独り言
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2006年10月12日(木) M2P

ずっと夕暮れの中で
絶対に戻らない誰かを待っている様な


ずっと卒業式の前日の中で
大人から見たら大した問題では無い事に頭を悩ませている様な


ずっと三月の晴天の中で
十七年間背比べをした幼なじみの葬儀に参列している様な


悲哀

焦燥

孤独




神を雇い
友達を呼び戻して
何一つ理由の無い悪戯をしよう
いつかの様に

深夜のコンビニエンスストアーを味方に付ければ
略奪は罪ではなく
ビールは三ダースもあれば足りるし
どうせ誰も追い付けやしない

何故なら俺達は笑い声よりも速く走り
もうとっくにフェンスを越えて
まともな人間なら決して近付かない場所に
こうして居座っているんだから

そして俺が柄にも無く本当の言葉で話したら
その時は
「お前の話は昼のワイドショーの次につまらないよ」
と軽く笑い飛ばしてくれればいい






俺の友達は何処へ行った?


俺が消し去った友達は何処へ行った?


俺が本当の言葉で話した友達は何処へ行った?


俺の本当の言葉を笑い飛ばしてくれた友達は何処へ行った?




誰も居ない


とても生き苦しい



まるで
ずっと三月の晴天の中で
十七年間背比べをした幼なじみの葬儀に参列している様だ






俺の脳味噌を非難しろ
しかしベットルーム以外で

哀れで仕方無いから


いつまでたっても
馬鹿で
能無しの
俺や


2006年10月07日(土) word/レオ・改

見えない顔と聞こえない声に
笑えないでいた拙い心が刑に服す
死んだ目をした王族が裁く


嘘か誠かわからないまま
流されていた拙い心が剣に伏す
死んだ目をした王族が笑う



描いていた景色とは裏腹の現実が手を差し伸べる
選べない道すがらにはうたかたの吐き捨てられた夢

窓の無い部屋から空を乞う



笑えと言われて笑った後でまた己を憎み
笑えと言われて笑った後でまた心は沈み

窓の無い部屋から空を乞う


2006年10月06日(金) word/highway stars

あの日見ていたのは
紺碧の海と
それを映した空
雲一つ無い空

辿り着いた場所は
ガラクタの墓場
積み上げた瓦礫と
それが遮った空



誰のせいと問えども己を責めるしかないのだろう

highwayを行けどもこの刑を逃れる術はないのだろう




何を見ていたのか
混沌の中で
過去が選んだ空
僕等が変えた空




誰のせいと問えども己を責めるしかないのだろう

highwayを行けどもこの刑を逃れる術は無い

highwayを
highwayを
highwayを
highwayを


2006年10月01日(日) word/十字街にたたずむ男

真実はいつも
まやかしと境界線争って
疲れ切って

街はいつしか
機械仕掛けの罠
最低の夢が叶った




洒落たシステムに犯されて
下らない時代の最先端
どうかしてる
蹴散らして

「ぞんざいな存在で構わない」と強がって
「最高に最低で構わない」と強がって




僕等いつも
まやかしと平行線保って
得意がって

街はいつしか
1と0の遊園地
最低のチケットをくれよ




枯れぬコスモスの花抱えて
迎えた世界の最終回
どうかしてる
蹴散らして

「ぞんざいな存在で構わない」と強がって
「最高に最低で構わない」と強がって



最高に最低のぞんざいな存在で構わない

もう構わないで


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