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もくじきのうつぎの日社会の窓

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2002年08月26日(月) 絶望と云う名の呑み会

 昨日はふらふらと買い物後、矢ちゃん渋谷くんと呑む。「生ビール200円!」につられ、真新しい内装のお店へ。ドアが開くと加藤和也(美空ひばりの長男)似のスーツの男が出迎えてくれた。まだ20代中頃から後半くらいで、風俗系でお金を貯めた後、自分が出したい呑み屋を出した、と勝手にそんな風に受け取る。その男が注文を取りに動く度に「また、虎が動いた…」と『マネーの虎』のナレーションを矢ちゃんに耳元で真似されるから笑いが止まらない。男の作り笑顔が下手なのも笑いに拍車をかける。

 話題は何故か絶望の話になり、矢ちゃんが「大人になってから絶望したことがない」と言うと、すかさず「大人って幾つになってからのことを言うの?」と渋谷くん。「ねぇ、お母さん。赤ちゃんは何処から生まれてくるの?」みたいな無邪気な質問。「それはね、コウノトリさんが…」とやさしく矢ちゃんと僕が答えるはずもなく「んなもんは、てめぇで考えろ!このスットコドッコイ!!(ちょっと誇張気味)」と突っ込みを入れる。
 話しているとやたらと渋谷くんは定義をしたがる。「これはこうなるからこれで、ここまではこうだから…」と。それはそれで間違っちゃあいないのだけど、その先が見えて来ない。自分の考えで人をねじ伏せようと思う情熱もなければ、厭味もない。それはそれで彼のやさしさなのだけど。
 僕は22歳の夏に絶望した。はじめて付き合った恋人にフラれ、毎日彷徨ってばかりいた。何をするでもなく、朝まで起きていたり、何かをぼうっと考えていたり。かと言って誰かに逢い、気持ちをさらけ出すのも厭だった。全てを放り投げてしまえば良いのだけれど、どれもこれも手放せず要らない物をかき集めてばかりいた。周りのどいつもこいつもがクソに見えて仕方がなかった。
 そんな中、メンバー募集で他人の音楽のベースを弾こうと思った僕はあの時、何処へ行こうとしたのだろうか。そのメンバー募集で電話をかけたのが矢ちゃんであり、この出逢いを導いていたから、夕の何でもない呑みへと繋がる。それもこれも偶然と必然の不思議。この3人の果てしない話は続く。

 今日は職場のメンバーで会議…とは名ばかりの焼肉大会。しっかし、誰もがほとんど食うだけで焼かねぇんだ、これがまた。レバ刺しはニンニク醤油よりゴマダレの方が断然美味いことに気付く。
 頭痛は薬を飲んでいる所為か、ここ2日ばかり全くしないようになった。身体が健康って本当にすばらしい。


パフェえいじ。しっかし猫背だなぁ…。


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臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

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