冒険記録日誌
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2002年10月14日(月) |
イセンガルドの密偵(テリー・K・アムサー/ボビージャパン) その7 |
(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないで下さい)
私は塔の階段を下りていく。本当は財宝室やサルマンの寝室など、興味深い場所はまだいくつもあったが無用な危険を冒す必要はない。 途中の図書室をもう一度通りかかると(サイコロチェック)、サルマンが何事もなかったかのように本を読んでいた。 「やあ、ごきげんよう」 人を安心させるような声で挨拶してくれる。どこでも登場するサルマンが、なんだかお茶目さんに思えてきた。 そのまま塔の入り口へ向う。 衛兵に「師匠の使いで外出します」と言うとアッサリ通過させてくれた。 疑われるような行動を見られた覚えはないから当然だろう。
いよいよ第ニ幕という感じだ。 いままで屋内マップを中心にゲームを進行してきたが、これから野外マップに変更となった。 殺風景な庭を歩いて、塔を取り巻く塀に向う。塀の方の門番は人間ではなく、今度はオークだ。無事通り抜けられるのだろうか? そっと塀を乗り越えて逃げようかと思ったが、私も(簡易ルールなので魔法は使えないが)魔術師のはしくれ。 疑われても話術で誤魔化せるだろうと、そのまま門へ進んだ。そして門番にオーク語で命令する。 「サルーマンの弟子だ。通せ!」 オーク達は敬礼して門を開けてくれた。少々拍子抜けしたが、足早に門を越え私はイセンガルドの荒れ果てた大地を踏みしめ歩き出す。
続く
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