冒険記録日誌
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2021年08月01日(日) ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者(鈴木直人/創土社)プロローグ

 ギリシャ神話アドベンチャーゲームブックの昔のリプレイをUPしていて思ったのが、「もう何年もサイコロをガツガツ振るような長編ゲームブックをやっていない!」という事実でした。
 便利簡単なゲームが普通になっている現在では、やはり長編ゲームブックには面倒臭さを感じると思う。
 この山口プリンでも正直にそう思うのだから、普通の人は言うに及ばず。双方向ゲームブックで手書きでマッピングとか、何の苦行なのか、と思う人がいても不思議ではないだろう。実際に現代の新作ゲームブックは、ゲームブックを知らない人にも理解できるような配慮なのか、ルールがシンプルなのが多い。
 だが、山口プリンはこうも考えた。それがどうした。
 ゲームブックというのは、やり始めるまでは腰が重いが、やり始めると面白いのだ。手書きのマッピング、大いに結構。以前DSで遊んだ「世界樹の迷宮」というRPGは、タッチペンで手動マッピングする楽しさを前面に出して、シリーズ化されるほどの人気になったぞ。何より、昔のリプレイに触れた自分は大いに刺激されたのだ。長編ゲームブックをやるぞ、と。
 というわけで、日本のゲームブックの名作「ドルアーガの塔三部作」に挑戦しようと思います。昔からのゲームブックファンには説明不要かもしれませんが、ナムコの名作ゲーム「ドルアーガの塔」を、鈴木直人氏がゲームブック化して創元推理文庫から出版された作品。ゲームブック版もきっちり60階をあがっていき、悪魔ドルアーガを倒すのが目的です。原作に負けないくらいゲームブック版も面白いと人気で、その後、創土社から復刊されました。ナムコクロスカプコンというPS2のゲームでも、製作者がリスペクトしたのか、ゲームブックのタイトルやアイテム「イラニスタンの油」が使われていたくらいです。
 実は山口プリンは、前にも書きましたが、このシリーズの最終巻はまだ未プレイ。
 第一巻はそれこそ5・6回はクリアしましたし、第二巻も10年以上前くらいに入院した機会にクリアしました。そのときは、創土社版の最終巻が発売されたら、続きを遊ぶつもりだったのに、最終巻の発売が遅れ、その間に2巻までのプレイに使ったアドベンチャーシート(と40階までの手書きマップ)を無くしてしまい、プレイを躊躇しているままズルズル今日まで来てしまったのでした。
 今回こそ30年越しの宿願を果たすべき時だ!
 以上、長い前振りはおしまい。今回はネタバレ全開でいきますので、それでも良いという人だけ読むように。

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 とりあえず、サイコロを振って冒険開始時のギルの能力を決定します。

原戦力ポイント 3
原防御力ポイント 4
原体力ポイント 23

装備 剣(戦闘力+2)、盾(防御力+2)、鎧(防御力+1)、手甲(防御力+1)、兜(防御力+1)

アイテム 食料10食分

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 原戦力ポイント3点は痛い。今までクリアしたプレイでは、全て原戦力は5か6点からのスタートだった。モンスターとの戦闘は苦戦間違いなしだろう。1・2点ではそもそもクリアは無理と思うが、3点はどうだろうなぁ。
 プロローグでドルアーガの塔に到着したギルは、乗ってきた馬を放してやり、塔に潜入するのであった。塔の中は薄暗いが、ヒカリゴケが自生しているとかで、カンテラがなくても問題ないそうだ。

続く


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