冒険記録日誌
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2008年08月12日(火) |
たけたろうの冒険 ──FF19・深海の悪魔編 その6── |
(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)
泳ぐのに疲れたので海底を歩くことにした。歩きながら食事を1食分食べて体力を回復させる。 なにやら腰のあたりがもぞもぞしてきたので振り向いて見ると、いつの間にか小さなタコが何匹かまとわりついている。 「やめなさい!こらっ、あっ、へ、変なところ触るな!」 タコに怒っても仕方ないのだが、触手がしつこくまとわりついて気持ち悪い。残った食料を1食分投げてみると、何匹かのタコはそちらに移動していった。残ったタコはやさしく手で体から引き離す。 なんとか自由の身にもどったが、今の騒ぎで所持品が一つ無くなっていた。(紛失品は選べるのでここは“鮫の歯”が無くなったことにした)
珊瑚礁のかたまりに向かった私は、また巨大な生き物の影に出会った。見上げるとなんと体長10数メートルはあろうかというクラーケンが、私をエサにしようと接近してくるではないか! 大慌てで岩陰に隠れるが、クラーケンは立ち去るそぶりは見せなかった。 荷物からノコギリ鮫を取り出し放ってみる。クラーケンは触手を伸ばしたが、ノコギリ鮫は触手をちょんぎってしまった。そのまま壮絶な戦いが始まる。最後にはクラーケンが生き残ったものの、ノコギリ鮫の健闘によりクラーケンはボロボロだ。 さらにウミツバメの剣を投げつけると、短剣は吸い込まれるようにクラーケンに突き刺さって、クラーケンは苦しそうに身をよじった。 弱ったクラーケンに止めを刺すべく、私は剣をかまえて泳ぎよる。
クラーケン 技術点10 体力点30
クラーケンはかなりの強敵だったが、ノコギリ鮫とウミツバメの剣の効果により、技術点8・体力点10まで弱体化していたのでなんとか退治できた。 クラーケンのいた場所から黒真珠を3粒発見。これで計8粒だ。
もう海賊船の居場所もわかったし、黒真珠も十分集まった。なにより夕暮れが近づいているので、水中で呼吸できる魔法の効力ももう切れるはずだ。 私はイルカのキークウィートを呼んでみた。イルカはすぐにやってきて、私を背中に乗せてくれる。 「魚の形をした大岩のある島を知ってる?その入江が海賊船の隠れ家らしいの」 「ああ、わかりますよ。そこまで乗せていけばいいですね。お安い御用です」 イルカは頼もしく答えると、力いっぱい泳ぎ始めた。 夕日が沈む少し前に、イルカと私は海賊船トロール号の近くまでやってきた。イルカは私の幸運を唱えて泳ぎ去っていく。
いよいよね。薄暗がりにまぎれて船の甲板までよじ登ると、海賊達が集まっている場所へ踊りこむ。海賊達は私が生きて戻ってきたことに、仰天しているようだ。 このスキに黒真珠を床に落として、老魔法使いグレイロックに教わった呪文を唱える。8粒の黒真珠はたちまち4体の骸骨の騎士へと姿を変えた。 海賊達はあまりの恐ろしい光景にすくみあがった。船から飛び降りる者もいたが、大半が跪いて許しをこい始める。ブラッドアックス船長は怒りくるって、こちらに突進しようとしたが、怪物を恐れる手下達に逆に殺されてしまった。 船は私の支配下になったのだ。海賊の手下は何でも従うので命だけは助けてくれと私に懇願する。私は少し考えてからこう答えた。 「あいにく私は海賊業なんかに興味はないの。でもポートブラットサンドに向けて船を操ってちょうだい。私の骸骨たちが操船を覚えたら、あなた達には下船してもらうわ。もちろん私は救命ボートをつけるわよ」 海賊達は寛大な申し出に感謝した。数日後、骸骨たちによって操られたトロール号は、ポートブラッドに入港する。おかげで海賊の財宝で金持ちになったし、何より自分の船が手に入ったのだ。 こうして私の冒険は大成功に終わった。やったね!
完
「お腹すきましたねぇ…。一度も船影も見つからないし、私ってどうなるのでしょう…」 その頃たけたろうは小さな無人島で、照りつける太陽のもと釣り糸を垂れていた。 彼が生還できたかどうかは定かではない。
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