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2003年07月06日(日) いとこ同志

 まぼぢゃからお知らせがあります。

 『いとこ同志』(1959年監督クロード・シャブロル)を観る。何をやっても上手く行かない主人公シャルルと自分をダブらせてみるが、僕はあすこまで勤勉でも真面目でもマザコンでもない。それとどちらかと言うとこの二人は「同志」でなくて「同士」だと思うのだけれど…。シャルルが好きになった女性をいとこのポールに獲られるシーンで「シャルルとは肌が合わないよ」と言われ、そのまま女性はポールに落ちてゆくのだけど、肌が合うのに一緒に居れない君と僕は何?とブラウン菅の向こう側に問うてみたり。

 いとこと言えば昨日やっていた番組。漫画家の青柳祐介夫人と作家の色川武大夫人の話が面白かった。両夫人とも夫とはいとこ同士。青柳夫人の場合は小さい頃から親が居ないこともあり、父親や兄のように慕っていてそれが大人になると自然に恋愛に発展し、周りの反対を押し切り結婚した。色川夫人の場合は大人になってから親戚の結婚式で再会し、色川の夜遊びや病気(ナルコレプシー:幻覚、空腹、不眠など)で、あまりにも変わり果てた姿に同情半分で同居を始めた。最初は結婚ではなく、あくまでもいとこの関係。その関係がしばらく続き、自分は何なのかと孝子夫人が色川に問い詰め、二人は籍を入れる。それでもいとこの関係は変わらず「誰か好きな人を見つけてもいいよ」と夫人には言ってた。「それでも僕とは離れられないよ」とも。色川が亡くなる数日前、何気なく交わした言葉ではじめて夫婦になれたとお互いは実感する。

 最近、今後のことを厭でも考えさせられる機会が多い。生きるとは、生活とは、結婚とはなど。先日もTさんと永遠3時間くらい電話でこのようなことを話していた。今日、Mさんからもらったメールに答えを出すことが、きっと自分にもこれらのことの答えを出すようなことだと思う。でもね、今の時点じゃ、何て答えたら言いかなんてさっぱりわからないんだ。

 今日は雨の予定が晴れてしまったなぁ。お手伝いをし損なった。おばあちゃん、ごめんよ。


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