やさぐれ日記・跡地
アルティーナ



 「惑星」

グスターヴ・ホルスト作曲、組曲<惑星>


おそらく「木星」は多くの人が聞いたことあるんじゃないかなーと思う。

金曜日は音楽鑑賞の時間があって、先生オススメの曲や、生徒がリクエストした曲を聴いたりします。


で、先週たまたま先生と目が合って(?
「惑星、聴きたいですね」と私がリクエスト。

「じゃあリクエストした人は休んじゃダメだからな?」

と言われた(何


ちっ( ´Д`)y-~~~ ←よくさぼって練習してる人


や、休まないけどさっ。



ホルストは結構好きです。
「第一組曲」などは吹奏楽のコンクールでも演奏されたりするし。
ダイナミックな曲が多いネ。

彼はわりと最近の人ではないかな(、、
えーと・・・1874年〜1934年か。

「威風堂々」を作曲したエルガーと共に、20世紀初頭を代表するイギリスの作曲家だそうな。



代表作はこの組曲<惑星>どぇす。
これは7つの曲から成り立っている組曲で、それぞれ惑星の名前と副題がついてます。

これがまた素敵なのヨ。


第1曲:火星──戦争をもたらすもの
(Mars,the Bringer of War)

第2曲:金星──平和をもたらすもの
(Venus,the Bringer of Peace)

第3曲:水星──翼のある使者
(Mercury,the Winged Messenger)

第4曲:木星──快楽をもたらすもの
(Jupiter,the Bringer of Jollity)

第5曲:土星──老年をもたらすもの
(Saturn,the Bringer of Old Age)

第6曲:天王星──魔術師
(Uranus,the Magician)

第7曲:海王星──神秘をもたらすもの
(Neptune,the Mystic)


副題は時に「神」に喩えられたりします。
戦争の神、平和の神、快楽の神・・・とかね。

ただし神話に出てくる神の名前とは全く関係なしに作曲されたものだそうで、副題はその曲の雰囲気や特徴を如実に表しています。


平たくセンスなく言えば。

火星は戦争っぽいガチャガチャした曲で、
金星は何か平和っぽいのほほーんな曲で、
水星は浮遊感のあるふわふわした曲、
木星は生命力に満ちあふれていて、天王星は怪しい感じ、海王星はミステリーな感じ・・・・とか(ワカンネェよ


聴けば「あぁなるほど、副題に相応しい曲だ」
或いは「曲想に相応しい副題だ」という感じなのですよ。


1番有名なのはやはり「木星」で、7曲の中で最も評価されているからであり、最も盛り上がる部分です。

「火星」も戦争と名がつくだけあって、とても勇ましい曲なんだけどね。
ちょっとスターウォーズ思い出しちゃったヨ(何故


どの惑星も他にはない魅力と特徴があって、大好きです。


今のところ見つかっている太陽系の惑星は全部で9つ。

上の7つに+地球と+冥王星だぁね。


ホルストが何故、「地球」を作曲しなかったのかは、ちょっと調べただけじゃわかりませんでした。
何でだろうね(、、

自分の生きる惑星故に、表現することを躊躇ったのかなー・・・などと考えるけど、真実はどうなんだろう。


冥王星が含まれていないのは、作曲当時はまだ発見されていなかったからです。
1917年作曲だからにー。

もしホルストが生きているうちに冥王星が発見されていたら、彼はどんな曲を作り、副題をつけたんだろうなぁ。
とっても気になる。

それに、おそらく海王星につけた副題も変わっていたんじゃないかと思う。


冥王星が未発見だった当時、海王星が最もミステリアスな惑星とされていたから。
副題の「神秘をもたらすもの」とあるように、曲作りに影響を与えているんじゃないだろーか。

ちなみに「海王星」では女性合唱を取り入れて、神秘感を表現しておりますよー。



真面目に惑星ごとの説明をしようかと思ったケド。

聴けば感覚でわかるんだよね、うん(ぉ



つーわけで、オススメです(´¬`)

私は音楽鑑賞で聴いたその日に、CDショップへダッシュしました(ぇ
普段あまりクラシック聴くわけでもないんだけど。

暫くBGMはこの<惑星>で決まりデス。



2004年09月12日(日)
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