冒険記録日誌
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2003年02月17日(月) |
鷹の探索(黒田幸弘/富士見書房) その1 |
このゲームブック、発売当時はその存在すら私は知りませんでした。 昨年か一昨年頃に古本屋で発掘して、そのまま本棚にしまったまま忘れていたような、印象のない本なのです。 しかしある日、ぼーーっと本棚を眺めていると、「鷹の探索」の作者の名前に目が止まりました。
黒田幸弘
く、くろちゃん? なんと、私がTRPGの聖典と崇めるあの「クロちゃんのRPG千夜一夜」を執筆した黒田幸弘様ではないですかぁ! (この本は復刊ドットコムで私がリクエストをしている。よかったら投票してくれ!http://www.fukkan.com/vote.php3?no=7684) 彼がゲームブックを書いていたなんて、知らなかったぞ。なんたる不覚! おまけにイラストも私の好きな旗池裕行さんとあって、私にとってまさに夢の一冊だったのです。 そんなわけで、軽い歓喜とともにプレイしました。チョコレートナイト以来の興奮です。
読み始めると、いきなり冒険の舞台について長い背景説明がはじまります。世界の創造など神話時代から始まる物語で、とにかくゲームブックとしてはスケールがでかい。さすがゲームデザイナーの作品と感嘆させられます。 そしてゲームが始まり主人公の立場が、明らかになってきます。 アルビオン王国の辺境を守るグレイリン軍団。そのグレイリンの血を引く者は、いまや主人公ただひとり。 武勇を誇るその軍団のシンボルである「鷹の像」が、北方からの侵略者によって奪い去られてしまった。騎士としての名誉にかけ、主人公は鷹の像を奪い返す長い旅に出かける─。 硬派なストーリーで燃えてきます!もう最高です!クロちゃん万歳! (注:信者には何を言っても無駄と思って下さい)
続く
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