きまぐれ日記
せいあ



 めだか

うっかり第一話を見逃してしまったので「もういいやー」と思って2話目も見なかったんですが、ついうっかり今日3話目を見ちゃったら意外に面白くてもんどりうってます。
予告で散々、瑛太とミムラのキスシーンが流れてたので、これは原田泰造と瑛太とミムラの三角関係とかになるのか?とか思ってたんですが、どっちかって言うと「さよなら、小津先生」に近い感じのドラマみたいで、しかも1話目だか2話目だかに瑛太エピソードがあったみたいで、すんごい後悔。
だって今日の話も面白かったんだよー。うぁーうぁー、なんかね、なんかね、瑛太がね、「ごくせん」の終盤の「ヤンクミを信頼している沢田慎」みたいな態度を取るわけですよ。何があったんだ瑛太エピー!
取りあえず、来週からはきっちり見ていようと思います。

……でも、最近のドラマはクールが短いので、1話目2話目を見逃すと、結構何がなんだかわかんなくなりますね。そもそも、キャストの名前すらわかんない(T-T)

感想を書くほどまでにハマるかどうかはわかりませんが、意外に面白くてお薦め、です。……あー、あとラストクリスマスは母親がハマっちゃって巻き添え食らって私までハマりそうな気配。……ああいう最初は明るいノリの恋愛ドラマに限って後々どろどろするんだよねぇ。。。。(ため息)




一応せっかくなので今週話「めだか」の感想。
初見なので、「めだか」全体の感想になるかもしれませんが。
……「桜木の時は助けたのに〜」「桜木のことは信じたのに〜」こういう台詞が、どこかしら「めだか」ことミムラ演じる目黒先生に甘えているように感じられるのは、そこが定時制とはいえ「高校」という「切り取られた世界」だからでしょうか。
多分ね、どっちの台詞も、これが普通のなんてことはない日常での台詞だったら、単なるやっかみとか、イヤミとかに聞こえたと思うんですよ。
でも、それが突然変貌する。「学校」っていう場所は、本当に不思議な空間だなぁと思いました。
今回は定時制の生徒と全日制の生徒の対立も表面化してましたが、これは実際にも良くある話です。いえ、私が実体験したわけではないですが。
昔、教育研究所の所長――元、私の通っていた学校の教頭でした――がそう言っていたので、間違いはないでしょう。……20年も前ですけど。

ただ、一概に全日制の生徒を責める気にもなれないんですよね。
多分「差別」をして「見下して」いるのは、全日制も定時制もお互い様だと思うから。
それに、全日制の生徒はリアルに十代なわけで、自分の親よりも上の年齢の人が同じ「高校生」として校内にいたら、奇異の目でみたくもなるでしょうし、近寄りがたくも感じるでしょう。ただそれを、一部の生徒が「対立」という図式にしてしまっているだけなんじゃないかなぁ。
全日制の彼らは定時制の彼らを定時制だからと言って見下してますが、まず間違いなく、そういう人間は同じ全日制の生徒に対しても何かと理由を付けて見下す対象がいるんだと思います。
定時制の彼らにしても、隅っこで小さくなっていろとは言いませんが、定時制というだけで偏見の憂き目にあうことはハナから承知の筈。それをいちいち反発するほど、あなた方は子供ではないでしょう? 相手はあなた方より年若い。あなた方はそれをいなせる程、世の中を生きてきているでしょう? と思ったりもします。

この全日制の生徒と定時制の生徒の対立が最終回までに解消されるのかどうかは、わかりませんが。ただ、唯一。定時制の生徒を受け入れていながら、定時制だからという理由だけで偏見を持つことが許されない人物が一人。
全日制担当の先生。お前だ。
仮にも教師なら、人に何かを教える立場の人間なら、諭す側の人間なら、せめて平等に見るべきです。曲がりなりにも定時制の生徒を受け入れているのは、あなた方、教師であり、学校なのだから。
この先生の、定時制生徒への偏見がなくなるといいなぁと思います。

ところで。
ぶっちゃけ、瑛太と原田泰造って、どーなんでしょう。やっぱミムラを巡って争奪戦!?
今週話を見た限りでは、お互いに「危なっかしい目黒先生」を放っておけなくて、でもお互いの存在が何故だか妙に気になったりして、さり気なく牽制しあいながら先生を助けてるみたいな感じでしたが。

それにしてもこの「めだか」。ほんとーに主人公はふつーの人。
「さよなら、小津先生」の時のように、どこか飛び抜けて優秀な能力を持つわけでなく。金八先生のように熱く語るわけでなく。
ほんとに番宣のように、OLが先生になっちゃいました。って感じですね。
だからこそ、視点が視聴者と同じのような気がします。何の取り柄もなく、平々凡々と生きている我々が突然、個性豊かな面々揃う定時制高校の先生になったらどうなるか。
……あぁなるんだろうな。という風に見られますね。
今週話も、先生と生徒というより、確実にお互い対等な立場関係だったし。
目黒先生に、彼らを導き諭す能力があるとは思えません。
だから多分、何だかんだと言いながら結局最後は周囲を巻き込んで成長させ、自らは変革を遂げた「小津先生」とは違い、目黒先生は彼らを成長させるのでなく。
共に、同じ速度で、同じ歩調で、同じ目線で成長していくのかな、と。
そして、そんな姿が周囲の教師達に変革を与えるのかな、と。
何となく、そんな気がします。



2004年10月19日(火)
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