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みんみん



 団体行動

昨日。
珍しくりー氏とお出かけ。
市民プラザに行きたいと言われ、そのご近所の国際会議場の駐車場に車を入れて地下から上がってきたら「盆栽展」とあった。これが観たかったのかー、となぜか思ってしまった。
せっかくなので拝見する。県内の愛好家自慢の鉢が大小一同に、ということのようだ。小さな檀(まゆみ)の鉢に薄桃色の実がなっていたのがとてもかわいらしく、印象に残った。

お隣りのブロックにある市民プラザで、TOYAMA ADC展・富山デザインフェア2003(日本パッケージデザイン展)を観る。同じ階の複数ギャラリーを使って同時開催されていて、ADC展は富山のデザイナー作品限定、デザインフェアの方は国内の代表作優秀作、ならびに、協賛企画として富山のデザインいろいろが展示されていた。
ADCはともかく、デザインフェア・ローカル部門の方は、*デザイン*といった観点から見れば、母集団が少ない中からとにかく出してならべましたというような印象があったことも否めない。機能は果たしているわけだし、いざ作るとなると大変なのは言うまでもないのだけれど(言うまでもない、それはわかっている)、一緒に並んでいるのがメジャーというか、よりにもよって選りすぐり作品ぞろいなだけに、どうしても差が出てしまう。
地元の美術系学生向けのコンペもあり、テーマに沿った作品がいろいろと並んでいた。自主的に応募というよりも授業の一環で応募という雰囲気をみてしまったが(テーマの了解とか解釈の仕方も人それぞれだ)、悪くない趣向のものも中にはあって、それは浮き出てみえた(と思ったら最優秀作だった)。

それから近代美術館に行き、ポスタートリエンナーレ富山展を(やっと)観る。館内リニューアルしてからは初めての近美行き。
図書室があったり学芸員室があったと思しき中二階は、常設展コーナーとして拡充されていた。こどもの遊べるコーナーもあった。三重県立美術館あたりを髣髴とさせる趣向(そういう方面ではたぶん有名なんだろうなあ。>三重県美)。

次に郊外のショッピングセンターで開催されていた古本市に行く。
ざっと見たところ、私にはあんまりお目当てのものがなく、ひとめぐりしたところでお茶を飲んでいた(とは気づくまい)。りー氏は、とりたてて珍しくはないがそれなり有意義で高価な本を割安に買う、というタイプの買い物をした模様。
それからたこ焼きを少し食べる。

外で晩ご飯を外で食べようとしたがいまひとつピンと来ず、家にあるものを食べる。


日曜日。
免許の更新をしに行く人と家の中で自業自得の焦りを募らせる人と。
りー氏の買い物に出かけるも結局目的は果たせず。実家から栗ご飯をもらったので、おかずだけ買って帰る。

届いていたメールを読む。いい大人が自分の保身にのみ走ろうとするのはあまり「見よい」(祖母がよく使う言葉。見ていて快い、の意)ものではない。もちろん私の中にだって自分の身を守ろうとする心はあるし、利己的な自分もいる。誰の中にもあるだろう。志の高さとはまた別に日常の生活というものがある。それはわかるけれど、大人(先に生まれた者)としてあるべき姿というのもまたあるのではないか。
などと思う。

日曜日の夜はまたしばらくブルーだ。

2003年10月05日(日)
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