きまぐれ日記
せいあ



 アズカバンの囚人を見たですよ。

今更ですか。……その通りです。
いや、劇場公開の予告を見た時は、行きたいなーと思ったんですよ。
んが、如何せん一緒に行ってくれる人が弟しかいなくて(寂しくて悪かったなえーん)、その弟が前作にちょっとがっかりしていて、今回もDVDが出るまで待とうとかいうことになっちゃってですね。
で、去年からずっとバタバタしてて、やっと今日思う存分「暇だ〜」という時間を(弟が)取れたので(私はいつも暇です。……くすん)レンタルビデオ屋さんで借りてきました。

それこそ今更ネタバレなんてー、と思うので書きますが、相変わらず悪人風です、スネイプ先生。そして前回の腰抜け先生に代わって入ってきたルーピン先生は最初から最後まで格好良かったです。

あと「あのネズミが〜っ!?」とか「ハーマイオニーちゃん、かっこ可愛い〜」とか色々言いたいことはあるんですが。

取りあえず、次回作への期待をものすっごく突っついてくれた上に、見応え充分な作りになってました。タイムパラドックスをうまく利用してましたね。あれ以上複雑にするとエンターテイメント性が弱くなってしまうような気がするので(見ながら考えるのって疲れるもんね)、あれぐらいがちょうど良いかな。
しかしダンブルドア先生は一体どこから何まで知っているのかなぁ。

一瞬、最終的にダーズリー一家からおさらば出来るのか!?と期待したんですが、そこはそれ、やっぱり王道、お約束の道を行くんですね。ハリーの両親と親友のエピソード、随所にちりばめられた両親の面影、もちろん、今回も次回や全体へと繋がる伏線はあるわけですが、それより、そういう細々としたハリーの輪郭をハッキリさせるようなエピソードの方に心惹かれました。

でも、メインファクターの一つがハリーの友達と繋がってるあたりはやっぱりこういう物語のお約束ですかね。

現在、最終回に王手がかかってるんでしたっけ、原作。
確かニュースでは返品・在庫の山になったとかって聞きましたけど、映画はどこまでやるのかな。つーかちゃんと最終巻でるのか?
殆どの人が「映画1」→「続きが気になって原作」という流れで読んだんじゃないかと思うんですが、そういう人たちが途中で減速して読むのを止めちゃったのは、ただ単に俄本好きが興味を失っちゃったからなのか、原作自体の魅力がなくなっちゃってるのかが気になるところです。

そもそも、翻訳版ってビミョーですからね。
最初から日本語で書かれている物語とは絶対的に違う雰囲気があって、それに慣れないと物語を素直に楽しむことは出来ないし、翻訳者の力量によって内容が全然変わったりしますし(私が読むハーレクインなんかも結構翻訳者の力量が歴然とするものだったりする。言い回しが古くさいと面白くないんだよね)。
なので、出来れば、物語の質は現状(アズカバン)のまま、ずーっと行って、最終巻まで映画化されてほしいなと思います。

そう言えば原作を読んでいる知人は、原作ではハリーはかなりの大人になってるとか、恋愛が絡んでくるとか、噂ではハーマイオニーかロンかどっちかが死ぬらしい!?とかいう本当か嘘かわからないようなものも聞いてるんですけど。どうなんですか。知りたいような知りたくないような。

しかし、こんなに作り込まれた緻密で繊細かつ壮大な物語を、子供に読み聞かせるためだけに作ったという原作者さんの力量と、それを(忠実にかどうかはわからないけれど)映像化した監督さんには脱帽です。

さー、明日はサンダーバード(吹き替え版←ポイント)観るぞー。




2005年01月20日(木)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加