冒険記録日誌
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2008年08月10日(日) |
たけたろうの冒険 ──FF19・深海の悪魔編 その4── |
(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)
イルカが近づいてくる。 「こんにちは、お嬢さん」 驚いたことにイルカが喋った!どうやらイルカの飾りのついた冠に魔力があるらしい。うはっ、かわいい! しばらく喋っていると、鮫までやってきた。しかし鮫は、私たちを友達ではなくエサと認めたらしく、襲い掛かってくる。 「気をつけて!一緒に戦いましょう!」 イルカの叫びに答えて戦闘態勢に入った。2対1(私とイルカ VS 鮫)の戦いだ。
鮫 技術点8 体力点15 イルカ 技術点10 体力点9
鮫は私より強かったが、イルカの力もあってなんとか撃退できた。見た目より案外強いのね、イルカ君。記念にと鮫の歯を一本抜いてもらっておく。 すっかりイルカと仲の良くなった私は自分の使命を打ちあけてみた。するとイルカは自分ことをキークウィートと名のり、海賊船を探す時は協力すると申し出てくれた。再会を誓ってイルカと別れる。 続いて沈没船を発見したので船内に潜り込んで探索する。沈没船の中は(運試し……成功)特に危険はなかったが、財宝倉の方もからっぽだった。収穫は金貨1枚だけ発見だけで、これ以上の船の探索をあきらめる。
廃墟の都市の探索をさらに続けると、海草の揺らぐ海底庭園の先でまた不思議なものを発見する。 ここにきて今までも散々奇妙なものを見てきたがこれは極め付けだ。なんと陸上にあるようなごく普通の小屋が、巨大な空気の泡につつまれて海底に立っている! 見たところ家は手入れをされており、ベランダにはありふれた陸上の植え込みまであり、泡の外から窓を覗くと、猫が一匹に老人が安楽椅子にかけてくつろいでいるのが見えた。 「なんなの、ここは?」 思わずつぶやくと老人が私に気がついて手招きした。逃げだす選択肢もあったが、好奇心の方が強かった私は空気の泡の中に踏み込んだ。 とたんに乾いた地面の上で、ビショビショの服から大量の海水を垂らしながら立ちすくんでいる状態になった。 「植え込みには海水をかけないでくれよ。植物が塩分で枯れてしまうからな」 老人が戸口からそんな私を見てまじめ腐った顔で言った。 老人はグレイロックという強力な力をもった魔法使いだった。思い出して、グレイロックと書かれた封筒の入っているガラス瓶を渡してみると、彼は瓶から封筒を取り出し中身の手紙を読み始めた。読み終わると、私に向かってパチンと指を鳴らす。 とたんに私の体力点と運点が全快した。濡れぼそり海賊や怪物らに破られてボロボロだった服も、着心地よく乾いた別の服に新調されている。 老人の勧めにしたがって、小屋の中に入ってくつろぐ。 「これは大事な手紙を持ってきてくれたお主に対するサービスだよ。ところで魔方陣の魔力に守られているようだが、このような辺鄙なところで何をなさっている?」 むしろ私がこの老魔法使いに聞きたい質問だったが、先に自分の使命を打ち明けてみた。 「なるほどな…。ならば黒真珠はもっておるか?」 5粒の黒真珠を見せると、老人は満足そうに頷いた。 「そうか。もう少し数は欲しいところだが、ひとまず海賊に一泡吹かせてやれるかもしれん。なぜならこの黒真珠を使って、骸骨の戦士を召還することができるのだよ。今からその呪文を教えてあげよう」 老人は呪文を教えてくれた。私は礼を言って、この不思議な家をお暇して海中に戻る。せっかく乾いていた服がまた濡れるのが嫌だったけど、10秒もしないうちにまた気にならなくなった。
続く
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