きまぐれ日記
せいあ



 ごくせん2

白金学園を潰す必要があったのか、クマが、南が、野田が、うっちーが、そしてなにより沢田が帰ってくる場所がなくなっちまったじゃねーか。
いいやそれより第1シリーズを見続けて心の中に生まれたキャラクターに対する愛着心はどうしてくれるんだ。

……と、今回殆ど前作とつながりのない(クマが出たのが唯一の救いか……いや、猿渡教頭との掛け合いも大好きだけど)シリーズに反発する気持ちはたくさん、たくさんあるんですよ。

んが。

てっぺいちゃんが。てっぺいちゃんが出てる〜。
何か髪型のせいなのか、彼はウォーターボーイズ2のころより顔がしゅっとしましたねぇ。
私の中では唯一、彼がごくせん2に出ていることが希望ですよ。

というわけでこれからは、ごくせん1のことは(泣く泣くですが)きっぱり忘れて見ようと思います。
どうやら、前回で言うところの沢田のポジションはー、とかいう関係はないみたいですしね。むしろ、そのおかげで前作と比べて見ずに済むかもしれません。
出来れば卒業SPをなかったことにして、そこへ至るまでの白金学園での彼らの活躍を見たかったところですが。

今更あのメンツに集合かけるのは予算的に無理か。と諦めます。

まぁ、比べるとするならば、あの隼人というコと竜というコが沢田に近いですか。
で、てっぺいちゃん(啓太)がクマに近いのかな。一番先に懐きはじめてますもんね。隼人と竜と小学校からの付き合い、というのも、沢田とクマの関係に似てますし。

でも、前回の3−Dはある程度仲間としてのまとまりが取れていたこと、沢田というリーダーが、根は真面目で責任感のある、真っ直ぐな人間だったのと違い、今回はリーダーらしい近辺はみんなヒネてますからねー。これがどう、12話でまとまったクラスになっていくのか見物です。

あと、前回は「全員揃って卒業させるぞ」「あいつらみんな退学にしてやる」図式だったのが、今回は「全員このまま卒業なんかさせねぇぞ」「あいつらは問題おこさなければ見て見ぬふり」という、在る意味、真逆の図式に変わっててちょっと興味深かったです。

はてさて。竜と隼人との対立は最終回まで続くんでしょうかねー。これが大筋になりそうな感じですが。公式HPの相関図を見る限りでは。

竜と隼人とを比べると、若干、竜の方が大人ですね。
ヒネているのはどっちも同じ、醒めているのは隼人の方かもしれませんが。
取りあえず、夜中に道路工事のバイトをして稼いだお金だと知るや、義理を果たそうとする辺りは大人な感じがします。口ではああ言ってますが、既に彼はやんくみを認め始めているんでしょう。

さて、今シリーズもさえ渡っていますね、やんくみ節。
あの、最後の最後に爆発するドスのきいた怒鳴り声で思わず全員気圧されちゃうところとか、実はものすっげーケンカに強ぇとことか、今時大人も子供もこっぱずかしくて言えないような真面目なことを至極真面目に口にするところとか。
見ていてスカッとします。

啓太は、やんくみの、あの「真正面からぶつかるエネルギー」を感じ取ったんじゃないでしょうかね。本気で怒ってくれる相手が現れたことに対して、何かを感じたんじゃないでしょうか。いち早くやんくみの純粋さを見つけられたのは、あの中で彼が一番「まだ諦めていないから」なんじゃないかと思います。

あと笑ったのが東くん(馬場先生)。
かの東京ラブストーリーを筆頭にしたトレンディドラマブームの時代には、颯爽とした二枚目役が定番ポジションだった彼が、今はどこをどう間違えたのか芸人ポジションですよ。ほんと、どこをどう間違ったんだろうねぇ。。。

しかし、クマの変わってるんだけど全然変わってない、やんくみへの懐きっぷりとか、あぁ成長したんだなぁコイツと思えるようなところとか(隼人に金をつきかえしてやんくみのことを教えるシーンね)、ついSOSをやんくみにしちゃうところとかは泣けました。うぅぅ。クマ。ごめんクマ。キミが出てくれたのも嬉しいけど、出来れば私は野田も南もうっちーも沢田も見たかったよ。

これはもう1はなかったものとして、2は完全に新しいごくせんが始まるものとして見た方がいいですねー。でも、そう思って見れば面白かったですよ。普通に。

シリーズ物の場合、1シリーズ目に比べて2シリーズ目は、1シリーズが面白かった分の期待も加味されるだけ脚本も難しいと思うんですが。
是非、前のシリーズを彷彿とさせない新しいごくせんを見せて欲しいと思います。

というわけで、来週からの感想には前のシリーズのことはなるべく書かないようにします(というか書かないで済むような脚本作ってくれよー。頼むよー)


追伸。
2が始まったのに触発されて、持ってるDVD見直してたんですが。
バンちゃんが出てた。
いやー、気づかないもんですねー。
まさか、こんなところにデカレッドがいるとわ。
8話でちらりと一瞬見かけて「おや?」と思い、エンドロールを見たら紛れもなく「さいねい(だから漢字がわからんのよ……)龍二」の文字が。
そして9話ではしっかり台詞付きで出演。髪型がかなり短かったですが、紛れもなくバンちゃん。

その後オレンジデイズに出演した成宮くんや、あずみに出演した小栗くんや、ウォーターボーイズに出た佑磨くんや、ウォーターボーイズからオレンジデイズへ出演した瑛太くんや、ウォーターボーイズに出てて今度の、やさしい時間に出ているらしい田中圭くんや、その他もろもろ。

こんな端っこに出演していた(いや成宮くんとか小栗君とかはまぁ別としてね)彼らが別の番組で結構大きく出世したりしてるの見ると感慨深いですねー。

そう言えば、9話に出ていた黒崎役の塚本貴史さんは元ライダーだとか。
ちょっと畑は違うけど、ヒーローの先輩と共演してたんだねバンちゃん。
今度は本物の刑事になったんだよねバンちゃん。

と、思わずさいねい君フィーバーしちゃった深夜0時半でした。



2005年01月15日(土)
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