冒険記録日誌
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2021年06月01日(火) |
続々、アルテウスの偉大なる冒険談 |
ゲーマニに投稿していた内容を、冒険記録日誌に書き移すときは、そこそこ変更を加えました。 まずは誤字脱字の修正。これはこの冒険記録日誌自体にも多いのですけど。 続いて、パロディネタの削除。八幡国出身の銀斎が、他のアニメやゲームの知識があるのは不自然だし、なにより読み返すとギャグが寒い。 さらには楽屋ネタや、現実世界と絡めたやりとりの削除。連載途中で本を紛失して今週はリプレイを書けなかっただの、今となってはどうでもいいですね。 あと、小説じゃないんだから、創作的な描写は控えめに変更。くどい説明も必要じゃないところは削除。 なんだか削除してばっかりな感じですが、あんまり削除しすぎると、この長編リプレイ自体を自分で否定してしまってるような気もしなくもないです。(汗)
さて、リプレイも最終巻「冒険者の帰還」となりました。 この巻の内容は、とにかく鬱。主人公が最初っから理不尽な目にあったかと思うと、エンディングまで不幸真っ逆さまな展開が続きます。 ミノタウロスを退治する目的が終わったため、ただ母のいる故郷に帰るだけなのに、遭難してどんどん目的地から離れていき、身に覚えのない恥辱を払う必要があるだの言われるわ、倒すべき悪役の存在もなく、ただ黄昏の中をさすらうだけみたいなのが感想でした。 さらには守り神達もこの巻ではあまり助けてくれない悲しさ。 2巻でハッピーエンドのまま全2巻でシリーズが終わっていれば、普通の楽しいゲームブックだったのに。 まあ、黄泉の国に向かう展開は面白いし、この巻のみ登場する、おしゃべりな虹の女神イリスと、曲者の商人マルコスはとてもいいキャラしてます。 この3巻こそが一番の傑作と強く推す方もいらっしゃいましたし、これがギリシャ神話たるものなのかも。ギリシャ神話って理不尽な事が多くて、その意味ではこの巻もそうなのかもなぁ。
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