冒険記録日誌
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2002年10月12日(土) |
イセンガルドの密偵(テリー・K・アムサー/ボビージャパン) その5 |
(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないで下さい)
指輪をはめると、なんともいえない違和感を感じた。 自分の手を見ようとしたが見えない。体が透明になっている。 「さよう。これも指輪の効力だ」 この現象はサルマンには承知の事らしい。私が透明になっても見えるようだ。 すると急に恐ろしい幻想が私を襲った。 まぶたのない巨大な目!強烈な視線が私を探しているイメージ!
───気がつくと、サルマンが指輪を抜きとっていた。
「何が見えた。言え!」 私の話しを聞くと、今度は茫然とした様子で考えはじめた。 「なんと言う事だ。すべての指輪は奴の支配から逃れられんのか」 私の事はもう忘れているらしい。恐ろしくなった私は逃げるように部屋を出た。
さらに上の階へ進む。 そしてもっとも気になっていた部屋、屋上の手前の扉で立ち止まった。 そこはサルマン以外は立ち入ることの出来ない部屋。遠見の部屋なのだ。 きっとここに決定的な証拠があるだろう。 そう思った私は、扉をゆっくりと開けた(サイコロでチェック)。 そこには誰もおらず、ただ立派な椅子と遠見の力を持つ石(パランティア)があった。 これがパランティア・・・。オルサンク一の宝を前に、私は息をのんだ。
続く
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