冒険記録日誌
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2008年07月30日(水) |
ソーサリーの魔法レッスン その11 |
さあ、四半世紀の2割の時(5年)を得て唐突に復活したソーサリーの魔法レッスンコーナー。 ソーサリーで呪文を憶えるのが面倒だと戦士しか遊んでいないそこのあなた。面白さの半分を捨ててますよ、もったいない。 そんな、もったいないおばけが出そうなあなたの為に、魔法の練習をしてみましょう。 下の例題を読んで適切な呪文を一つ選んでください。 今回も魔法に必要な道具はすべて携えているものとします。
(例題)ソーサリーのそなた 2004年
「もうすぐ。ヨン様。ヨン様にあえるわ」 「ほんと、楽しみだわぁ」 「ねーえ、アメ食べないー」 「あーっはっはっ!」 「ぎゃーっはっはっ!」 韓国に到着した、妖怪じみた声をあげる無数の主婦たちを、君はホテルの大広間へと案内した。君は「冬のソナタ ロケ地をめぐって感動をありがとうツアー」のツアーコンダクターなのだ。 このツアーの最大の目玉は、ホテルのディナー中にペ・ヨンジュン本人に会えるというもの。もっとも本人のスケジュールの都合、そしてギャラの問題で、ディナー中のほんのわずかな時間しか顔を出してはくれないのだが。 昼のロケ地めぐりでは、騒がしく文句をいい好き勝手に行動していた主婦たちも、ホテルにさえ押し込んでペ・ヨンジュンに会わせてしまえば、夜の間は大人しくなって一安心。のはずだった。 しかし、 「大変です!」 真っ青な顔をして、旅行スタッフの一人が君に駆け寄った。 なんと予定していた通訳係が急な腹痛のため、トイレにこもったまま出てこないというのだ。 なんということだ!ペ・ヨンジュンの登場はもう1分前だというのに!このままでは通訳係を待っている間に、彼はとっとと帰ってしまう! こうなったら自分がなんとかするしかない。君は覚悟を決め魔法を唱えた。 呪文を一つ選べ。
FAR RIS LAW SUS RAP
選んだら下を読むこと。君はこのツアーを成功させることができるか?
(FAR) 君は水晶球を取り出し、術を唱えた。 水晶球は君の術に答え、未来を映し出した。そこには、君が術を唱えて未来を占っている間にペ・ヨンジュンが帰ってしまい、怒った主婦たちに口やかましく言い詰められている君の姿が見えた。 どうやらこの呪文はここで使用するには、ふさわしくなかったようだ。君は覚悟を決めて水晶球をしまった。
(RIS) 体力点を5減らす。こんな術は存在しない。 君が体力点5を失って、気絶している間にペ・ヨンジュンは帰ってしまった。 悪夢にうなされて目を覚ますと、カンカンになった大勢の主婦たちに、取り囲まれている自分に気がついた。 本当の悪夢はこれから始まるのだ。
(LAW) もはや手段など構っていられない。程なくやってきたペ・ヨンジュンに向かって術を唱える。 通訳係が戻ってこるまで、相手を意のままに動かせるこの術でペ・ヨンジュンが帰るのを足止めすればいいのだ。 しかし残念ながら、この術は知能の低い生物にしか効果を発揮しないため、彼は術にかからないのであった。 術をかけられそうになった彼は怒って帰ってしまい、君は主婦たちに袋叩きにあう。
(SUS) 術を唱えると、自分の中でこの状況はまずいと警告する声が聞こえた。 君は内なる声にしたがい、日本語の達者なホテルマンを呼び出して緊急の通訳を頼みこむ。 このもくろみは成功。ペ・ヨンジュンとのディナーショーは無事終わることができ、君はホッと安堵の息を出した。
(RAP) 君は緑色のかつらを取り出して頭にかぶり、術を唱えた。 とたんに君は韓国語がスラスラと話せるようになり、通訳係の代役ができるようになる。 こうしてペ・ヨンジュンとのディナーショーは、主婦たちの歓喜と盛況のうちに終わった。
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