冒険記録日誌
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2002年03月14日(木) |
スーパーマリオブラザーズ マリオを救え!(双葉文庫) |
ファミコン冒険ゲームブックシリーズ記念すべき第一作(と思う)。 この本を人が読んでいるのを見て、初めてゲームブックの存在を知った、個人的にも記念すべき一冊。 ストーリーは普通の現代人である「僕」が、マリオの助けを呼ぶ声に導かれる。 そしてキノコワールドに入り込んで、マリオの代わりにクッパ軍団と戦うと言うもの。 キノコワールドは、ファンタジー世界というより無機質な電子世界といった感じで、イラストの他にゲーム画面の写真を使っている。パックンフラワーと戦う、土管に入る、と単調なアクションと文章が続く。中にはクリボーにワイロをやって牢を脱出すると言うイベントもあったが、各行動とストーリーに脈絡はない。まさに、「TVゲームが本でできますよ」と言うためだけの作品であった。 おもしろかったのは巻末にパラグラフ40の「ルイージの大冒険」と言うミニゲームブックがあること。今でこそ彼が主役をはるゲームが登場しているが、当時影の薄い彼が主人公というだけでもすばらしい企画だった。アイテム3つの所持状況さえ、記憶すればいいのでメモをとる必要がなく、本編よりこっちを遊んだことが多い。 でもルイージの冒険もゲーム画面の写真はマリオだったのはやはり可愛そう。(苦笑)
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