冒険記録日誌
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2002年08月01日(木) |
コミック版 スーパーマリオブラザーズ外伝(原田力男/勁文社) |
ファミコン原作のゲームブックと言えば、双葉文庫のシリーズが有名ですが、他にもエニックス文庫や小学館、勁文社などと結構多くの出版社が出していました。これもその一冊。 コミック版と言うだけあって、漫画で全て書かれたゲームブックというのが特徴でしょうか。
この本は、マリオがピーチ姫を救出にいくと言うマリオでは極めて定番なお話し。 (ちなみにルイージは登場しません。少し可哀相です) ただし、ピーチ姫をさらったのはピーチ姫の婚約者、ポテト王国のアンドレ王子。 最近の王子は悪魔に魂を奪われたかのように性格が変わってしまい、強引にピーチ姫との結婚を行う為に今回の誘拐事件を実行したのです。それを知ったマリオは、ピーチ姫の侍女キノピオと2人で、冒険に旅立ちます。 内容ですが、漫画のギャグもくどくないし、キノピオは元気で可愛いしで結構読みやすいです。ゲームの難易度もそう高くないので、ゆっくり楽しめます。 欠点は時々パラグラフ構成の都合で話しの展開がぶつ切りになっていたところ。救出した女の子が次のシーンで急に登場しなくなるあたりなど気になります。ただ、ゴルガー親子のエピソードとか泣き所があり。
最後は本来の姿に戻ったアンドレ王子が、眠れるピーチ姫にキッス。2人は結ばれて、めでたしめでたしです。 って、ピーチ姫が他の男とくっついちゃっていいの? ピーチ姫にとってマリオはなんなのでしょうか。外伝とはいえ気になる終わり方でした。ぶっちゃけると、この世界ではマリオとピーチ姫とピノキオ以外にマリオシリーズのキャラは一切登場しません。マリオの名前だけ借りた何かの冒険という気もします。
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