お嬢の日記
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私が見つけたラッキー♪

2006年10月29日(日) 祭り。

何年かぶりの遠出のイベントに臨時の参加。
会場の公園がとてもまぶしくて。
Tちゃんの知り合いの場所で少しのお手伝い。
広い秋晴れの公園の賑わう人々と出店が並ぶ。
昔懐かしい臼と杵がお祭りらしい。
子供も異国の人もかわるがわる。
とても楽しそうな光景を眺めながら。
出来たての御餅の製造係を務めて。
飛ぶように売れたパックの数々。
だけどお祭りどころではない。
心境と身体が心配で・・・。
立ち寄ったいつもの水晶の宝石を。
眺めて帰る休日の帰路。


2006年10月28日(土) 不審。

いつもの場所の帰り道。
昨夜の少しの時間が怖くて。
改めて思い知らされる。
痛くて変わることの出来ない心・・・。


2006年10月27日(金) 早朝。

一人で歩く早朝の堤防。
澄み渡る大きな空と朝もやに包まれて。
夜は私の好きな夜景がとても綺麗な。
まだ緊張のとれない。
震える指で送った少しのメッセージ。
Tちゃんのご両親の車で。
貰って帰る2ケースのお水。


2006年10月25日(水) 暗幕。

今日はライン長さんの側を離れて。
出向で来ている方の指示で。
3人で組むチームの一日。
慣れない作業にさりげなく気遣ってくれる二人。
お昼からの今日のトレイに並べられた。
たくさんの小さな茶色の試験管。
カーテンを閉めた暗い3つの暗幕の。
緑色の手術着の様な服を着て。
ゴム手袋と顕微鏡の中で光る試験管。
心臓病や癌の治療に使われる。
やっている仕事の内容に緊張の毎日。
ガラリと変えた生活習慣。
いつもの薬で早くに眠る毎日。


2006年10月24日(火) 硝子。

今日は4本の小さな試験管の透明の液体の。
4本が持てなくて一本を割ってしまう。
照明のライトの光で舞う小さないくつもの粒子。
今までで一番苦手の。
「出来ると信じること」
この間彼の言ってくれたことを思い出しながら。
悪戦苦闘で終わった今日の一日。
いつもの場所で頂いたノリの良い曲調の。
カセットテープから流れる音で目覚める朝。


2006年10月23日(月) 緑色。

試験管の白が終わって今度は緑色の世界。
やっとほんの少し慣れた頃に少し大きめの試験管。
また3本を持てなくなって。
しばらくこんな感じが続くのだろう。
今日も一人で食べるお昼。
Oちゃんも今日は新しい世界で。
休憩時間のNちゃんと緊張の少しの会話。
Tちゃんの体調が良くなくて・・。
3ヵ月後はどうなっているかわからないけれど。
いつもお世話になっている。
心安らげる薬たちに囲まれて。
無心に働ける環境を幸せだと感じる。



2006年10月22日(日) 歌詞。

とても綺麗な澄んだ歌声に包まれて眠る夜。
この間買ったばかりの最後の一曲。
横文字の歌詞が心地よくて。
解読してない横文字のメッセージを抱いて。
変わることのない心と。
ルビがふってあったら口ずさめるのに・・。


2006年10月21日(土) 土曜。

大好きなコーチの残り少ないレッスン。
元気いっぱいのいつも笑顔が素敵な。
コーチと交わす少しの会話。
「東京弁でどうやってレッスンしよう〜」
もうすぐ名前を読んでくれることもなくなる。
思い出とたくさんの元気を貰った。
後一月出来るだけ参加したいな・・。


2006年10月20日(金) 一週間。

Tちゃんの居ない週末の朝。
新しい職場で迎えた初めての週末。
今日は大きな食堂で食べる一人のお昼。
一日4回の着替えも仕事もまだまだ慣れなくて。
初めて25分単位で働く7時間。
やっと3本の試験管を持てるようになったかな・・。
慣れない手つきの悪戦苦闘の一週間後の。
今日の少しの成長。
パートも社員も差を感じさせない。
プロ意識の高い職場の。
25分で360本をこなす。
プロの先輩達と同じフロアで。
ライン長さんの横で60本が精一杯の今の私。




2006年10月19日(木) 移動。

朝礼後すぐに着替えを済ませて。
保健婦さんに連れられて現場を抜ける。
職場の近くの病院で一人で受ける健康診断。
お昼からは初めてTちゃんの居る。
プロのフロアに移動して。
初めて目にする戦力ばかりの現場の光景。
3本の試験管を一定のリズムで。
職人のような世界に足がすくむ。
やっと少しの合格ラインを貰って。
ここへ来れたのだけれど。
緊張感から手順も忘れる始末。
まだまだ意味も区別もわからなくて。
「最初は皆そんなもんよー」
人一倍仕事の出来る器用なTちゃんと。
毎日励まして貰って一緒に帰る帰路。



2006年10月18日(水) 褒美。

昨日に引き続きライン長さんの横で。
教育実習の一日。
入社前の適性検査のテストを数回繰り返す。
やっと合格ラインを貰った3日目。
メールのパスワードを貰ってPCの説明を受けて。
事務職しか経験のない全く違う世界に。
戸惑いの毎日。
寄り道のTちゃんがとてもお気に入りの。
立ち寄った専門の石のアクセサリー売り場。
とても綺麗なブレスレットを見つけて。
ちょっと高いけど今度ご褒美に買おうかな・・。


2006年10月17日(火) 朝礼。

昨日は朝礼に間に合わなかったので。
ラジオ体操の後。
殆どが女性ばかりの皆の前で。
朝礼後前に出て簡単に挨拶をする。
一本の試験管のたくさんのミクロの世界は。
なかなか理解出来なくて。
社員さんが殆どの今はそれぞれの教育のフロアで。
丁寧に教えてくれるライン長さんの横で。
肩身の狭い一日。
明日は少しはわかるようになるかな・・・。


2006年10月16日(月) 朝。

「おはよー」 
少し緊張気味の。
初出勤のTちゃんと一緒の朝。
3つもあるロッカーと複雑な作業着と。
不器用な私に何から何まで。
面倒を見てくれるTちゃん。
採用の合否待ちのメールの。
「もし受かったら凄い縁やなー」
小学生の時からの私にはたった一人の。
幼馴染のTちゃん。
仕事のよく出来る人の面倒見のよい。
男勝りがカッコイイ。
午前中は3人の上司からの研修勉強会。
案内して貰った広いいくつものラインと現場。
手渡された宿題の3枚のレポート用紙。
Tちゃんからの「書くことが多い」予備知識。
「疲れたやろー」
そう言ってくれて乗る帰りのバス。



2006年10月14日(土) 報告。

仕事は縁がなかったけれど。
早くみんなに会いたいなって思える大好きな人達。
延期になったカラオケ大会。
来週からは再出発の旨をまだ伝えてなくて。
短い期間のこんな私を心配してくれる人達。
少しだけ時間を下さいね。
まだ勇気がなくてごめんなさい・・。


2006年10月13日(金) 夜会。

挨拶をすることのなかった心残りの。
「また行きましょう」
その言葉に甘えて乗り込む通勤時間帯の車内。
ゆれる電車の窓から見える町並み。
大きな映像のスクリーンの前で見るニュース。
仕事帰りのOLやサラリーマンでいっぱいの。
久しく歩く東通り商店街。
割引のチケットを貰って入る居酒屋。
薄暗い仕切りの空間のとても雰囲気の良い。
視野が広くて顔の広いとても社交的で。
だけど人の痛みも知ってて。
とても素敵な生き方の家では家族思いの。
誰かに相談したり頼ったりしながら生きていくものだと。
話題なんて何でも構わないんだと。
「何時なんでも待ってます」
張り詰めていた緊張が解けた数時間。
テーブルの上に並んだたくさんの料理と。
甘いカクテルと冷たいグラスに注がれた白いワイン。
最後の意向は添えなかったけれど。
少し酔いから醒めない彼を見送って。
お酒の力にも勝てないシラフの状態のいつもの私。
夜に一人で歩く都会の街は。
楽しく過ごした時間の分だけ。
いつもに増して寂しさを感じて辛くなる・・・。






2006年10月12日(木) 平日。

罪悪感の平日の昼間。
いつも選択の間違いは辛抱が足りないんだろうか・・。
全てが人並みでないからせめて。
何らかの形で社会の一員でいたい。
引きこもってしまうのが怖くて。
皆が働いているのにこうやって外に出る平日の昼間。
久しく新しい曲を聞いていない。
中古で買った2枚のCD。
初めてネットに繋がったOちゃんとの少しの時間。
ここでもよろしくね。
重なるように頂いた深夜のメッセージ。
来週からの再出発に少しのご褒美いいよね・・・。


2006年10月08日(日) 買物。

乗り継ぎの電車を降りた明るく開けた町並み。
オープニングの間もなく足を運んだ。
今日は恒例の晩ご飯と散歩でない。
幼馴染のTちゃんとのウインドウショッピング。
大手のスーパーとショッピングモールの繋がった。
行楽地のようなとても大きな広い空間。
お昼時のいくつものお店が並ぶ食堂街。
同じお店で買ったバーゲン品の数枚の普段着と。
同じ場所で買ったリュックとカバン。
何年かぶりに食べたハーゲンダッツのアイスクリーム。
普段は一人の時しか買い物の出来ない。
Tちゃんと一緒に選んで貰って。
多く一緒に居ることの少ない。
だけど隣が自然に心地良い。
いつもと違う手提げ袋。
高価な物でなくて。
当たり前のようなこんな時間を幸せだと思う。





2006年10月07日(土) 季節

もの悲しい季節が肌寒い週末の夜。
気持ちの切替えのまだ出来ない私。
友人のOちゃんを見送って。
元気なコーチの残り少ないレッスンの後。
「おめでとうございます」
脱衣所で交わす少しの会話。
「元気?」明るい声で貰った電話。
辞めた今をも心に沁みる心遣い。
切なさを感じる時に口ずさむ。
殺風景な部屋に流れる。
そんな私の少しの心地良い時間。


2006年10月06日(金) 迷路。

進む道がわからず迷いを感じるのなら。
時には何も考えないで川の流れのように。
全てを時の流れに身も心もゆだねて。
そんな生き方から始まる何かが。
見つかるかもしれない。


2006年10月04日(水) 目視。

お昼休みのとても大きな建物の正門で。
Tちゃんが笑顔で迎えてくれる。
度々の挨拶に「固いよ」と笑うTちゃん。
待合のテーブルで一緒に飲む頂いたコーヒー。
とても親切な人事担当の女性の説明を受けて。
戸惑いながら初めて着る作業服とクリーンルーム。
ライン長さんの「作業の仕事したことある?」の問いに。
「事務の仕事しか経験はありません」と答える私。
何度も丁寧な説明を受けて。
15分で15本の試験管とミクロの世界。
出来は最悪でTちゃんに申し訳なく面接は諦める私。
合格ラインでなかったのに通して貰った応接室。
Tちゃんの紹介と内助の功も手伝って。
パートの雇用だけれど憧れの業界で働くチャンスを頂けて。
偶然あの人と同じ業界の。
畑違いの職種にチャレンジの3ヶ月。
一週間後はTちゃんと一緒の朝。





2006年10月03日(火) 写真。

はるか7年も前の無くしたはずの。
初めて作ったワードの書類に包まれた懐かしい写真。
建築現場での契約アルバイト時代。
一年と少しの私には一番の思い出深い。
仕事帰りの二人だけの。
今度は友達とでもと言って。
連れて行って貰ったルミナリエ神戸。
感動の止まることのなかった黄金の光の世界。
口の荒い浪花の気性が心地良かった人柄の。
作業服のまま一緒に電車に乗った。
男性ばかりの女性は私だけの。
「お嬢」と呼ばれ続けた名付けの上司。
自分専用のヘルメットと長靴が懐かしい。
タバコの煙と砂埃と何もない平地から。
今は完成した立派な老人ホーム。



2006年10月02日(月) 話題。

メアドを交わすことのなかった。
突然彼女から貰った深夜のメッセージ。
全てが非の打ちどころのない一つだけ年下の。
女性としてなんとなく感じていた共通点の一つ。
時の経過と共に変わっていく思考。
長けた能力と人柄を持つ彼女の。
「違った意味でのイイ仕事と素敵な生き方」
自然体できっと待っている未来の。
コミュニュケーションが下手な私が送った。
少しのメッセージ。



2006年10月01日(日) 空白。

何もかもが白紙になった今。
誰も居ない部屋で焼くケーキと何通もの手紙と。
同じ本を持ってたYちゃんの電話。
ひとりを強く感じる時に聞く好きな曲は。
日記に綴る私の心・・・。


お嬢 |MAIL

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