後から考えると食べる気のなくなった食材なんて口惜しいことこの上なし。もう、たまに闇鍋にでもしようかな、などと考えますが、大体私が余らせる食材って鍋向きじゃないのよねー。かぼちゃとか茄子とか納豆とか。

 昨日も豚ニンジン丼を作りながら「なんでもぶち込める料理ってないかなー」と考えていたわけです。



 その時。



 私の脳裏に、かつて聞こえた神声が降り注いだのです。




 汝、鍋を取り出しカレーを煮よ




 その手があったか! ああ、もうこりゃカレー作るしかないなと思いましたよ。早速サークルの帰りに野菜を買い捲ってきますよ。本当。肉を入れなくてもご飯の進む料理なんてなんて素晴らしいんだ。なんて怖ろしい国だインド。さすが人口九億人は伊達じゃない。


 しかし、私はニンジンを選びながら思い出していたのです。
 でも、私の家の鍋は焦げ付いていて、いつか錆をこそげ落とさなければいけないと思っていたことを。

 ニンジンを選ぶ手が止まりかけました。
 しかし、例の言葉が脳裏によぎります。

 汝、鍋を取り出しカレーを煮よ


 ちくしょう。手が止まりません。
 日没まで、まだ時間がある。

 洗うか? 鍋を!




2006年02月12日(日)
物部日記・小説前半が書けました。

 はい、前半が書けました。題名は『シズム』です。知っている人は知っていますが一週間くらい前にとあるサイトさんで書いた奴に加筆修正をした感じの作品です。まあ、ホラーなのでしょうか。
 読んでもらうとまああんまり評判はよろしくありませんでした。簡潔に言うとバランス悪いらしいです。
 他にもいろいろあるのですが、僕は他人に説明するのが非常に苦手でやっぱり明確に言えることはバランス悪くて読めんということなのだと思います。
 なるほど納得はしたのですが、じゃあどうやって直すかとなると少し戸惑っております。ううん、どうしよう。とりあえず要る文章と要らない文章をわけて文章の絞込みをしていきたいとは思いますが、明日の添削会に持っていけるかなあ、と不安です。
 というかそろそろ後半も書き始めないと。
 
 いやあ、前途多難です。
 でも楽しいですね。やっぱりそういう小説を介したコミュニケーションをしたくて海老銃に入ったわけですから。今充実してます。



 そんなわけで今受験生の君っ! もしこれを読んでいるのなら一緒に海老銃を守り立てていかないかい?!


  
 今回の締めとしては来年も海老銃は部員を募集してます。



2006年02月10日(金)
物部日記・情報収集の一つとしてよく活用します


 大学生になって大きくかわったことに、昼休みにご飯を食べに部屋に戻ったりできるようになったことがあります。三限に授業がないと時間にかなり余裕ができ、テレビを見たり、レポート書いたり、経験値上げに使ったりできます。そんなこんなで、昼ドラを見る機会が増えました。主婦を対象に作られたドロドロの愛憎劇です。爽やかな雰囲気の連続テレビ小説のすぐ後に始まる小学生くらいのお子様には見せられないような描写やら台詞がばんばん飛び交うあるちょっと大人になってから見ると面白くて仕方がないお母さんのためのファンタジー。ミュージックステーションは深夜に録画したのを再放送という扱いでも、こればっかりはリアルタイムのようです。

 閑話休題

 私は音楽が好きではありませんでした。でも自分が吹奏楽を始めたころから、その面白さがわかってきたような気がします。小説にしても、実際に自分が書き始めてから、苦手だったジャンルにもその物語を作る為の情報や構成の仕方に面白さを感じるようになり、今では読書もいろいろと楽しめます。特に、テレビドラマを見ることに苦痛を感じなくなりました。昔は特撮番組とかアニメくらいしか見たい番組なかったのですが、今ではニュースも、ドラマも唄番組も見れます。それに対する経験を積めば、おのずとその面白さがわかるというものです。そういうわけで、物語を作る人間として波乱万丈を具現化したような昼ドラも結構おもしろいなと思い始めました。去年の年末、学校を長い間休んでいたときに『緋の十字架』とか『貞操問答』とかが放送されていて、つい嵌っていました。あんあ明治とか戦前のお話って面白いから、ついつい見ていたわけですが、ここ二、三ヶ月ぱったりと見る暇がありませんでした。で、久しぶりにお昼をゆっくり食べることができたので、試しに見てみようと思いテレビをつけると

 学校でおしっこ漏らした弟の代わりにお仕置きを受ける姉が折檻のために定規を振りかざした養母に「下着を下ろしてスカートをめくれ」と言われている場面からのスタートでした。

 すいません。誰か僕にこれが何のお話なのか教えてください。



2006年02月08日(水)
物部日記・小説を書いてみよう

 さて、海老銃で部外誌を出すことになりました。
 私も作品を一つ載せてもらうことにしたのですが締め切りは今月の23日。なのにまったく白紙です。

 ぴーんち。

 そこで今日から自分の執筆状況を日記に書いて自分を追い込んでいこう習慣ということにします。ええ、します。




 閑話休題


 で、今回の小説は私小説を書いてみようかと思っています。今回はと言っても海老銃の活動で書いた小説って二つしかないんですよ。なんかホラー小説と恋愛小説。ほんとキャラクターに似合わないものを書いたものです。そして今回の暴挙ですが、前半で小説。後半はその小説を書くに至った出来事についての二部構成のお話を考えています。というか、前半の小説だけでは文字数が少し足りないので尺のばしという考え方もあるのですが……。
 ここで問題なのは、じゃあ後半は書く必要あるの? ということ。まあ、ないと言えば無いですが、無性にこの気持ちを文章にしたいという気持ち。モチベーションがちょっとあるので二部構成にした意味あったね、と言ってもらえるような文章を書きたいと思います。

 ただ、今日はお腹が痛くて今から寝ます。

 ごめんなさい。



2006年02月07日(火)
物部日記・テスト期間が終わりました。でも追試期間というものがあります。


 テストが終わりました。長いようで短かった一週間でした。やっぱり二ヶ月学校に行っていないのはとても痛く全然できないテストもありました。
 そんな中、持ち込み可のテストで先生が口語で言ったことを書き記したであろうコメントが問題に出ていて、ああやっぱり真面目に勉強しているところは普通に取れるものなのだなと日頃の行いが如実に出るのをかみ締めました。

 ええ、かみ締めましたとも。
 
 私はもしかしたら卒業がやばいかもしれないということをなっ!




 いや、それが今回は二十単位を取る予定だったのですが、すでに四単位落としている計算です。しかも取らねばならない必修三つが三つともデンジャーゾーン。こんなピンチは久しぶりです。昔友人の靴の踵をを踏んづけて靴を破いてしまった時くらいのピンチですが、まったく慌てる気になれません。肝が大きくなったのやら、単にことの重大さをわかっていないのやら。






 閑話休題


 さて、そろそろ執筆活動を本格的に始めます。
 海老銃ではそろそろ部外誌を作ろうという話が出ており私も原稿を出させていただくことになっています。

 まだ白紙だけどなっ!

 短編なら一本書き上げたのですが、書きたいネタがこのテスト期間中の徹夜脳の中でいっぱい浮かんだので一度全部形にしてみたいとは思います。
 とは言ってもメモを取っていないので八割がたどんなネタだったか忘れ散ったけれど。うわーん。



2006年02月06日(月)
物部日記・食べ物にトラウマを作るとろくなことありません


 今日は丸一日何も食べずに過ごしたもので、授業が終わって日没を迎えることにはとかくお腹が空きました。
 一応家に帰れば物部特製『ロールしてないキャベツ』が『仕込だけ済ませてあとは煮込めばいい状態』にしてあるので一時間も煮込めば食べれるようにしてあります。僕は料理において迷信を信じる未開の者なので、煮物は煮込めば煮込むほど上手いと妄信しているのです。
 しかし、一時間もじっくり煮込んでいられるほど私のお腹は我慢強く出来ておりません。さっきからぐうぐうとなりっぱなしなので仕方なく購買で何か買うことにしました。けれど財布を空けると、虎の子の五百円玉がありません。

 イリュージョン(消失トリック)?!

 そういえば昨日ツタヤでCD借りていたのです。借りなきゃよかったとも思いましたが、僕もこれでも文明人。好きな音楽は無理せずに聴きたいのです。おかげでおにぎり買うのも気が引ける程度のお金しか残っていません。
 銀行から下ろしてこようかなとも思いましたが、その時僕の目にあるお菓子が入ってきたのです。


 価格変動せずっ(五十円チョコ)!!

 というわけでおいしく板チョコにがっついたわけですが、その味をかみ締めているとつい、昔のことを思い出します。




 急に何かを食べたくなることがあります。偶然頭の中に閃くこともありますし、陳列棚をだらだらと見ているとつい、眼に入ってしまったり、そういう食欲と偶然がかっちりと噛み合ってしまう瞬間。私の場合はそういうことが多いのです。で、その日もたまたまコンビニに入って、たまたま眼に入った板チョコを買ったのです。
 うん、なんで食べたかったのでしょう。その時頭が疲れていてレッツ糖分。と思ったのかもしれません。前日に見たCMを思い出したのかもしれません。
 ただの偶然であることは確かでした。
 けれど、偶然と偶然が重なるという偶然が起きたとき、悲劇は起きたのです。

 私が板チョコをカウンターに持っていき支払いを済ませると、店員がハート型のチョコをくれました。なんでも、今日買い物をしたお客全員に配っているらしいのです。




 その日は、二月十四日でした。




 違うんだよ。僕は自然とチョコを買ったんだよ! 自分でチョコを買ったのには何もやましい気持ちはないんだよっ!

 心の中で動揺しながらも、平然とした風に店を出ました。


 まあ、店員さんも別になんとも思っていなかったでしょうけれど、今更になって去年の話をこうして日記に書くあたり、私の心の内に何か引っかかっているものがあるのでしょう。
 板チョコを食べながら、そんな昔を思い出しました。

 
 ああ、今年も来ますね……。



2006年02月04日(土)
物部日記・『新たな敵・海老原祐喜』


 前回までのあらすじ
 最近のことなのですが、「結局ヘルレイザーさんとかって何? 空想?」と訊かれたことがありました。まあ、人物自体は妄想なのですが、実際にいる人物や起こった出来事などをモチーフにしています。本人は出せない時はイニシャルで書いたりするのですが、それだけではおもしろくないのでそういうことを代わりに演じてくれるキャラクターとして作ったのがリルリルやヘルレイザーさんです。
 まあ、簡単に言えば。去年落ち込んでいたときに何回か相談をさせてもらった女性がモデルです。
 ちなみに海老日記によく登場する佐々木女史は海老銃のメンバーの誰かがモデルです。




 あだ名が海老の知人がいる。
 まあ、他の人にはきちんとしたニックネームとか苗字とかで呼ばれている青年なのだけれど、私は他人を自分だけに通じるニックネームで呼ぶ癖があるために彼のことを海老さんと呼んでいる。海老さんも農学部なのだが学科が違うのでほとんど会ったことはない。サークルも違うし接点となる場所は一つとしてなかったのだが、何故か知り合いになってしまった。私は元々縦にも横にもでかく学校に作務衣を着ていったりして目立っていたそうで、海老さんは1回生のころから私のことを(名前は知らなくても姿形は)知っていたらしい。私の方はといえば、全然知らなかった。だって接点がないもの。

 で、思い出そうとするのだが、何故か海老さんとであったときのことを思い出せない。一番古い記憶で去年の夏に図書館で会ったらふざけて突っついてきたことだ。それよりも前は覚えていない。知り合いでもなかったはずだ。けれど、その次には知り合いになっている記憶しかない。どこで出会ったのかもう思い出せない。しかし、出会った時のことをはっきりと覚えていることの方が少ないものだ。それよりも出会ってからの方が印象が強くて、そっちの方にばかり記憶が持っていかれている。
 なんだか、そういう人が私には多い。人に興味なく接していたら、気がついたら知り合いになっていて、そうするとその人の濃い部分が見えてくる。よっぽど私は普段気を抜いて生活してるのだなあ。
 八年の付き合いがある人がいるのだが、その人のことも一年くらい一緒に音楽やってきて、やっとわかった感じがした。


 一番最初の姿というものは、どうしてもなくなってしまう。次々と新しい今が更新されていって、過去は曖昧になっていく。

 ただ高校一年生の時の担任の物凄い剃り込みの入った頭だけはどんなに時が経とうと忘れられない。




2006年02月03日(金)
物部日記・鬼じゃ、おまんは鬼じゃー


 今日の二限目のテストに対して、上記の台詞を心の中で唱えていました。

 こんにちは。物部です。さすがに二ヶ月学校休んだつけは大きく、今では必修さえ取れればいいや、とか一番考えてはいけない場所に到達してしまいました。さて、頑張ろう。
 この頃嫌な夢ばかり見ます。単位落とした夢とか単位落とした夢とか単位落とした夢とか……それがマジで。
 テスト勉強していたはずが気がつくとテストを受けて落ち込んでいる夢を見て、気がつくと朝です。しかもその後同じテストを受けるわけです。夢の中ほど理不尽な問題ではありませんが現実的な分、本当のテスト問題はわかるようで勉強していないと何も書けない、というような問題ばかりです。

 やばい。僕はこのままいくと落ちこぼれです。周りの皆さんが過去問とかくれてなんとか凌いできましたが、さて、テストはあと一日。私は一体どこへ行くのでしょうか。

 こんな学業に支障をきたしているのに小説の構想ばかり考えてしまう僕は、とても俗物だと思いました。