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■ サンダーバード(吹き替え版)
原作(人形劇)に至る前のお話なんですね。原作ではアランくん既に大活躍ですもんね。 えーと、この作品はV6が吹き替えをあてるというので、吹き替え版が観たかった私と、字幕版を観たがった弟の意見が合わずにDVDレンタル開始まで待つことになった作品です。 で、感想。
「あー、うん。おもしろかったです」
……映画館で観たかったかと言われると微妙。特に印象に残るようなストーリーでもなかったし。あぁ、ただペネロープさんが原作より格好良かったのは印象的かなぁ。人形劇であのアクションは出来ませんもんねぇ(笑)
あと、原作だと確かトレーシー一家が国際救助隊なのは極秘なんじゃなかったでしたっけ。敵役が使用人の兄だとか、あんな簡単に居場所突き止められちゃったりとか、一応原作も観ていた世代としては、ちょっと複雑なところですねぇ。 ただ、ティンティンという女の子は原作にもいたように思うので、全然別物っていうわけでもないみたいですねー。うーん。
それにしても印象うっすい内容でした。キャラに厚みがないせいでしょうか。 アランは、少年特有の自信過剰で小生意気な高校生だったし、お兄さん達は殆ど確約の場がなかったし(笑) 多分メインの1つであろう父親とアランとの対立から和解への道筋も、アランが困難を乗り越え自信を付けたことで父親への信頼を強くし二人は分かり合うとかいう、何かこう、もうちょっとひねろうよと言いたくなるような安直なストーリーテリングで、まあ、エンターテイメントとしては面白かったですが、作品としては、今ひとつでした。どうせやるなら、もうちょっとアランに挫折とか味わって欲しかったし、成長するのは最後の最後まで取っておいてどどーんとやってほしかったなぁ。
昨日、アズカバンの囚人を観ているせいか、余計にトレーシー一家のキャラクターの薄さにちょっとガッカリでしたね。
でも他のアクション映画のように「単純なストーリーを楽しみたい」場合は結構お薦めかな。単純で面白かったですよ。原作を知らない方が楽しめたのかもしれませんねー。
2005年01月21日(金)
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