冒険記録日誌
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2021年06月07日(月) |
ギリシャ神話アドベンチャーゲーム3 冒険者の帰還(P.パーカー他/社会思想社) その6 |
故郷へ向かうべく乗船した船は、当たり前のように嵐にみまわれ転覆した。 流れ着いたのは荒れ果てた島。荷物もすべて失った。しばらく助けの船を待ったが、船はこない。 ムシャクシャして石を投げると、石は近くの岩に跳ね返って拙者の足に当り、しばらく痛みにしゃがみこむ。(恥辱点1を負う) 島の山頂への探検をせず(なぜか英雄らしくないと言われ恥辱点1を負う)、歩き続けて人のいる港にたどり着いた。ここでオボール硬貨の入った袋を発見するが、拾うとネコババしたと言われ恥辱点を負うはずなので、今回はやめておいた。 しかし、船に乗せてもらおうとすると、船賃にオボール硬貨が必要だといわれる。一晩野宿するが、あまりの寒さに凍え死にそうになる。物乞いをしてオボール硬貨を手に入れると(結局は恥辱点1を負う)船に乗せてもらうことになった。
「冒険者の帰還」を始めたのはこの冒険が最初ではない。じゃが!わかってはいたが!何度も繰り返すが!こう振り返ると、3巻の冒険はどの選択肢を選ぶにせよ悲惨のようでござる。 ボロ船でうんざりする短い航海は終わり次の港についた拙者は、また商人マルコスとその仲間達にあった。 一緒にゲームをしないかと持ちかけられたが、賭け金になるオボール硬貨がないので断ると、奴らは拙者を腰抜けやら軟弱者だとぬかしおった。(恥辱点1増える)しかし、ないものはないのだ。拙者がごろりと横になって寝ていると、前回の冒険と同じくマルコスが拙者の銭袋を抜き取っていったが、中身は空っぽ。どうということもないわ。一応、怒っているふりはしたがな。 商人マルコスとも別れ、拙者は再び航海にでた。今度もマルコスの忠告を信用してトロイに向かう。 道中では、鍛冶の神ヘパイストスの聖なる島、レムノスの島に立ち寄ったときに、ちょっとしたトラブルがあった(守り神の加護を受けたので名誉点1を減らす)くらいで、トロイにはほどなく到着した。 実は、ここトロイの宮殿には、従兄弟のアグノステスが住んでいる。好青年の彼を今回もうっかり事故死させてしまった拙者は、罪の穢れを清めるためにアイアイエの島に住む魔女キルケか、オルビアのアレス神殿のいずれかに向かうように信託を受け、ひとまず商人マルコスの船にアイアイエまで乗せてもらうことにした。
が、れいによって船は大嵐。拙者は海から、また放り出されてしまう。ヒントを使って守り神ポセイドンに祈ってみると、
───君はこの大遠征でおおいに経験を積み、鍛えられたはずなのに、神々に対する信仰がきわめて薄いのが奇妙だ。
よけいなお世話じゃ!
───君の嘆願はどこか投げやりで、敬意がこもってない。君ほどの英雄にはあるまじきことだ。(名誉点1を引く)
うるさい!海の神を守り神にしていて、これだけ海で遭難していたら、誰だってそうなるわ! そんなわけで陸地に流れ着いたところを奴隷商人にまたしょっぴかれ、パポスにある美の女神アフロディテの神殿で5年間をまたすごすことになった。 つまるところ、まるきり前の冒険と同じということだ。5年後、女神の生贄にされそうになった拙者は神殿からの脱出に成功する。 ここで前回は小船をどこからか盗み出して旅を続けたのじゃが、今回は商船に乗せてもらう、という選択肢を選んだ。 あの嫌味な商人マルコスの登場を想像していたのじゃが、そうではなかった。見知らぬ商船の船長は、船に便乗させてくれと頼む拙者を、血の染みた衣類などを見て凶悪な人間と思い込む。 ふいに後頭部に衝撃がはしると、拙者は永久に気を失った。 マルコスの方がましじゃった! 完
by銀斎
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