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みんみん



 気がついたら

2週間くらい経っていました。こんなに放ったらかしだったのは初めてです。
細かい毎日のことはヤプース(fbwm)で更新中です。
遅ればせながらカメラ付き携帯で遊んでいます。


省エネモードで営業中ですが、夏なので小説も読みます。
昔からなぜか夏になるとまとめて小説を読みたくなる。あぢー、と思いながら読むのがいいのです。
最近はこれまた遅ればせながら鷺沢萠をぽつぽつと読んでいます。なぜ読みはじめたのか動機は忘れました。
敢えて挙げるならば、
・考えてみたら世代が近い(鷺沢さんは学年でいうと2つ上)。
・以前お世話になったある方(頭がいいというのはこういう人のことを言うのだ、と思った方は2人くらいあるのだけれど、そのうちの1人)が、かつて「いい」と仰っていた。
・在日韓国人および韓国人について書いている(鷺沢さんの父方の祖母が韓国人)。
といったところが思い当たります。

ドラマ「東京湾景」はどうなのでしょうか。
原作とは全く違うようです。最初の1、2回だけ観て、期待したい気持はものすごくあったのに、あまりにもつくりが酷すぎて、好意的に観ようにもついていけませんでした。
そんな○○はいません、と言われても、本当にリアルに作ってしまうと、フツーすぎて面白くなく、扇情的でない、というようなことが起こり得ます。
途中で問題がねじれてきているように思ったので、あ、車線変更したのね(というか、実は本題ではなかったのね)と見なしたら、まだ実は本線にいました、というようなことがあるように思え、一体どうしたいのかなあ、と、その後観ていないので何とも言えません。
デリケートになるべき部分で雑すぎて、ラフでいいところが神経質な気もします。


最近買った本は、

▼『まど・みちお全詩集(新訂版)』(理論社、2001)
詩は。谷川、モダニズム、まど・みちお(『枕草子』ものづくし風に)。
800ページで5,775円。こういう本を「安い」というのだと思います。こういう買物は本当に楽しい。
詩(集)は余白もあってこそ、と思っているけれども、全部読めるならがまんします。詩人の全集を買ったのは初めてです。

▼菊地成孔『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール−−世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間
−−』(小学館、2004)
既にweb上や雑誌等で公開されたテキストについては、殆どフォローしていたので、目新しいという感じでもないのですが、やっぱり買っておいた方がいいかなと思って買いました。
富山の本屋には置いていなくて、上京した折にでも買おうと思っていたけれども、本屋に行く余裕すらなくて、結局クリック一つで買ってしまいました(ちなみに私はどちらかといえばbk1ユーザーです)。
こういう言い方はいかにもであれですが、第一作(『スペインの宇宙食』小学館、2003)の方が装丁も文章もタイトルも好きです。しかしいずれにせよ、こういう(文体の/内容の)文章を、振り回されたりせずに好きなように楽しむなんてのは、すごく若くはないことの良さだと思います。

2004年07月30日(金)
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