冒険記録日誌
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2002年10月10日(木) |
イセンガルドの密偵(テリー・K・アムサー/ボビージャパン) その3 |
(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないで下さい)
「弟子よ。こんな時間に何をしている。星の勉強かな」 サルマンの声にすくみ上がる私。奇妙な事に彼の象徴だった白いローブが、光の加減なのか七色に変化して見える。 「月が出ているが、たいていの星は見えるな。勉強は良いことだ」 射抜くような視線を向けられる。 「私は眠る事にしよう。おやすみ」 彼が立ち去ったあと、私は冷や汗をぬぐい手紙を完成させた。 ───────────────────────────────────── ガラドリエル様に相談したい重要な話しがあります。 この手紙の返事はいりません。10日後に使者を○○まで向かわせて下さい。 ───────────────────────────────────── ○○の場所は3ヶ所の中から選ぶのだが、私は人気のない農家跡の土地を指定する。 この手紙を伝書鳩に託すとしばらくの間は、おとなしく雑務に追われる生活に戻った。
9日後。 そろそろ私は行動をおこす事に決める。エルフの使者に会う前に、サルマンの変化を証明する証拠を探さなくてはならない。 どうやらここからが本当の冒険になるようだ。 まず巨大な図書室で情報収集をしたあと、武器庫の鍵を開けてミスリルの鎖帷子を発見。こっそり服の下に装着した。 その後は、一階におりて入り口のホールや台所を探索していく。 上級ルールと違って、残り時間を気にしなくて良いので気が楽だ。 これが見納めとばかりに、私はオルサンクの塔をひと通り見物するつもりになっていた。
続く
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