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Mi Pensamiento Diario

孤独な留学生

今日はお昼近くになってから起床。本当にもっと早く起きるつもりだったんだけど、昨日寝る前に日本の歌の歌詞検索をしちゃったら寝れなくなっちゃった。だって懐かしい曲の歌詞がガンガン引っかかってくるんだもん。ついついそれを口ずさんでいたら時計はいつの間にか夜中の3時を指してました。本当に歌詞検索は危険だね。ここはカラオケボックスじゃないから音も何もないけど、ピンクレディーの歌を調べたときには思わず全部歌いそうになっちゃった。っていっても波乗りパイレーツのメロディだけはどうしても思い出せなかったの。あとは12曲全部OKなんだけど。そのうち振り付けを覚えてるのも何曲かあるし。A面の曲ばかりでなくB面の曲とか12チャンネルでやってた「ピンクレディー物語 星から来た二人」とかの歌詞も載せておいてくれればよかったのに。ドリフがやってた西遊記の人形劇があってでしょ。あれの曲、スーパーモンキー孫悟空でもOKかな。ピンクレディーが好きだったのでついついマニアックなことを書いちゃった。あとはアニメの歌もちょっと見たんだけど、いろいろ出てた。ペリーヌ物語とかあらいぐまラスカルとか歌っちゃった。あと母をたずねて三千里も。ってこれみんな日曜の7時半から8チャンでやってたカルピス子供劇場でやってたのかな?
こんな危険な歌詞検索は今日はやってません。だってマジにレポートを書かないとまずいから。でもその前に宿題を片付けないといけないって思って、お昼から気合を入れて宿題に取り組みました。おかげでたった3時間半で終えることが出来て一安心。っていうか内容がかなり適当だから。せっかく勉強できるチャンスを作ったのにこんなんでいいのかなぁーってちょっと反省をしたものの、今は締め切りに追われてるので形だけでも終わってるように見せないといけないって思って自分の行ないをあまり省みなかった。あとでゆっくりと反省する予定。で、ここからすぐにレポートを書き始めたかというとそうではないの。まずは資料をダウンロードして、いつでも見れるようにしたの。ダウンロードするためにはもちろんネットにつながなきゃいけないんだけど、ここでまた悪魔がささやくの。ちょっと他のところも見てみない?って。そんな訳でまたまた悪魔に魂を売り飛ばしてしまったムースです。

さて、今日は悪魔に魂を売り飛ばしたといっても歌詞検索はすることなく、とりあえず新聞を読んでたんだ。どこをどういったんだかわからないけど、海外向け朝日新聞のサイトに到着。ここでコラムっぽいものを読んだんだ。最初は適当に見てたんだけど、そのときに留学生のコーナーがあったからちょっと見てみたの。そのコーナーへは「ここ」からどうぞ。ニューヨーク近郊にいる日本人留学生が多いみたいだったんだけど、その内容は華々しい留学のイメージとはちょっと違うものだった。ムースが拾い読みしたものも今の自分の気持ちを表してか孤独っぽい題名のものを読んでたんだけど、どれもが孤独に耐えた結果今ここにいるって感じに思えたんだ。中にはアメリカに来たのに日本人同士で固まっている学生寮のコラムも読んだけど。どれもこれも留学って聞いたときに持つイメージとはかけ離れてた。多分ムースが語るスペイン留学の話を聞いたら多くの人は華やかなイメージを抱くだろうね。なぜかっていうと楽しい思い出が多かったから。多分滞在した期間の半分近くは楽しかったと思うんだ。もちろんつらい思い出もたくさんある。なぜそれを話さないかっていうと思い出したくないって思ってるのかもしれない。それに楽しい思い出の方が強烈だから、イヤな思い出を思い起こさないで済んでるのかも。でもイギリスのことを聞かれればきっとイヤな思いが止め処なく出てくることと思う。楽しかった思い出なんてホンの一握りだったから。
イギリスにいたときは孤独な思いをしてた。ただホームスティをしてたし、ホストファミリーと話す機会がたくさんあったからどうにか耐えられたけど。学校に日本人がいなかったってことはなかった。8月は半分くらいだったけど、9月になって夏休みの短気留学を終えたヨーロッパ人が帰った後は英会話学校の7割くらいは日本人だったと思う。ただ単に輪の中に入っていくのが下手な人なんじゃないの?っていわれるとそうですって答えるしかないのかもしれない。でも、ポーランド人のグループの中に混ざってたり、コロンビア人のグループの中に混ざってたりすることは出来たから、輪の中に入っていくこと自体が下手でもないのかもしれない。何だろうね?不思議。別に見た目が外人っぽい訳でもないし。一重まぶたののっぺりした顔に黒髪だったから、誰がどう見たってアジア系ってわかるんだけどなぁ。何か変なオーラを出しまくってるのかな?人を寄せつけないオーラ。全身にくさやをぶら下げて歩いてる訳じゃないんだから、もうちょっと人が寄って来てくれてもいいと思うんだけど。
話が脱線しちゃったけど、これを読んだらアメリカに留学してる人の多くは孤独な思いをしてるのかなって思ったんだ。ムースがスペインにいたときのように、バランスよく友達付き合いが出来てる人はきっと楽しい留学生活を送ってることだと思うけど、そうじゃない人は孤独か日本人同士で固まってしまってるのかなって感じたんだ。だから何年アメリカにいようとも英語が思ったほど上達しないし、そのジレンマに悩まされていたりとか。もちろん、楽しい思い出をたくさん作れればきっとあとで笑って話せるときが来るだろうね。でもそうでないとつまらない思い出ばかりが残っちゃうんだろうなぁ。スペインにいるとき、3ヶ月くらいしたら志半ばで日本へ帰っていっちゃった人も見たし。ムースが直接知ってる訳じゃないから詳しいことはわからないけど、聞いたところによると何となく来たけど思ったようにいかなくって帰国したみたい。ムースはあまり日本人の友達はいなかったからよくわからないけど、きっとうまく行かないで帰ってしまった人もたくさんいるんだろうな。あの当時、夜な夜な街を歩く日本人は限られてたし、その人たちの多くは雑草のように踏まれても涙を流してもくじけずにいたけど。昼間普通に勉強してた人たちは孤独を感じてたのかな?
留学をする前は多くの人が夢を見ていたことだと思うんだ。それがいざその国に来てみて、現実を目の当たりにして、それを1つ1つ受け入れなければいけなくなったとき、どこかでムリが生じてるのかもしれない。許容量を越えるだけの現実が目の前にあったり、もしかしたら想像以上の高い壁が目の前に立ちはだかってしまって意気消沈してしまったり。そのときに上手にそれらを消化できればいいけど、胸につかえたまま、吐き出すことも出来ず、ムリに消化させようとして苦しくなってそのまま身動きがとれなくなったりすることもあるだろうね。悪循環をしてるとき、周りの人はよく見えてるからこれを断ち切ってみれば?って感じで助言することも出来るけど、亜循環の渦の中心にいると何がいけないんだかわかんなくなっちゃうよね。客観的に自分のやってることが見えなくなっちゃって、1人で苦しんで、そのまま倒れてしまうじゃない。孤独な人ってこんな感じじゃないのかなって思うことがある。って自分のことなんだけど…。
日記才人に登録されてる留学生の日記を見ると学生生活を楽しんでいるように思える人もたくさんいるから、みんながみんな孤独って訳ではないと思うけど、孤独だった、寂しい思いしたっていう話はよく聞く。せっかく高いお金を出してまで外国に勉強しに来たのに、その大半が孤独との戦いだったっていうのも何だか寂しい話しだよね。日本では得ることの出来ない何かをたくさん得て、人生の肥やしに出来たらどれだけいいものかなぁーって思う。孤独との戦いに勝ったものだけが得るんじゃなくて、みんなが何かを得ることが出来ればいいのに。
何だか自分にいい聞かせてるみたいになっちゃった。

それにしても「こっち」の記事には笑っちゃった。サウスダコタっていうところはそういうところなのね。メモしておかないと。
きゃー、レポート書かなきゃー。明日提出なのに…。今晩寝れないよ…。


2002年07月14日(日)




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