冒険記録日誌
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私は普段古本屋でゲームブックを探している。今日はその様子をレポートしてみよう。
この日、私はまだ物色していない古本屋を発見した。 迷わず足を向ける。今日行かなければ(あったかもしれない)ゲームブックが売れてしまわないとも限らないのだから。 店内に入るとまず、ハヤカワ文庫や海外SFのある文庫本コーナーを物色する。 社会思想社や創元推理文庫のゲームブックはこのあたりに多いのだ。 本棚の奥に、もう一段文庫本が隠れていないかを確認してから、下から上へと目を走らせる。残念、見つからない。 続いて角川文庫や少女小説の並んだ棚を眺める。 ここは双葉文庫や富士見書房のゲームブックがよく見つかるのだが、今回は発見できなかった。 もしかするとこの古本屋は、既にゲームブッカーの捜索を受けた後なのかもしれない。 しかしあきらめるのはまだ早い。続いて女の子向け占いコーナーと漫画コーナーを捜索。 学研や小学館のゲームブックが・・・うぬぬ、ない。 まだまだ。これぐらいでくじけるものではない。 次に新書版サイズ、白い背表紙の企業小説や情報書籍を並べているコーナーを探す。 ここで、二見書房の「宇宙幻獣の呪い」と「グーニーズ」を発見! どちらも既に所有している本だが、これで他のゲームブックがある可能性が大きくなった。 さらに綿密にコーナーを調査する。 まもなく、JICC出版局のゲームブックを数冊発見した。 「夢幻の心臓II」「カーマイン」「ゾークI」「13人目の名探偵」 これら全てを購入した。特に「ゾークI」は、今まで�兇鉢靴靴�所有していなかったとあって、うれしい収穫だ。 さらに私は油断することなく、死角となっている本棚の下の隅を重点的に調査。 剄文社の「メルヘンヴェール −妖怪バーニバオの謎−」を発見。 さらに各本棚の上を手でさらう。 エニックス文庫ゲームブック「魔法陣グルグル」を発見。
「お客さん、熱心に何を探しているの」 私の様子を見て、店員のおばちゃんが声をかけてきた。しまった。挙動不審と思われたか。 「ああ、ゲームブックを探しているのですよ」 私の答えにおばちゃんは首を傾げた。そう、これが一般的な反応なのだ。 ファミコンの攻略本と違うことから説明するのも面倒なので、普段は店員に「ゲームブック置いていませんかぁ」などと尋ねることはない。ゲームブックの捜索は孤独な戦いである。 「ええっと、ゲームブックというのはですね・・・」 と私が話し始めたそのとき、横倒しになった二見書房の「恐竜探検」が偶然にも目に飛び込んできた。周辺の本と完全に同化していたので、今まで気がつかなかった。 「この本ですよ!それと、これ下さい」
結局私は7冊のゲームブックを抱えその古本屋を出た。 喜びにあふれ帰宅する私の笑顔を見て、奥様もニッコリと笑い返してくれた。 「本箱からはみ出しているゲームブックは早く物置に入れるのよ。でないと捨てるからね」
次は古道具屋に行って大きな本棚を買うべきか、少々迷っている日々である。
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