冒険記録日誌
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2017年01月31日(火) |
たけたろうの冒険番外編 ──剣士対妖怪 魔境の秘薬 その12── |
(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないでください。)
6回目のプレイ
3つの鍵を拾い集めて、大扉を開けます。待ち構えていた土蜘蛛と再戦です! 今回も絡みつく糸の回避判定にサイコロを1個振りますと、今度は戦闘に入る前に道具を使う余裕ができました。虎の子の黒水晶を思いっきり土蜘蛛に向かって投げつけます! 黒水晶は黒い煙に変わって、土蜘蛛を苦しめているようです。これならどうにか勝てそうです!
土蜘蛛 技術ポイント10 体力ポイント10
サイコロの目は絶好調。なんと一撃も食らわずに土蜘蛛を退治できました! 痙攣する土蜘蛛の死体を後にして、通路の奥に向かってヨロヨロと歩きます。 青銅の箱を発見して開けると、中に小さな壺が収まっていました。壺の中にはとろみのある金色の液体が入っています。 舐めてみると、たちまち体が元気で満ち溢れます。間違いなく、これが秘薬のようです。 兄さんはやりましたよ!早く家に持って帰りましょう!
洞窟を出た私は、護符を天にかざします。 しばらくすると、魔境に連れてきてくれたカラス天狗がやってきて、私の前にふわりと舞い降ります。 「ここまで来たとは驚きだ。とても強い男には見えなかったがな」 なんとでも行ってください。愛する家族のためなら、誰よりも強くなれるのですよ。 「はっはっ、言うではないか!いいだろう。わしは護符を持っているものを無事に送り届ける事になっておる」 カラス天狗は、私を掴むと空に舞い上がり、あっという間に江戸の町まで送り届けてくれました。
屋敷にかけこむと、病に伏せっているともみを抱き起して秘薬を飲ませます。 ともみの頬に赤みがさし、生気が戻ってきました!ともみは大きく伸びをします。 「ああ、元気になったらお腹すいた!食べるものはある?」 ともみは何杯もご飯をお代わりします。ちょっと、ともみ。胃腸が弱っているから食べ過ぎは禁物ですってば。 「だって、この世界は1食につき体力が1点しか増えないのよ。10食以上は食べないと体力が全快しないじゃない!」 ともみはニッコリ笑って答えます。 はははっ、まあ、これでいつものともみに戻ったわけですね。大人しくて可愛いともみもちょっと良かった気もしますが。えっ!? 唐突に私のほっぺにきた唇の感触。ともみが珍しく照れています。 「ま、こんなときくらいはね。私のために体を張ってくれてありがとう。兄貴」 いいですよ。その表情を見るだけで、辛い旅なんて吹っ飛びましたからね。
完
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