冒険記録日誌
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2002年10月20日(日) |
だんじょん商店会〜魔女のお店はじめました〜(藤浪智之/ファミ通文庫) |
だんじょん商店会。 同名タイトルのPSソフトをゲームブック化したもので、初版発行が2000年5月と比較的新しい本です。 私の場合、今年の初めにインターネットで注文すると入手できました。 しかしその前に本屋で注文した時には在庫なしと言われました。なぜでしょうね? どちらにせよ本当に在庫が尽きてしまうと再版するとは限らないので、欲しい方は急いで注文した方が良いようです。
内容は、剣士や魔法使いがダンジョンに潜って冒険を繰り広げる世界。 そんな冒険者達を相手に、アイテムを売って商売をする女の子が主人公という一風変わった設定となっています。 危険なはずのダンジョンの中に、モンスターと人間が休戦できる喫茶店があるとか全体的にほのぼのした雰囲気。 挿絵がかわいいアニメ絵というのもあって、ものすごくソフトな感じです。 ルール部分で所持金や能力値などのチェックはなし。パラグラフ100前後の作品が2作載っています。 どちらも読み進めていれば、いずれ必ずクリアできる簡単さ。 クリアを目指すというより、意味のない選択肢を選んで、町を見物したり個性的な住民達と会話をするのが楽しい作品でした。
(蛇足) ゲームブックの入門書にはちょうど良い本なのですが、ダンジョンで死んだら所持金を半分寄付して教会で復活するとか、町の人にかたっぱしから話し掛ける勇者がいるとか、設定がドラゴンクエストなどのTVゲームやTRPGのパロディを元に作られているようです。 このノリが理解できない人や、アニメ絵に拒絶反応がでる人には駄目かもしれません。 ただ原作自体がそんな雰囲気のようなので、TVゲームの移植としては文句なしの出来栄え。ファンにはお勧めの作品だと思います。 あ、もちろん原作を知らなくても十分楽しめますよ。
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