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■ まあいいか
Kはどんどん語彙を増やしていて、と以前だったら言っただろう。 語彙の数だけでない、もっと広く、言語能力とかコミュニケーションの力と言った方がよさそうな、とにかくそういったものを、日々身につけつつある。 文の構成としては三語文、でもその中に語を並列させたり(「と」でつないでみる。「あかとーあおとーきいろとー」などのように)もするし、一瞬四語文かと思うようなフレーズも出る。 そのうちぺらぺらしゃべるようになるのかしらん。あたりまえのように。そう思うと、贅沢にも急に、まだややつたない言葉の時間が惜しいように思えてくる。成長を喜びつつただ今の幼さをいとおしみまた成長を喜び幼さをいとおしみ……以下エンドレス。
もう1ヶ月くらい前の某日。 気がつけば傍らでKが本の入った紙箱を噛んでいた。角はぼろぼろだ。 あー、おかあさんの「だいじ(大事)」なんにー。もうー。 まだ新しい本だったし、やや大げさに泣きを入れるように悲しんでみせる。 あーあ。 と、なにやらつぶやく声。
「こまったねえ〜」
そうだ、確かに、こまったよ! こまったこまった! ひとごとかい! そうだひとごとだ。紙箱くらい別にいいか。いいや。
おかしくなって、それでおしまい。
2008年08月10日(日)
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