冒険記録日誌
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2002年12月20日(金) |
王たちの冠(スティーブ・ジャクソン/創元推理文庫) 冒険15日目─1ページ目 |
俺は夜の明ける前に目をさました。 いよいよマンパン砦に侵入する瞬間がきたのだ。 砦の外は無人だったので、見上げるほどの大きさの門の前で立ち止まる。 さて、どうしよう。 考えた末に門のひさしの上によじ登った。この作戦が当たればよいが。 ひさしの上から靴の先で扉を叩く。しばらく待つと音を聞きつけた門番どもが、外に出てきてあたりを捜索しはじめた。 うまくいった。そのスキにひさしから飛び降りて門の中に潜り込む。
しかし、ここからはうまくない。 たちまちブラックエルフや衛兵達に見つかって戦闘になる。 奴らを切り伏せると鍵が見つかった。この鍵を使い、さらに奥の大きな扉を開く。 扉の先は中庭のようだ。奥にさっきと同じような大きな扉が見えた。この扉──スローベンドアと言う──を抜けていけば、砦の中心部にたどり着けるようだ。そしてどうやら扉を抜ける方法は、各扉ごとに違うらしい。 ひとまず俺は砦の中庭にいる住民達に、紛れ込んで身を潜めようと考えた。 しかしサイトマスター達に正体を見破られてしまい、速攻で奴らを切り倒す。“七匹の大蛇”の報告は、やはり届いていたのだ。わかっていた事だが用心せねばならない。 ぐずぐずしてはいられない。俺は目に付いた裕福そうな奴を絞めあげて、次の扉を開ける方法を聞き出す。 こうして俺は2枚目のスローベンドアを突破した。
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