冒険記録日誌
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2002年03月23日(土) かまいたちの夜(チェンソフト)

今回はゲームブックではない、スーパーファミコン。
でも、親戚みたいなもんであるサウンドノベルゲームの感想です。
このジャンルで唯一やりこんだのが、このかまいたちの夜。
前作の弟切草に比べ、ストーリーが練られている。
この内容をそっくりゲームブックにしても、面白かったのではないかな。
(アナザーストーリーのゲームブックがあるらしいけど、持ってない)

ストーリーは、吹雪のなか孤立したペンションで殺人事件がおきると言うもの。
王道です。ベタベタです。典型的です。犯人はこの中にいる!なのです。
客の一人である僕は、彼女と一緒にペンションにやってきています。
たわいない団欒のシーンが続いた後、ガラスの割れる音と共に謎の殺人事件発生!
別に爺さんが名探偵だったわけでもないけど、僕は一生懸命犯人を推理します。
そのチャンスは3回。犯人を見つけたら終了。
チャンスを逃すたび、お話しは続き、お客や従業員が次々に殺されてしまいます。ヘタすると全員皆殺しの憂き目にあうホラー小説と化してしまいます。
トリック自体は簡単だったので、3回目のプレーでクリアしました。

で・も・。おもしろいのは、ここから。
次のプレーでは、新しい選択肢が増えているのです。
妖怪が襲ってくる話しやら、スパイが密会をする話やら、わけわかんないオチがあったり、違う話が楽しめてとってもお得。
話の中身も本編で犯人だった奴が、いい人になっていたり、目立たない宿のおばさんがムチとローソクを持ってきたり、バラエティ豊かです。
これゲームブックでは、あんまり使ってない手法ですね。
何度も楽しめる本がゲームブックなのだから、ちょっとマネしてみたらいいのに。

つっこみコーナー
最初のサスペンス編の犯人様。
謎がとけても、あなたがなぜあんな手間のかかる事をしたか理解できません。
死体なんて雪山の中に捨てればいいと思わなかったのですか?
さらには、宿の人間を皆殺しにするつもりなら、トリック自体なにか意味があったのでしょうか。


山口プリン |HomePage

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