独り言
i p f


2005年07月20日(水)

その男は
虚構に過ぎない



夢に生き
理想に燃え
失望さえ美化し
ペテンを繰り返す




…あぁなんて事だろう

『水辺で燃える炎と
その先で待つ終わり
手にした刄で
何を切る?』

…僕が手にした刄で切り付ける相手は



…僕自身だったなんて







ロックスター崩れの
飛び切りゲスな
自惚れ野郎


お前に手向ける
花は無い





そしてまた
新たな亡骸を引きずって



僕は何処へ


2005年07月19日(火) ヒトリゴト




こんなとこで
死んでたまるか


2005年07月18日(月) 僕は世界中の誰よりも元気です

当ホームページ上で展開してまいりましたdiary『独り言』をこの度一時的に休止させて頂く事になりました

少なからず御愛読頂いていた皆様永らくお付き合い下さり誠にありがとうございました

八月からは村岡ジョージによる『モミアゲパラダイス』を開設?…する予定ですのでご期待ください
…滝本寛の『環八物語』も悪くないかも


yokは変わらず
精力的にライブ活動を続けてまいりますので
どうぞよろしく!!

yokと書いてヨークです
どうぞよろしく!!





では
最後の泣き言を



今も
悔しくて
涙が止まらないよ


2005年07月17日(日) step2/切断

訳もわからず僕は飛散した破片を拾い集める
1/3程を片付け終わった頃…

…鋭い痛みが走る
どうやら破片で指を切った様だ
しかし…

…ボトリ

床に鈍く落ちたのは…指?
慌てて左手を見た僕は言葉を失う
人差し指が…ない
すぐさま指を拾いあげ僕は元に戻そうと必死で切り口を擦りあわせる
視界が…ザラつく

何がどうなってんだ!?

「…なかなか音楽という言葉が出ませんねぇ。音楽が全てだというなら指が無くなった時点で第一に楽器が弾けなくなる事を心配してもよさそうなのに…クククッ…なんか楽しくなってきましたねぇ。」


2005年07月16日(土) step1/CD


目が覚めたら
CDが全て粉々に砕け散っていた


その破片は朝日を写し
七色に光り輝き
まるで万華鏡の住みかの様で
突然訪れたこの不可思議な現状よりも
僕の心を奪った


直に朝日は雲をまとい
光はおさまり
改めて僕はその光景を認識しようと
寝呆けた頭を揺らし考えてみたが
理解できるハズもない



…一体何が起こったんだ?



「えー…違う意味で戸惑ってますねぇ…。些か手荒すぎた様です。…的外れだったかな?


では気を取り直して次のstepへ。




今度は
彼の指を
ひきちぎってみましょう。」


2005年07月15日(金) 被験者:0049

氏名:寺分文治
年令:25
性別:男


彼は幼少期に音楽と出会い
ごく普通の少年らしく『娯楽』として音楽を楽しむ様になる

いづれその存在はより大きなモノへと移行し
自ら楽器を手にし音楽を奏でる事をおぼえる

生活の大半を音楽を占める様になると
彼は「自分には音楽しかない」と『過信』しはじめ
それ以外のモノを全て否定し
現在も彼は全てを否定して生きている

今回は
そんな彼の音楽を
色々な角度から奪い
その経過をレポートしていきたいと思います



それでは早速
彼の持つCDを
全て叩き割ってみましょう


2005年07月14日(木) 拝啓 yok様

お元気ですか?
私はとても元気です

突然の手紙
驚かれていることでしょう
でも
どうしても伝えたい事があって…

私は
私の全てをあなたに捧げましょう
あなたの奏でる音が報われるなら
私のささやかな幸せなど捨ててしまいましょう

たまの休息や
笑顔
昼下がりの談笑や
こぼれた珈琲
星空にまつわる逸話等も

惜しくはありません


俺は
孤独な
ハイウェイスター
誰よりも
悪役が似合う男
アクセルワイヤーをブッちぎれ
振り向くな
パーキングエリアは閉鎖された

俺の
身勝手な
感情


残し



魂傷


2005年07月11日(月) 論争0049:高速のパーキングで何故ビールが売っていないのか?

僕は
東京のはるか北
ヤブ蚊で有名なクソパーキングエリアで
バイクの横に寝そべり
煮え切らない空と対峙しております

そして
去る鳥にむかって
「これが自由って奴か?」等と
些か喧嘩腰な愛想を振りまいたりするのです


僕の頭はママがひっくり返したマッシュポテト
僕の心はパパが無理してはいたウェスト56cmのティッシュペーパー


僕はここでしばらく眠ります
そして目が覚めたらそこはママのお腹の中で
全てが嘘だったというコメディー映画の主人公になります

僕は
孤独な
ハイウェイスター
ガソリンは
もう
尽きた


2005年07月09日(土) 恋は人から視覚を奪い、愛は言語を必要としない

前後不覚
左右が入れ代わり
天地は意味をなさない
浮ついた無重力状態で
簡単に多くのラインを越えて
小さくつぼみはじめた芽を大きく咲かせようと
水をやり陽をあて
育てる

やがて想いは実り
花は咲き
世界中の幸せを集めてこしらえた
ビーフシチューよりも贅沢な
時間を味わう



やがて咲き誇った季節は終わり
器はもう空っぽだ



愛とは
きっとその先にあるもので
痛々しい季節を
言葉もなく静かに見つめる
老婆のみだれ髪の様なものだろう


その姿に涙し
その姿さえも愛しく想えたなら




たいしたものだ


2005年07月08日(金) Rock'n Roll Hikoboshi

今夜流星になって
君に逢いに行こう
荒波を切り裂いて
光の速さで
運命なんてお伽話で
永遠なんて幻さ

ただ逢いたいという想いだけが
ただ一つの真実で
こんなにも力強い


君は
驚き
笑う


そして俺は子供じみた嘘をひとつ

「火星を捕まえに行く途中にちょっと立ち寄っただけさ」


運命と呼ぶには些か陳腐な
なんて事無いほんの一瞬が
心の中で永遠に変わる時
俺はいつでも君を想い
君はいつでも俺を想う


忘れないで
愛しい人よ
たとえ俺が
あと少しで海の藻屑に変わるとしても





火星を越えたよ


2005年07月06日(水) やさしいあめにうたれて

冷たい雨に打たれて
僕は笑顔を探した

ずぶ濡れの心で
僕は幸せを探した

世界は今日も僕を邪魔にして
僕は伸びすぎた髪に身を隠した



空はまだ温もりを隠したまま
そこで見ているだけだった




それでも僕は探してみることにするよ


風向きが変われば
雲は流れ
やがて
やわらかな光が
温めてくれるはず


そんな事を教えてくれた君は
沈んだ空の下
僕を探した



今日の雨は
昨日より
少しだけ
やさしく
僕を濡らした



気がした




幸せとは
きっと
『想う』という事なんだろう


2005年07月05日(火) 童話/原案98-D

道化師は街角の人気者
今日も多くの見物人が集まっています

陽気な音楽にあわせて道化師は次々と芸を披露し
その度に大きな暖かい笑い声が街を彩ります


しばらくたった頃
一人の少女が道化師の元へ駆け寄り
こう言いました

「ねぇおじちゃん。その仮面の下のお顔を見せて!」


道化師は困りました

なぜなら彼の顔には鼻が無く
肌は魚の鱗の様に爛れていたからです


でも道化師は勇気を出して仮面を取りました



…その日から街の角で笑い声を耳にすることはなくなりましたが
道化師は変わらず毎日芸を続けましたとさ


2005年07月04日(月) 帝王切開

誰が為に陽は昇り
何の為に陽は沈む
何を照らして
誰を暖める

僕のまわりは
右を見ても左を見ても
真っ暗闇の様な気がして
仕方ないんです


土砂降りの中
長針と短針が
再び出会うまで
僕は
傘もなく
道端に座り込むしか
ありませんでした


誰かに側に居てほしいのに
誰にも近づいてほしくない気持ちが
理解できますか?


雨音が刻むリズム
走り去る自動車


幸せな事はありますか?
楽しい時間がありますか?

笑顔ってどんなですか?

それすらも見失いそうな僕は
また身勝手な結論を導きだすんです


2005年07月02日(土) 裸心盤

確かなものが欲しいわけじゃなくて
ただ瞬間に溺れたい


もう二度と声が出なくたって構わない


不意に消え入りそうになるけど
呼び戻す何かがあって
その度に僕は
二度と無い今を愛しみ
また歌う


もう二度と声が出なくたって構わない


無愛想な曲の
曖昧な音階を
貧弱な喉で
へたくそになぞり
そんなモノが僕と僕等の頸木となり
繋ぐ


世界平和
道徳心
貧困

詐欺
断頭台
隣人殺人
不具合
電話

時計
着信音
満員電車


そんな事どうだっていいんだ


もう二度と声が出なくたって構わない


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