独り言
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2005年08月31日(水) |
問13:音楽に世界を変える力はあるか? |
音楽が作用するのは 対・世界ではなく対・個人
ある人間の心理の深層にまで侵入した音楽とそれに付随する思想等は 受けた人間の行動や発言を 解放し 抑制する
その現象は 伝染病の様に 人から人へと渡り 結果として その音楽は 『世界を変えた音楽』として認識される可能性もあるかもしれない
しかし 基本はあくまでも 『個人から個人へ』 この図式は絶対的
一番近くのお前へ
俺が最初に納得させなきゃならない相手は
俺自身
限界を越えて 俺を置いていけ
迷いよ
失せろ
俺も犠牲者
あと365夜
2005年08月30日(火) |
13時28分の病室を隔離しろ |
心が俺を置いていく 残された体はあらゆる機能を停止したが 痛みを読み取る部位だけは普段より優秀な働きを見せた 歪んだベットが俺の脱け殻を縛り付け 心は 何処へ?
どこかへ
見たことのある景色
記憶か あるいは
少年No.3の台詞 「いっそあの夜、僕も一緒に焼き尽くしてくれればよかったのに」
Rock'n Rollはお伽話
俺は そこに登場する架空の主人公に憧れる少年の火傷の残り香
それでいいさ もう 諦める事さえ出来ない
Rock'n Rollは死んだりしない 何故かわかるかい?
失せろ
あと366夜
2005年08月29日(月) |
俺はまたゴミ捨て場で寝た振りをする |
口上は空を舞い 後に残されたのは 向かうべき角度を見失った耳障りな轟音だけ
音に押し潰され 息をするのも面倒になり 窒息寸前
白み行く視界の彼方で かつての理想と 勝手な現実が チークダンスを踊り 俺はそのさらに向こうにある 然るべき未来と 初めて真正面から向き合う事となる
笑いたきゃ笑えばいいさ そんな事はいつもの事で 痛くも痒くもねぇし 俺が見ているのは そんなちんけな場所じゃねぇから
蔑まれたその数だけ この想いは皮を剥ぎ この世界で ただ一つの 尊すぎる 朝を向かえる
あと367夜
2005年08月28日(日) |
KILL YOU BABY |
誰かに聴いて欲しくて 肉を切り裂き 血を滲ませ 作りあげた 210曲入りフルアルバム
誰に聴かせる訳でもなく 退屈しのぎに爪弾いた安物ギターが奏でる自然なコードと それに飛び乗るあやふやなメロディーが 奇天烈な言葉達を受け入れる時の愛くるしい笑顔
尊ぶべきはどちらか?
世界は腐っていると知った 罪人は数えきれない あるいは彼等だってそう 黒幕を引きずり堕ろせ この魂は従わない 燃やせ 灰は天高く昇り 死の雨を降らせ 世界の終わりを演出しろ
そこから また 始めればいい
眠らせて
あと368
もしも僕が天才Voだったら 飲み物さえ通らなくなる程の この喉の痛みも知り得なかったろう
もしも僕が天才Baだったら 人知れず繰り返される独り演奏会に 絶望を招待する事も無かったろう
もしも僕が天才ソングライターだったら ギターを抱いたまま眠り その夜の中で夢に置き去りにされる事も無かったろう
僕は きっと 誰より めぐまれている
だけど もしも僕の願いが叶うなら 僕は音そのものとなり 君のその純粋な耳から侵入し 君のその純粋な魂に寄生し 生きていたい
そして 愛して欲しいんだ
あと369
2005年08月22日(月) |
ショットガン・パーティーは当然の出来事だった |
Rock'Roll
昔話でしか聞いたことが無いけど 本当にそんなモノは存在したのか?
今となっては信じる術もないのか?
―ある想像に基づいて―
俺のプライドが悪魔とブライダル・ウェディング ショービジネスへと続くバージンロード 新婚旅行は魂の墓場 草場の陰で罪の無い赤子を産み落とし 明日の夕食の為に軽々しく売り飛ばせ
そして悪魔は囁く 「泣くことなんてないよ だってまたつくればいいだけの話なんだから」
…音楽っていったい何なんだ?
こんな結末しか用意されちゃいないのか?
あと375
午前1時87分 道端の学会 答えも出ぬまま ただ時間だけ過ぎていく
1つの幸福論 俺の中のサディストが 俺自身を痛め付ける そして 捨てられたボロ雑巾に包まり笑うのは 俺の中のマゾヒスト
アンチ・ロックンロール・システム ショッピングモールに出掛けたら 俺の為に嫌味な位上品な襟付きシャツを選んでおくれ ネクタイは今はいらないよ だってyokは政府が提案する『クール・ビズ』に賛同しているんだから あと いい美容室をしっていたら紹介してくれよ 日曜の朝刊にはさまれた 三流モデルみたいに 笑ってみせるから
俺は歌を歌うに値する人間だろうか?
いや 歌うという行為に 値するも何も無い
歌いたきゃ歌えばいいし 嫌になったらやめりゃいい 簡単な話だ
天性の才能 クソ喰らえ
絶対音感 クソ喰らえ
ヴィブラートにファルセット 知らねぇよ
教科書は あの日の夕方 校庭の隅で灰になった
先生は あの日の夕方 俺を灰に変えた
色彩を失い 風に舞い散り 俺は俺を見捨て 終わることの無い回廊を ひたすらに彷徨った
俺を繋ぎ止めたモノが音楽なら 俺を葬り去るのも音楽だろう
いつでも音に誠実に
2005年08月15日(月) |
悲しみの海で死ぬまでテメェの亡骸でもひきずってろ |
俺の様な下手クソが歌わずとも 別の誰かがずっと素晴らしい歌声を聴かせてくれるだろう
空から舞い降りた歌姫 着飾る事を知らない振りのポップコーン・スターチ ラブ&ピース &陽気なフリースタイラー
俺は胃の底から込み上げる吐き気に便乗し 異臭を放つ嘔吐物となり でたらめな勢いで五線譜を駆け上がる
そして気が済んだら便所へまっしぐら 流れ着いた先はプランクトンの墓場で 天地も重力もあったもんじゃないけど 幾分ここよりはマシだろう
目をそらすな 誤魔化すな 真実はここにある
さぁ息の続きをしよう
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