冒険記録日誌
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2002年12月13日(金) 七匹の大蛇(スティーブ・ジャクソン/創元推理文庫) 冒険9日目─3ページ目

荒涼としたバクランドに入ってほどなく、俺はアナランドからの使者によって、俺の使命が敵の密偵にばれてしまったことを告げられた。
現在は“七匹の大蛇”が大魔王に報告すべく、ここバクランドを横断してマンパン砦へと向かっているという。
このままではマンパン砦の警戒は厳しくなり、使命の達成はさらに困難になる。なんとかして、これら使者達を退治しなければならない。

俺は使者からの助言にしたがい、魚尾岩に住むシャドラックなる老賢者に会いにいき七匹の大蛇についての助言を受けることになった。
七匹の大蛇とは、かつてマンパンの大魔王が強敵のヒドラを退治したときに、切り取った七つの首を黒魔術で蘇生させた生き物らしい。
大蛇達にはマンパンの神々の力の一部が与えられ、それぞれに火の蛇・水の蛇・地の蛇・気の蛇・陽の蛇・月の蛇・時の蛇と呼ばれているそうだ。
まるで神話のような話しだ。もちろんどの大蛇も強敵なのだろう。
しかし彼らはそれぞれ何かの弱点を持っているという。希望を失うのはまだ早い。

ありがたいことにシャドラックは夕食と今夜の寝床を提供してくれた。
思えばカーレの宿から、今日は長い一日だった。
明日からの強行軍にそなえ、今夜はぐっすり眠ることにしよう。


山口プリン |HomePage

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