独り言
i| p| f
ずっと夕暮れの中で 絶対に戻らない誰かを待っている様な
ずっと卒業式の前日の中で 大人から見たら大した問題では無い事に頭を悩ませている様な
ずっと三月の晴天の中で 十七年間背比べをした幼なじみの葬儀に参列している様な
悲哀
焦燥
孤独
神を雇い 友達を呼び戻して 何一つ理由の無い悪戯をしよう いつかの様に
深夜のコンビニエンスストアーを味方に付ければ 略奪は罪ではなく ビールは三ダースもあれば足りるし どうせ誰も追い付けやしない
何故なら俺達は笑い声よりも速く走り もうとっくにフェンスを越えて まともな人間なら決して近付かない場所に こうして居座っているんだから
そして俺が柄にも無く本当の言葉で話したら その時は 「お前の話は昼のワイドショーの次につまらないよ」 と軽く笑い飛ばしてくれればいい
俺の友達は何処へ行った?
俺が消し去った友達は何処へ行った?
俺が本当の言葉で話した友達は何処へ行った?
俺の本当の言葉を笑い飛ばしてくれた友達は何処へ行った?
誰も居ない
とても生き苦しい
まるで ずっと三月の晴天の中で 十七年間背比べをした幼なじみの葬儀に参列している様だ
俺の脳味噌を非難しろ しかしベットルーム以外で
哀れで仕方無いから
いつまでたっても 馬鹿で 能無しの 俺や
見えない顔と聞こえない声に 笑えないでいた拙い心が刑に服す 死んだ目をした王族が裁く
嘘か誠かわからないまま 流されていた拙い心が剣に伏す 死んだ目をした王族が笑う
描いていた景色とは裏腹の現実が手を差し伸べる 選べない道すがらにはうたかたの吐き捨てられた夢
窓の無い部屋から空を乞う
笑えと言われて笑った後でまた己を憎み 笑えと言われて笑った後でまた心は沈み
窓の無い部屋から空を乞う
2006年10月06日(金) |
word/highway stars |
あの日見ていたのは 紺碧の海と それを映した空 雲一つ無い空
辿り着いた場所は ガラクタの墓場 積み上げた瓦礫と それが遮った空
誰のせいと問えども己を責めるしかないのだろう
highwayを行けどもこの刑を逃れる術はないのだろう
何を見ていたのか 混沌の中で 過去が選んだ空 僕等が変えた空
誰のせいと問えども己を責めるしかないのだろう
highwayを行けどもこの刑を逃れる術は無い
highwayを highwayを highwayを highwayを
2006年10月01日(日) |
word/十字街にたたずむ男 |
真実はいつも まやかしと境界線争って 疲れ切って
街はいつしか 機械仕掛けの罠 最低の夢が叶った
洒落たシステムに犯されて 下らない時代の最先端 どうかしてる 蹴散らして
「ぞんざいな存在で構わない」と強がって 「最高に最低で構わない」と強がって
僕等いつも まやかしと平行線保って 得意がって
街はいつしか 1と0の遊園地 最低のチケットをくれよ
枯れぬコスモスの花抱えて 迎えた世界の最終回 どうかしてる 蹴散らして
「ぞんざいな存在で構わない」と強がって 「最高に最低で構わない」と強がって
最高に最低のぞんざいな存在で構わない
もう構わないで
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