やさぐれ日記・跡地
アルティーナ



 濁らない言葉

愛の告白だけど、ちょっと違う。



「やっぱり好きですよ」




爽やかで、北の大地を吹き抜ける涼風のようで。
情熱とか激情とか、そういう言葉は似合わない。



言われたら・・・うぅん、その文字を見たら、私。

極上の、とは言わない。
でもささやかな微笑が漏れる。

何だか安らぐ。



その言葉は濾過を重ねて重ねて純粋な物質を得た後みたいな、透きとおったモノで。

限りなく透明で、無色で、私の心に抵抗を生み出すことはない。



澄み渡って、穏やか。


同じ言葉でもこんな印象を私に与える人は、いないだろう。




だから、

「私も好きだよー」


って。
幼稚園児が先行き考えずに、
付き合うとか付き合わないとか、
そういう目算視野に入れずに言うみたいに。


少しだけ可愛ぶって言えてしまったりするんだな。










安心してる。
幸せになって欲しい。








2004年08月07日(土)
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