やさぐれ日記・跡地
アルティーナ



 携帯の画面

夜、お仕事中にとある男性から声をかけられまして。
私はカウンターで作業してたんですが。
身を乗り出して言うには、

「後で携帯見るヒマある?」とな。

(、、? ナニゴト

携帯見る、って何だろう。
見せたい画像でもあるんでしょうか。
何でしょうね。気になる。

「いいですよ」
「じゃ、後でね」
「何を見せてくれるんですか?」
「後で」

(、、? 謎は深まるばかり

まぁ忙しかったので手を動かさないと、と気を取り直してお仕事お仕事。


中略。

ひと息ついているところで、先程の男性再び。
って、名無しじゃ可哀想だね(笑)

ヒロさん、としておこう。

「いま時間ある?」
「あぁさっきの。何でしょう」
「ほぃ」

半分だけ開かれた携帯。
見えたのはメール作成画面。

「メール?」
「違う。内容読んで」

(、、 読むのね

読み読み。
読m・・・

一瞬表情凍りましたハハハ。

「・・・・は」
「どーですか?」
「あの・・・」
「後で名刺あげるよ」
「えぇと、でも」
「やだ?」
「すごく遅くなりますよ。2時半とか」
「待ってるよ」

左様でございますか。
ならどうぞ・・・って、OKしていーのか私。

画面に書いてあったのはこんな感じ。
『よければ仕事の後に食事に行きませんか』

周りには人がいるからって、他の人に聞こえないようによー考えますね貴方。

OKしちゃったものの、いーのかなーいーのかなーとお仕事中に猛烈考え。
つか実はさっき別の男性にも
『来週あたり食事に行きませんか』とか言われて
『都合がつけば良いですよ』と答えてるあたり、私も大概ふざけてるな。

(、、 まぁいっか(貴様

言ってた通り、ヒロさんは名刺をくれましたが。
裏に携帯番号がメモられてますた。

(、、


「仕事が終わったら電話してくれる?」
「先程も言いましたが、かなり遅くなりますよ」
「いいよ」
「・・・はぁ、でわ、了解です」

(、、 とか言ってすっぽかそーかな(最低


ゃ、そんなことしませんが。
冗談です冗談。

更に中略。

仕事が終わって、ちょっと悩んだけれどお電話。
駅の南口で待ってるらしーのでテケテケと。
迷わず落ち合えたのですが。

「お仕事お疲れ様です」
「あ、いえ、お待たせしてすみません」

_(、、_ お辞儀

「お腹へってるでしょう。大丈夫?」
「大丈夫です」
「近くに行きつけの居酒屋があるから」
「どこですか?」
「庄やってとこ」
「・・・・・・」←知らない←ホームグラウンド
「すぐそこだよ」

てってけてーとついてゆく。

「トミー、席あけて」
「はーぃよろこんで」

(´▽`) ・・・とみー?

「お知り合いですか?」
「店員みんな知り合い」

左様でゴザイマスカ。

「何か飲む?あと好きなもの食べなよ」
「好きなもの・・・」

メニューめくりめくり。

「・・・えりんぎ」
「ぶふっ」

笑 わ れ た ヨ

「えりんぎ好きなの?」
「好きですキノコ好きです」

「飲み物は?」
「カシスオレンジ」

「トミー!」

(´▽`) またとみー

どうやら2Fを任されてる男の子のことらしい。
まだ若そーだな。私と同じくらいっぽ。

私の分だけ注文して終わり。

「・・・ヒロさんは何を召し上がるんですか」
「オレはいつものが勝手に出てくるから」

左様で。
なるほど常連て感じですね。なるほどなるほど。

で、出てきたのは。
飲み物は忘れたけど。
食べ物の方は、タコの酢漬け。

「・・・・・・」
「ん?美味いよ。食べる?」
「・・・・ふっ」

ふははははあははははははは(´▽`。

「・・・笑われたし」
「や、ごめんなさい、うん、美味しそうですね、食べてもいーですか」
「・・・どうぞ」
「うふふあははあー面白い」
「オレ、変?」
「変じゃないですよ。何も言わなくても出てくるわけですね」

タコの酢漬けが。

タコの酢漬けが(しつこい


さて。
一応聞いておこう。

「どうして私を誘ったんですか」
「んー?」
「女の子なら他にもいましたよ」
「あぁ。なんか疲れてたでしょ」

(、、 むむむ

「そう見えました?」
「見えた。表情がちょっと。無理に笑ってたっていうか」
「あぁ・・・水曜日って、週半ばだから確かに疲れが」
「だからお疲れ様ーって意味で」
「・・・なるほど。ありがとうございます」


時間も遅いので。
あまりゆっくり食事してませんでしたが。
さぁ帰ろう、ってなったところでもう1度聞いてみた。

「ごめんね、疲れてるのに付き合わせちゃって」
「何故私を誘ったんでしょうか」
「・・・んー」

ヒロさんはちょっと考えて。

「疲れてるみたいだったし。
あと同じ北海道出身だから親近感を感じたっていうか。
・・・あと、単純に好みだったのも」

「最後にもってきましたか」
「最初に言うべきことかな、ごめん」
「・・ふっ・・・・」

あははははははははh(ry

「それはどうも光栄です」
「どういたしまして・・・って違う」

うははははh(ry

あーおっかしー。
というか、仰る通り、ヒロさんは北海道の夕張出身らしい。
私の地元から夕張ってチョー近いのだな。

まぁコッチには滅多にいないね、夕張出身は。

そんなこんなでたくさん笑ったところで。
どうもご馳走さまでした。



2004年12月15日(水)
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