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■ 彼女からの贈り物。
それは、予想していた小さな包みではなく まず冷凍便でやってきて わたしを驚かせました。
開けてみると次から次へと手品のように 色々なものがテーブルの上に列をなし それをみて小吉は、たいそう無邪気によろこびました。
美しい海の便箋にぎっしりと並んだ文字は わたしの初めて目にする、彼女の肉筆であるはずなのに
文字の書き慣れた人のもつ独特のリズミカルな筆致とか 包まれてきたモノたちの、一見脈絡のないもののようでありながら 実はそれらすべてが 彼女の素朴な価値観を表現するに十分な空気を含んでいることなんかから
わたしは、ずっと前からこうして手紙を交わしていたんじゃないかと思うほど 彼女のほんわりとした優しい気持ちに すんなりと包みこまれていったのでした。
きっと色んなことを考えて考えて 受け取るわたしの気持ちもたくさんたくさん想像してくれて できるだけ重くならないように それでもありったけの気持ちを込めてくれましたね。
会えばきっと、尽きない話に時間はいくらでも流れるでしょう。 どんな小さな他愛もないトピックでも オカシイほど盛り上がれそうな。 笑いの沸点のピンポイントな低さという、まれに見る貴重な共通点を わたしは彼女に見つけてしまいましたから。
写真でしか見たことのない彼女を想像しながら わたしは小吉と、『ひよ子』を食べました。
ひさしぶりに楽しい贈り物を 本当にありがとうございました。
2006年08月29日(火)
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