冒険記録日誌
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2002年04月21日(日) |
地獄の館(社会思想社) |
本日は沢知恵さんのコンサートに行ってきました。 ゴスペルから童謡、「男はつらいよ」の替え歌で自己紹介と、ノンジャンルに歌う方ですが、共通するのは心の琴線に触れる昔懐かしさでしょうか。 いやよかったです。
沢知恵の公式サイト http://www.comoesta.co.jp/
で、心の琴線に触れる昔懐かしさと言えば、私が初めてやったゲームブック「地獄の館」です。 (無理やりこじ付けた書き出しだな) 当時カバーイラストが印象に残ったので買ったのですが、挿絵はグロイないけど怖い雰囲気で、“FFシリーズはイラストが素晴らしい”と、これ以降の潜在意識に刷り込まれることになりました。 舞台は現代で、人里離れた場所で車が故障。あたりは嵐。目の前に古く大きな館。 どこかで聞いた光景ですがワクワクします。ゲームブックには典型的な設定が似合うようです。 当時の私は何十回も挑戦しています。 そのころの記憶は、 黒ミサを邪魔しようとして殺された。 大型犬、グレートデンに殺された。 屍鬼を殺したけど、大きな物音をたてて大勢の敵にやられた。 拷問室の檻で一生座ったまま生きることになった。 拷問室の檻で死ぬまで立ったままになった。 共に戦う仲間を見つけたけど、結局敵に追い詰められた。 山羊頭の死体を見てショック死。 吸血鬼にかまれて終了。 毒ワインを飲んで死亡。 主を追い詰めたが、重要な武器を持ってないので返り討ち。 などです。 つまり難しかったわけです。結局未だにクリアできてないし。 他のサイトで知りましたが、本書は正しい道筋から少しでも外れるともうクリア不能らしい。 順調に進んでいるようでも、最終的には死亡してしまう厳しいゲームバランスだったそうです。 さらにオリジナルルールの恐怖点。 怖い目にあうのが限界を超えると死亡するルールで、冒険中は常に緊張。 出会い頭にゾンビなんかに会ってショック死、なんて理不尽な事もあります。
理不尽かつ非常に難易度が高いゲームブックなんて、これが通常の舞台なら駄作と思うところです。 しかし、これはホラーがテーマ。 何度も冒険で死亡しても、それが次回のプレイで良い緊張感につながります。 エグイ描写などに頼らずに、恐怖を作り出した「地獄の館」はやはり名作と言えますね。
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