冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
2013年10月27日(日) |
ソーサリーの魔法レッスン その23 |
ソーサリーの魔法レッスン。 スーパーアドベンチャーゲームブックといえば、鈴木直人氏と双璧をなす存在を忘れてはいけません。 その名は林友彦氏です。ネバーランドシリーズの3巻(カボチャ男は番外編)の発売を当時はどれほど待っていたことか。 この方のゲームブックに出てくる食べ物って、なぜか旨そうに見えるんですよ。赤ら顔のノームが宿で作るシチューとかね。蚊まんじゅう以外は食べたいな。 今回はそこから出題。下の例題を読んで適切な呪文を一つ選んでください。
(例題) もしも「ネバーランドのリンゴ」でソーサリーの魔法が使えたら
盗まれた魔法のリンゴの木を探してネバーランド中を歩くあなたは、トロールの集落にさしかかってきました。 家々の戸はみなとざされ、往来には人影ひとつみえませんが、物陰や窓の隙間からあなたを観察する大勢のトロールの視線が痛いほどに感じられます。 あなたは背後からの攻撃に注意しながらゆっくりと歩いていきます。やがて村の中心の広場に着きました。 あたりを見回していると、一軒の小屋の戸がひらかれ、奥からあかざの杖をついた村の長老らしいトロールが現れました。 「ブーカ(あなたの種族のこと)が一匹、何の用があってこの街へ入り込んだのだ。今晩のスープの具にでもなりたくてきたのか」 あなたが「悪い魔道師から魔法の木を取り返す旅の途中で通りかかった」と述べると長老はうなり声を一つあげてからいいました。 「それは勇ましい話だ。本当なら道も通してやるし歓迎もしてやろう。しかしその魔道師は強い魔力を持っていると聞く。彼と対決するからには、おまえも魔法使いなのだろう。ひとつわしらの前で魔法を使って見せてくれ。もしも期待外れなら、叩き殺してスープの具にしてやる」 同時に大勢のトロールがあなたを囲みました。こうなっては引っ込みがつきません。 相手を唸らせるような魔法を何か一つ選びましょう。あなたは魔法に必要な道具を全て持っています。また現在はあなたの体力点は2点しか残っていませんので注意してください。
GOD JIG ZAP GOB RES
選んだら下を読むこと。あなたの運命は?
(GOD) 体力点を1減らしてください。金の装身具を身につけ魔法を使うと、長老はニッコリと笑いました。 「いや、やはり魔法は試さずともよいわ。今日は気分がいいからのう。おまえの度胸が気に入ったから今回は特別に通してやろう」 長老の命令に他のトロールたちもあなたから離れていきます。あなたは無事にトロールの集落を越えることができました。
(JIG) 体力点を1減らしてください。あなたが魔法を使い竹笛で陽気な曲を吹き始めると、あたりのトロールたちはピョコピョコと足をあげ手を振り始めます。 彼らがやめようと思っても、意志とは関係なしにみな踊り続けてしまうのです。 たっぷり演奏をした後で止めてあげると、長老は泣きながらわび始めました。 その後、長老の家でもてなされた昼食は、オオカミの肉と黒パンだけで、あまり豪勢なものではありませんでしたが、飲み物に出た蜂蜜はじつにおいしく、あなたは何杯もお代わりをしました。飲むほどに力が湧いてきます。(体力点を初期値へ戻してください) トロールたちと別れたあなたはまた旅に出ます。
(ZAP) 体力点を4減らしてください。あなたが魔法を唱えると、意識を失って昏倒してしまいました。 残り体力が少ない時に消耗の著しい魔法を使ったため、あなたは全ての体力を使い果たしてしまったのです。
(GOB) 体力点を1減らしてください。あなたがコブリンの歯を地面に投げて魔法を使うと、コブリンが一匹現れました。(体力がないので一匹しか呼べませんでした) しかし、トロールたちは一向に驚く気配がありません。それどころかコブリンに襲いかかり、瞬く間に倒してしまいました。 「この程度の魔法ではな。おまえには魔道師と戦うのは荷が重いようだ。もっとふさわしい役割を与えてやろう」 長老がそう言うと、後ろから棍棒のようなもので頭をしたたかに殴られて、あなたは気を失いました。 どうやら長老の言う役割とは、今夜の彼らのスープの具になることのようです。
(RES) あなたはドイルドの祠でいただいた聖水を取り出し、自分には死人を生き返らせることができる力があると言いました。そしてどこかに死体がないかと長老に尋ねます。 「死体か。それならすぐに用意してやろう」 長老が言うが早いか、後ろから棍棒のようなもので頭をしたたかに殴られて、あなたは気を失いました。 どうやら長老の言う死体とはあなたのことのようです。きっと今夜の彼らのスープの具にされてしまうのでしょう。
|